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初対面

さてさて、一夜明けました!!

ダルトン家の皆さんのご様子はどうでしょうか?


チュンチュン、チュンチュン…


「うぅーん、はふ」

おはようございます、鳥さん。私は毎日鳥さんたちの可愛らしい声で起きるのです。


普通の貴族様方は使用人に起こして頂くそうなのですが、この家には多くの使用人さんを雇うというようなお金はごさいませんので、屋敷には2人の使用人さんしかいません。


執事のロックに、家政婦のアシュリーです。この2人はとーてーも優秀(しかも、超美形!!)でございまして、私たち家族からの信用も、ものすごくたかいのです。(というか、この2人しか、いらなーい。って感じです!!)


身の回りの事は自分でやる!!というのはダルトン家では、当たり前です。


ですから、私も着替えなくては…。



ん?まてよ…??えぇーーーっっと…。あっ!!昨日は色々とありました…よね?夢…ではないですよね。夢ねー、いや…夢かも………。

公爵様なんてお方が私なんかを奥さんにしようという事があるわけないのですよ!いやー、私、結婚願望あったのかなー?


まぁ、変な夢を見ましたわ…って事にしておきましょうか!!


さて、朝ご飯、朝ご飯!!と繰り返しながらダイニングへ直行です!


「お母様ー、今日の朝ご飯はなぁにー?」

と、聞きながらダイニングを見ると、あら珍しい。みーんなもう起きていますわ。お兄様は眠りの魔神のようなお人ですから驚きです。


「どうなさったのですか?こんなに早く起きて」

と言うと、お兄様がはね上がるように顔を上げて

「どうしてって、お前…。今日は公爵様が来るから色々と準備がいるだろう」


…公爵……様?や、やっぱり夢じゃあ無かったんだ……。夢だと思いたかった!!


私がそんな事を考えていると

「そうよー、セシリア。だから早く食べてね!!あっ、今日はあなたの好きなかぼちゃのスープよ。それ食べたら、色々と準備するわよ。アシュリーにも手伝ってもらうから。」

「はぁい」

とっさに返事出てました。でも、お母様?昨日とえらく変わってませんか?見るからにご機嫌!!ですよね。


ま、お父様と仲直りをしたんじゃないかなとは思うから(私の中ではほぼ確定ですわ!)ほっといて…。


かぼちゃのスープよ。かぼちゃって美味しいですよね!!かぼちゃっていうか、野菜の優しい旨味って最高だと思いませんか?


「おいし〜い!!」


パクパクと食べちゃいました!!では、用意ですね〜。何をするのかよく分かりませんが、とりあえずお母様のところへ行きましょう。



行きましょう、なんて考えていた少し前の私が恨めしい!部屋に入ってお母様とアシュリーのやり取りを聞いていたら急に(本当に急です!!そして、2人の顔怖い!ニヤリと笑ってるー!!!助けて!!)身包み剥がされてマッサージ!!普段しないからとても痛い!!マッサージに耐えた私に待っていた次の関門は、‘着せかえ人形’でした…。


普段は、雑草のような私ですが、少し着飾って花の付いてる雑草レベル(私の限界)まで持って行きました!お母様とアシュリーは笑顔で私を可愛いと褒めて下さいましたが、美女お二方の笑顔で雑草の私は消えそうです!!


そんなこんなで、慌ただしく用意をいたしました。そして、夕方頃ついにやってきました。

「旦那様、ラシュトン公爵様がいらっしゃいました」

いつもニコニコしたロックも今日ばかりは、顔の筋肉が固まっているかのようです。でも、遂に来てしまいましたのね。公爵様…どんなお方なのでしょうか?



公爵様がどんなお方なのか少し考えていたら、その思考が深くなっていたようです。  ロックがこちらに案内しながら歩いて来る足音が聞こえていました。


「初めまして、セシリア嬢。いきなりの婚約話を受け付けてもらい、ありがとうごさいます。アレックス・ラシュトンと申します」


と、リビングに入って来てそう言ったのは超が付くほどのイケメンさんでした!!



次で公爵様とセシリアの初会話となりそうです!


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