表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
虚構の男  作者: HYG
6/17

虚構の男6

 berryverse 日本リージョンのメインロビーはさまざまなアバターでごった返していた。少なくとも、そう表現するのが適当だと雅臣は思った。何せ見渡す限りに、いずれかのプレイヤーが操作していると思われるアバターが立っており、そんなVR空間が延々と広がっているかのように見えたからだ。それらのアバター達は、ある者はグループを作ってチャットをしたり、ある者は何かを探すかのように歩き回ったり、そしてある者は雅臣と同じようにただその場に佇んでいるだけだった。

 先日、神田に勧められて作成したアバターが意外と早く役に立ったな、そう雅臣は思った。そのアバターは、実写系モデリングで“M.Oome”というアカウント名だった。これは雅臣自身の名前を多少もじってつけたアカウント名で、それ以外には特に意味もなかった。この実写系アバターが珍しいのか、行き交う他のプレイヤーは皆、雅臣のアバターを一瞥する。確かに、ここは日本リージョンと言う事もあり、ジャパニメーション系やカトゥーン系、ゲームキャラクター系のアバターを使うプレイヤーが多かった。あるいは、時間帯のせいだろうか。平日の夜ともなれば、バースにINして仕事をする時間帯ではなし、そんな旧世紀のジャパニーズビジネスマンような連中はもう死滅して久しい。今のこの時間、プレイヤーの大半は日中の憂さを晴らす目的でここにINしてきているのだろう。恐らく、雅臣の様な実写系アバターを使うプレイヤーも他にいるのだろうが、今の時間帯に雅臣は視界内にはそれらしきプレイヤーを見つけることはできなかった。

 雅臣――のアバター――は何気なく視線を上げる。メインロビーの上のほうの空間には、多数のポップアップウインドウが所狭しと浮かんでいた。それらポップアップウィンドウには様々なきらびやかな広告が表示さている。基本無料の謳い文句で提供される多彩なコンテンツ。これは、うかつに選択したら面倒なことになりそうだ。そう思うと雅臣は、仕方なしに視線を落とし今度は思考コマンドでヘルプメニューを呼び出す。そして、空間に表示されるヘルプメニューからアカウント検索の項目を探し出した。まさかと思うが、意外とこの検索でBOGEYDOG本人が見つかるのではないか。ヤツが日本リージョンをメインの活動場所としているのは、調査報告書を見る分に確かな事だった。何もしないよりはましと思い入力欄に“BOGEYDOG”と入力して検索を実行する。検索結果は67件の該当と表示された。これは、今現在berryverse 日本リージョンにINしているBOGEYDOGというアカウント名の数を表しているのだが、このまま自分の脳みそひとつでこれらの中から目的のBOGEYDOGにたどり着くのは現実的ではない、雅臣はそう思った。しかも、この検索結果は単にこの時だけの結果で、時間と共にINしているアカウントが増えたり減ったりもするだろう。もっとも地道な作業になるが、手あたり次第に一つづつ確認していく方法が悪いという訳では無い。だが、この膨大な情報の奔流の中から、どうやってBOGEYDOGに接触して首に鈴をつけるか。BOGEYDOGという名前なのに首に鈴をつけるとは、何とも下手な洒落だな。しかし、なにかもっと効率の良い方法があるはずだ。

 雅臣は思考を切り替え、ヘルプメニューからberryverse 日本リージョンについての項目を参照することにした。簡単に手に入る情報なら取得しておいても損は無いだろうし、まずは手あたり次第でもいい、元々そのつもりで今日はINした訳なのだから。

 berryverse には北米リージョン、欧州リージョン、日本リージョン、アウターリージョンの四つの区域がある。これらのどのリージョンにプレイヤーが参加するかは、アカウント作成時の位置情報によって分けられるようになっていた。つまりそれは、先の戦争での同盟国とそれ以外と言う括りである。北米、欧州、日本の三つのリージョンの制限が緩いのに対して、アウターリージョンではプレイヤーは様々な制限が課せられることになる。例えば、アウターリージョンから先の三つのリージョンへのアバターやデーターの移動や通信は、制限または禁止とされていた。

 berryverse の各リージョンはパブリックエリアとフリーエリアで構成されおり、日本リージョンも同様の構成となっていた。

 パブリックエリアはそのリージョンの顔とも呼べるエリアで、メインロビーから直接往来できるため、一番プレイヤーが集まるにぎやかなエリアとなる。そのためここにはVRの証券、為替、先物の取引所、銀行、商社、不動産業者、メーカー及び有名企業のVR支店の他に、カジノや劇場、コンサートホール等があった。これらの施設やVR店舗は、ほとんどがberryverse の公共施設であったり、有名企業が出店したVR店舗である。企業や個人は出店料を支払いさえすれば、誰でもこのパブリックエリアの空いている座標に希望するオブジェクトを配置することが出来た。そしてこのパブリックエリアへの出店料はそのままberryverse の運営会社であるCyberry社の収入となっていた。

 フリーエリアは永遠に構築中のエリアと表現するのが近かった。このエリアは単に電脳座標が設定されているだけで、そこに有志のプレイヤーが制作したオブジェクトの配置が行われているだけだった。出店料もパブリックエリアと比較すると格段に低価格で、座標一点の出店料は1bv$(ベリーバースドル、日本円で約110円前後)ほどで済む。ごくまれに、フリーエリアに配置された有志作成のオブジェクトがコンテンツとして価値があると判断された場合は、運営や企業がそれを買い上げてパブリックエリアに再配置することがある。従い、フリーエリアは有志にとっては制作物の展示販売場としての意味合いも持っていた。その他にも、フリーエリアの座標をパーソナルスペースとして利用するプレイヤーも多く存在する。berryverse 内で手に入れたアイテムや電金を保管する際のパーソナルスペースとしての利用だ。ただ、これには気を付ける必要があった。窃盗を生業とするクラッカーの存在がそれである。そのため、個人が利用しているパーソナルスペースは大抵の場合セキュリティソフトを設定するのが良しとされていた。

 雅臣がこれらのヘルプメニューを参照していると、視界内に突如アイコンが表示された。『詳細表示』雅臣は思考コマンドで、そのアイコンの詳細を表示展開させる。それはどうやら、他のプレイヤーからフレンド申請がされた時に視界内に表示されるアイコンのようだった。申請者のアカウント名は“Yoko”と表示されている。雅臣は何が起きているのかを理解し、申請を許可した。

『お待たせ!』すぐさま飛び込んでくるダイレクトチャットメッセージ。雅臣はアバター越しに辺りを見回す。するとそこには――それと一目で分かる――洋子のアバターが立っていた。それは以前、洋子が雅臣と初めて通信接続をし始めたころ視界内に表示させていた実物頭身の実写系モデリングアバターだった。雅臣のアバターと比較して実物の身長に換算すると多分160㎝を切るぐらいだろうか。

『……』雅臣は一瞬ダイレクトチャット――アバターに実装されている機能を使用する点を除いて入力方法は思考チャットと同様――で何を告げようか混乱してしまった。

『なに? どうしたのよ』そんな雅臣の様子を察してか、少し強い調子で尋ねてくる洋子。

『いや、何と言うか、そのアバターにはあまり良い思い出が無くってな』

『ふーん……』だが、洋子は雅臣のその答えには特に興味がなさそうな反応だった。そして洋子のアバターの手が雅臣のアバターの手を掴む。『じゃあさ、これはどう?』

 柔らかい人の手が握る感触、雅臣はそれが普通の感触に思えることに奇妙さを感じた。もちろん、それが疑似的な感触にすぎ無いことを理解しているのだが、脳に入力される情報は全く違和感を生じさせなかった。さらに洋子のアバターの仕草や動作があまりにもそれらしく見え、それが雅臣の猜疑心を一層かきたてていく。雅臣が未だに洋子の正体を掴みかねているのもその一因ではあった。本人に直接聞くような真似はしないものの、少なくともネカマには見えない、そう雅臣は思った。そして、こうやってVRの世界とは言え実物らしきもの、近いであろうものを目の当たりにすると、洋子が雅臣自身に語っている情報は本当に正しいのではないか? そう思えるようになった。しかし、それこそが雅臣の意識の根本にある違和感としてより大きなものとなっていくのだった。ハッカーと言う人種が、そうもやすやすと自分の情報を他人に知らせるわけがない、これが雅臣の経験則から来る考えでもあったからだ。

『遊びに来てるんじゃないぞ』雅臣のアバターが洋子のアバターの手を振りほどく。『真面目にガイドしてくれ』

『ここでそんなこと言っても全然説得力ないんですけどー』不満が見て取れるメッセージをとばしてくる洋子。

『そうは言ってもなぁ……』

『楽しめばいいじゃん。みんなそのために来てるんだしい、そんな調子だと浮いちゃうよ? そのほうが全然不自然だよ? 目立つよ? ここはその為だけに作られたんだから、そうするべき!』

 洋子の指摘は一々もっともだった。それに実際のところ、捜査をはじめたらなら悪目立ちするのは避けたほうがよい。そう考えるなら、今使っているアバターは失敗だったかもしれない。いずれはアバターを変更することも考慮するべきだな。『わかった、わかった』

『わかればよろしい!』そう言うと洋子のアバターが再び雅臣のアバターの手を取る。そして、その手をひっぱって走り出す。雅臣はアバターの引かれるがままに任せた。二人のアバターはそのままメインロビーにある巨大な入口――エントランスゲート――へと向かった。ここから先は日本リージョンのパブリックエリアとなっている。雅臣と洋子のアバターは、他のプレイやがするのと同じようにエントランスゲートをくぐった。



 日本リージョンのパブリックエリアには、いかにもと言った光景が広がっていた。エントランスゲートから入ってすぐに広がる見渡す限りの日本庭園と、それを取り囲んで林立するわざとらしい和風建築と高層ビル群のオブジェクト。外国人にウケのよい日本はいつも旧世紀オリエンタルであり、メイドインジャパンなのだなと雅臣は思った。エントランスゲートから同様にパブリックエリアへ入ってきた他のプレイヤーのアバターも、それぞれが各々の方向へと進んでは消えてゆき、またはその場でリンクポイントを開きかき消すように消えていった。

『日本リージョンへようこそ』突如雅臣のアバターのすぐ近くに表示されるポップアップメッセージ。雅臣はこれを理解してメニューを開くと、メッセージ通知機能の自動通知設定をオフにする。続いて地図メニューを開くと、アバターの移動先をパブリックエリア内の繁華街に設定し、歩き出すアバターに身を任せる。

『とりあえずどうする?』洋子が思考チャットで問いかけてくる。併せて、洋子のアバターも雅臣の後をついてくる。いつの間にか握られていた手は離れていた。ゲート通過時の読み込み処理のせいだろうか。

『そうだな、その辺をうろついてみようかとは思っているが……』雅臣は答えあぐねいた。その場の思い付きと勢いだけでINしたのだから、それは当然の事だった。やはり考えなしの行動は、単なる時間の浪費でしかないと雅臣は悟った。なにか良案のヒントになるかも知れないと思い雅臣は洋子に問いかける。『洋子はここには詳しいのか?』

『一応、一通りは見て回ったわよ』

『そうか、それは頼もしいな』

『ところで、電金はいくら持ってるの?』それは突如話題を切り替える洋子のぶしつけな質問だった。しかしながら雅臣は彼女が言わんとしていることが理解できた。雅臣は、アバターのウォレットに入っている金額を確認しつぶやく。『100bv$ある』

『……まぁ、何とかなるでしょ!』洋子はそれ以上何も言わなかった。もちろん雅臣も、この金額ではここでは何も出来ないだろうことは容易に想像できた。『その言い方から察するに、少ないか?』

『うん』

 結局のところ、バース内のサービスやコンテンツを楽しむのには電金がものを言う。初めてアカウントを作りバースにINしたところで、ただそれだけならば、まずは無料コンテンツを楽しむくらいが関の山だ。そして情報を集めるにしても、何か行動を起こすにしても、電金があるとないとでは大違いだ。『手っ取り早く電金を稼げる方法とかは、あるのか?』雅臣は率直にたずねた。

『ちょっと! ストレート過ぎてウケるんですけど』

『そう笑ってくれるなよ。真面目にお前しか頼れないんだ』

『ごーめん、ごめん』そう言うと、洋子は雅臣に大まかな電金の入手方法を説明する。洋子が言うには、電金の入手方法はほぼ三通りになる。

 大半のプレイヤーは、自身が持つ実社会の銀行口座からバース内の自身の銀行口座に電子送金し、その後に口座残高を電金に両替する方法をとる。この手続きに関する通信はバースが通信セキュリティを保障するので、一番安全な電金獲得方法とも言える。少なくとも、この件に関するトラブルについて過去に雅臣が耳にしたことは無かった。

 次に手軽な方法は、あらかじめ電金を購入しておいて、INした時にその電金に紐づけられたコードを入力しバースで電金を使える状態にすることだ。クレジットカード情報や銀行口座番号や現住所等の個人情報のやり取りを行いたくないプレイヤーは、主にこの方法で電金を手に入れる。

 最後に手軽ではないが、誰もが電金を入手するために取る方法は、バース内で電金を稼ぐことだった。例えば、イベントのサクラとしてそこに集まり時間を消費することで、イベント運営企業からいくばくかの電金が支払われる仕組みだ。単純に時間の切り売りとも言えよう。そうやって集めたわずかながらの元手で、商取引やギャンブル等の一発勝負に出て大もうけするプレイヤーもいる。廃人と呼ばれる人種は、主にこの電金獲得方法を選択する。

 そんな洋子の説明を聞いているうちに、二人のアバターはパブリックエリア内の繁華街に到着する。低層から高層まで何階層かに重なる通りと、それに接する和風建築と高層ビル群のオブジェクトは近くで見るとより圧倒的であった。通りに接する店舗は多彩できらびやかに光り、そこへさまざまなプレイヤー達が吸い込まれ、吐き出されていく。上を見上げると、広告ウィンドウが所狭しと漂っている。その合間を、飛行船や航空機やスピーダーを模したオブジェクトが飛んで行く。

『で、その方法だと日にどれくらい稼げるんだ?』元手が要らない三番目の電金獲得方法について雅臣が洋子にたずねる。

『うーん、そうねぇ……』洋子のアバターが上空の広告ウィンドウ群を指さして答える。『起きてる間中ずっと、あの辺の広告キャンペーンを消化して稼いでせいぜい5bs$って所かなぁ』

『5bs$!』

『うん』

『なんでそんなに安いんだ?』雅臣は質問にやるせなさを隠しきれなかった。

『キャンペーンミッションを達成しても即日即金でサービスポイントがもらえるわけじゃないのよ。ほとんどがミッション達成三十日後にポイント払いとかなの。それに即日払いミッションは注意してないとすぐに枠が埋まってキャンペーン終了になるわ』

 洋子の説明も、もっともだと雅臣は思った。企業だとて利益を追求しなければならないのだから、必然ここでは通貨と同等に扱われるbv$ポイントをそう簡単に配るわけがない。なるべくプレイヤーの時間を浪費させて、プレイヤー達の判断力も曇らせ、損切のタイミングを見失わせるようにしないとならない。それだけ、ここのプレイヤーたちは電金に対してシビアに過ごしているのだ。頭では理解できるのだが、雅臣は苛立ちを抑えるのに努力を要した。

 あたりを行き交う他のプレイヤーたちは皆、そんな雅臣と洋子に一瞥をくれては通り過ぎていく。それに気づき冷静さを取り戻すと、雅臣は通りの脇に寄ってから辺りを見回した。見渡す範囲内には様々なショップや人だかりが見受けられた。あれら全部が何なのかチェックして回るのも、かなりの時間を要するだろうと雅臣は思った。

 明確な捜査方針はやはり後日に笹野と打ち合わせをする必要がある。河邉たちが生前に作成した捜査報告書の細部についても詰める必要があるだろう。そう思いながら視線を動かすと、雅臣はひときわ活気づいている一団を目にした。『洋子、あの連中は?』

『あれはさっき説明した廃人達ね』

『何で分かるんだ?』

『普通のプレイヤーならあんな風にして電金を稼ごうとしないからよ。どう考えても効率が悪いもの』

『どうして効率が悪いんだ? けっこうプレイヤーが集まってるように見えるが』

『あれはMMORPG“下剋上”ってゲームよ。足軽役のプレイヤー、簡単にいうとサクラを集めてるのよ』

『稼げるのか?』

『それなりには稼げるんじゃあないかな。まぁ、せんせーには合わないと思うけど』

 俺には合わない、それはどういう意味なのか、洋子はどうしてそんなことがわかるのか雅臣は理解しかねていた。確かにMMORPGなるものは存在ぐらいしか知らないし、別段興味があるという訳でもない。それを察しての事なのだろうか。あるいは、ゲームと言うだけあってプレイをするのが下手だと思われているのだろうか。

『洋子、俺はあれをプレイするぞ』そう言うが早いか、雅臣のアバターは“下剋上”のゲートへと向かった。

『え?』洋子のアバターの顔が真顔になった。洋子は一瞬何が起きたかわからなかったが、我に返ると急いで雅臣のアバターを追いかける。『ちょっとせんせー、本当にプレイするの?』

『ああ、遅かれ早かれここに馴染むには色々やってみなきゃあならんだろうしな』

『でもいいの? きっと難しいよ?』そう言いながらも、洋子のアバターは薄笑いを浮かべていた。察するに洋子は多分このゲームをプレイしたことがあるのだろう。

『嫌なら外で待ってても良いんだぞ』

『とんでもない。ガイド役なんだし、あたしもご一緒しますよー』

そう言いながら二人のアバターはMMORPG“下剋上”のゲートオブジェクトをくぐった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ