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未来の王は姿を隠す   作者: 水無月 霊華
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廊下での騒動

 俺は今、入学式が終わり教室に向かっていた。

 あちこちから視線を感じるのだがおそらくは外部生が珍しいのだろう。


「キャー!生徒会の皆様よ!今日はこちらの校舎にいらしていらっしゃるのね!」


 俺がそんなことを考えながら歩いていると突然背後から悲鳴が上がった。

 俺は驚いて振り返ったのだが後ろからキラキラした集団(入学式の壇上で見たのでが、生徒会らしい)が歩いて来ているのを見て直ぐに前に向き直り、足早にその場を立ち去ろうとした。だが、それはできなかった。

 俺が向き直った先には、教室に向かっていたはずの生徒たちが一斉にこちらに押し寄せてきている姿があった。

 俺はそれを避けようとしてとっさに壁によったのだが完全に避けられず、結局人の波に飲み込まれた。



 そのまま人の波に流された俺は今、集団の中央付近にいた。


「白宮お兄様、先ほどのご挨拶素晴らしかったです!」

「赤井様、今日はどうしてこちらに?」

「黒宮様!今日はいらしてらしたんですね!お疲れ様です!」

「土御門様、お忙しくなければ今日はクラブの方へいらしてください!」

「氷河お姉様、いつも生徒会のお仕事お疲れ様です!」


 中央では生徒会が生徒たちに囲まれ次々と話しかけられていた。

 俺は正直、「うるさい。」と思った。女のキンキン声だけでもそう思うのに男のデカイ声もあちこちから聞こたからだ。それに俺は生徒会に気付かれる前に早くここを離れたかった。

 すると俺のそんな思いが通じたのか、先生が来てから生徒たちに教室に入るように促してくれた。


 はぁ、やっと教室に行ける。



 その後、教室に着いた俺は自分の席に座ったのだった。




小説の間違いを一部編集しました。すいません。


白宮様お姉様→白宮お兄様

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