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Paper sack  作者: ダリア
第一章
9/9

反政府・・・?


ネタが思い付かない。やばい。


「反政府・・・・・・?」


その場にいた全員が不思議そうな顔をする。

それを見たおっさん達・・・・・・サラリーマン風の人が伊藤敬太(いとうけいた)、Tシャツのの二人が藤原一郎(ふじわらいちろう)二郎(じろう)兄弟が、困ったような顔をする。

まあ、信じられないよね。と伊藤さんがいいそれに続いて藤原(一)が話す。


「そう、反政府。僕らはね、知ってしまったんだよ。国の暗いところを。」


「国の・・・暗いところ?」


姫梨が不安気な表情で尋ねる。


「ああ、奴らは、平気で人を殺すのだよ。そう、『フクロさん』を使って。だから私達は探しているんだ。私の大切な、大切な人達を奪った奴に、復讐するために、ね」


それから、伊藤さんは自分の殺された家族の話をしてくれた。

幸せだったときのことを。

姫梨はその話を泣きそうになりながら聞いていた。


「・・・確かに、いまの国は悪いです。でも、復讐なんて・・・ダメです!伊藤さんまで犯罪者になってしまいます!!」


「私達は別に殺そうとしているわけではないんだがね・・・それにもう、反政府に所属している。すでに犯罪を犯しているよだよ。姫梨ちゃん。」


姫梨はその言葉を聞き、何かを考えていた。

決意したように顔を上げ伊藤さんに近づく


「伊藤さん!私も、協力します!伊藤さんが犯罪者になるのも嫌だし、国が、このままなのも嫌です!だから、協力させてください!お願いします!」


こまったねぇ・・・と呟きながら姫梨の後ろに居る信者3人を見た。


「ふ、俺は姫梨がやりたいならいいぞ?俺は守るだけだ。」


シーランがそう宣言する。


「仕方ない、か。明日、またこの時間にここに来てくれるかい?」


「ありがとうございます!では、また明日!」


さくっ・・・


「え?」


姫梨の足元に、一本のナイフが刺さっていた。


「な、なに?」


藤原(二)がナイフを取る。

ナイフの柄に彫ってある模様を見ると、目を大きく開きナイフを伊藤さんに渡す。


「こ、これは、フクロさんが使っていたナイフだ。彼が、近くに居たのか・・・?」


その言葉を聞き、全員が驚いた。


「今日は、早く帰った方がいい。危険だからね。」


「分かりました」



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