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Paper sack  作者: ダリア
第一章
8/9

さすが生徒会長。


サブタイトルは関係ない。そして、刀吏さん視点。



次の日の夜。刀吏は校門前に立っていた。


「刀吏!来てくれたんだ!ありがとー」


目の前には姫梨と信者三人+生徒会長。


「ま、頼まれたしね。」


というか、信者がめっちゃ睨んできてるんですが、帰っていいですか?と、いう言葉は飲み込んで。


「貴方が布袋刀吏君ね?私は関根南、生徒会長をやっているわ。今日は宜しく。」


「はぁ、宜しくお願いします。」


「あ!、刀吏!この人達がシーラン、吉成、輝だよ!皆仲良くね!」


僕、めっちゃ睨まれてんの見えない?もしかして君の目は節穴かい?・・・・・・早くも帰りたくなってきた。


「・・・・・・で、呼ばれたはいいけど、僕はなにすればいいのさ?」


うぐっ、とか言っちゃって。まんま、何も考えてない証拠じゃないか。


「と、とりあえずは巡回してみよう!」


彷徨うのかい?足が疲れるじゃないかい。やだなぁ。


「じゃあ、行きましょ!」


生徒会長の声で全員が歩き出す。

だから、どこに行くんだよ。



あれから数十分。姫梨と信者達の掛け合いを聞きながら、歩き続けていたら町外れの公園まで着いてしまった。

今いるのは遊具スペースから、奥の無駄に広い空き地を見ている。

なぜ見てるかというと、変なおっさんが3人で怪しいことをしているからだ。

変なおっさんといっても、そこら辺にいるサラリーマンのような人と、Tシャツ短パンのハゲ二人が空地にいることが変と言っているだけで、別に変人、変態ではない・・・・・・と思う。


「ねぇ、あの人達に、フクロさんを見たか聞いてみようよ」


姫梨が小さい声で話す。


「え?でもなにか、変じゃない?危ないわ。」


さすが生徒会長。真面目だ。だけど、そこは空気を読んで小声で話すべきなんじゃない?


「そこに居るのは誰だ!」


声を上げてサラリーマン(風の人)が近づいて来る。

あ、やっぱ気づかれたじゃん。


「ど、どうしよう。」


「む?何だ、学生じゃないか。何でここにいる?」


サラリーマンなおっさんの目がこちらを捉える。


「え、えと、今、私達、探している人物がいて・・・」


姫梨が説明しだす。


「友人か?」


「いいえ、あの・・・噂のフクロさん、を・・・・・・」


姫梨のその言葉を聞いた、おっさんは急に笑いだす。


「あははは!なんで、君たちはそんな人物を探しているんだい?」


「パパ・・・・・・お父さんの仕事を手伝いたくて!」


「ふふっ、そうかそうか、でももう夜遅い、早く家に帰りなさい。」


サラリーマンなおっさんが笑っていたのを見て、奥に居た二人のおっさんもこちらに来る。

3人で何かを話し合っているようだ。

終わったとき、サラリーマンなおっさんがこちらに向かって話しかけてきた。


「私たちも、探しているのだよ。そのフクロさん、っていう殺人鬼を」


正直、びっくりした。いい歳にこいて、そんな、くだらない奴をあの子(・・・)を探して居るなんて。

姫梨達も驚いているようだ。


「どうかな?私達と一緒に、フクロさんを探さないか?」






やっと話が進みます。そして、意外なおっさんの正体とは!?


次回、真相究明!?(嘘です。)

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