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初めまして

はいー!ここからセシリアが若干壊れて行きます!いつもの、丁寧な口調が、パニックになって心の中も素の状態です!!

目の前にはものすごーくイケメンさんです。そのお方が、胸に手を当て腰をおられております。まぁ、すごく絵になりますのね!!

深い青色の服に金糸と銀糸で細やかな刺繍が施されていて、その印象はまるで夜空を思い浮かべるようなものです。


……えっとー、この人が公爵様?まぁ、全然知ろうとしなかった私がいけないのですけれど……。思ってたより若いですわね!!20歳ぐらいかしら?


公爵様と結婚って聞いてから、40ぐらいのおじ様あたりとかとばかり…。ちゃんと聞いていたら良かったわ〜!!



………いけませんわ!!お返事というか、お顔をあげてもらいませんと!!


「お初にお目にかかります。セシリア・ダルトンと申します。何かと不手際もございましょうが、よろしくお願いいたします」

と、ここでドレスの両端を軽く摘み、うつむき気味で少し膝を折るという、淑女のあいさつ。で、よろしいのですよね?


顔を上げると公爵様も顔を上げていました。この部屋に入ってくるときも、思いましたが、やっぱり背が高いのですね。お父様やお兄様は他の人と比べて、すごく背が高いのですが…同じぐらいありますわね。


あまり、目を真っ直ぐ合わせるのは良くないので、こっそり観察です!!足元から徐々に視線を上げていきましょう!髪の色は、黒。つやつやとしていて柔らかそうですわ…。目は髪とよく合う、暗い青。思わず吸い込まれてしまいそう…。


お父様やお兄様に負けないお方は、あまり見ないのですが…。それに目の前に立たれると、背のあまり高くない私には軽い壁のようですわ〜。


「私の、頭に何か付いていますか?」

と、公爵様がにっこり。他のお嬢様が見ると、一目で虜になりそうな甘い笑顔です。しかし、家族というイケメンを毎日見て、耐性のある私には利きません。とゆうか、見てたのバレてました……こっそりと見てましたのに……。


「いえ、背がお高いのだと思って」

「あぁ、そういうことでしたか。私の家系もあなたの家系のように、背が高い者がおおいのです」


へぇー、そうなんだ。と思って聞いていたら、急に

「こわいですか?」

と聞かれました。少し、仰った意味が分からず、考えましたが

「いいえ、慣れてますから」

とだけ答えました。


「そうですか。それは良かった」

この人もお父様たちのように、威圧感があるとか、何とか言われていたのでしょうか?まぁ、背の高い人なら有りがちですからね〜。


こっそり見てたのがバレてから、無礼も承知で、結構じっくりと見させていただきました!!やっぱり、生まれの所為なのでしょうか?貴族感バリバリです。でも、言い意味でですが……。


今、話したり見たりしていく中で、やっぱりあの疑問が浮かんできましたわ…。会ったこともなければ、話したこともない。彼が何か訳ありで、あまり社交界に出ない私を目当てに来たのかと思いましたがそうも見えません。


何で私なんかを、公爵家に入れようと思ったのかな…?という疑問だけが、ぐるぐるぐるぐる頭を回っています!


頭がごちゃごちゃして、答えを見つけるかのように、公爵様をじっと見ました!それはもう、穴があくぐらい!!


‘くすっ’


あら?今笑いましたか?えっ、何で?そんなに変な顔してましたかしら?


「すみません、お嬢様と2人で話してもよろしいでしょうか?」


「はい…!!どうぞどうぞ!!」


「では、行きましょうか?セシリア嬢」


はっ!!えっ、何が?何で皆こっちを見ているの?


「さぁ、行きましょうか。私と少し散歩に付き合って下さい」


はっ?いやいや、ニコッと笑われましても……?どうなってるの??


と、反応せずにいたら、手を取られてキレイにエスコートされながら外に出てしまいましたわ!何という早技!!


外に出ると、公爵様は我が家から町に向かって伸びる道を歩き出してしまいました。行動早いですね…。

はぁ、歩きながら頭の整理をするべきね……。



また、中途半端で止めてごめんなさい!!

セシリアのために言っておきますと、この子は大人しいキャラじゃないです!!これから本性が見えてくると思うので(?)お忘れ無きよう!

もう一度言います!!大人しくないです!

外面だけですからね~。

次はお散歩ですね。書きます!頑張ります!

では!

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