イ~ハァ~!!!獣人と探した物
ハローハロー、サガでっせ♪
ついに、立てるようになりました~♪(現在二歳)これで本棚の高い所まで見えるぜ。
「さてさて、今回の本は~?」
お、『獣人の全て』って本がある!今回はこれにしよう。
ふフムフム、獣人の種類は動物等と同じようにネコ科、イヌ科として分けられるらしい。
獣人の知能はさほど高くないし、魔力も余り無いらしいが、獣人は運動能力が高く、犬や猫のような人の近くで適応できる種族は知能が高くなっているらしいし、狐と狸は魔力を人より持っていて、エルフと肩を並べる程であるらしいのだ。でもたまに他の獣人でも多く魔力を持っているらしい。
んで、次は『種の固定』と言うものがあって、それは魔力を余り持たない獣人が人に対抗しゆる力の『野生の遺伝子』と言うものを発動させるに当たって重要な事である。それは、まず自分の子供には『野生の遺伝子』が有ってもまだ使えないので、親は子供に自分の体液や体毛等のなんでもいいから遺伝子を送ってやる必要があり、その遺伝子によって『野生の遺伝子』が親の遺伝子と反応し発動できるようになるのだ。具体的に言うと、血でも何でもいいから遺伝子を自分に入れろ後はなるようになる。といった感じだ。
だが狐と狸は何と『種の固定』をした後に他の種族の『野生の遺伝子』入りの物を摂取すると、見た目や『獣化』等が遺伝子の持ち主の種族と同じ姿を取れるようになり、さらに何種類にもなれるのだ!!!
でも、その昔の事だが。獣人と人は戦っていたのだ 結果は獣人の負けで奴隷として人の住む王都や帝国に連れて行かれて、重労働を強いられたり、捨て駒にされたり、慰み物として使われたりとしていたのだが、ある日一人の権力者『ペル・ケル=マルクル』のお陰で獣人の人権が約束されたのだ、だがその権力者は数ヶ月後に無実の罪に問われ、死刑になったのだ。その後日獣人達によって『救世主ペル・ケル=マルクル像』が設立されたらしい。
「ほー、スゲーな。つーことはなに?この家は実力だけでここまで出世したってこと!?」
差別が無くなったとはいえ、まだ多少風当たりが強い昔ではとてつもない偉業だな。
「ふー今日はこの辺にしておくかな?」
そして今日が終わった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一年後………
「あったぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
何が有ったって?フフフーそれわだねー
「『我見たり、古の魔導書』だ~!!!!」
誇ったように本を掲げ、意気揚々として本を開く
バッフ~ン!
「ケホッコホッ……ホコリっポイなこの本は!」
次は慎重に開く、さてやり方は~?
これを見ている者よ、闇の使い方はまず自分の影、すなわち暗い過去、闇を思い浮かべ吐き出す感じだ、そして光の使い方はまず自分の光、すなわち明るい過去、希望を思い浮かべ打ち出すような感じだ。無は余り薦めない、必要とする魔力が尋常ではない、それでもやるなら教えよう、まず自分の2つの思い『光と闇』この2つをぶつけ、消し飛ばすイメージだ。さぁこの深みにはまりし者よ、光と闇を使い、無すら越え人生を謳歌せよ!!!
「ほぅほぅ、やってやるぜ☆」
んにやりぁ~……………………………ポンッ!
「あ、出来た」
まさか、ここまで簡単に行くとはと驚いた、だがこのときにサガは忘れていた、あの本にある深みにはまりし者の事を、だがそれを知るのはまだ遠い話。