このシスコン。
米印は視点変更のお知らせ。今回やっとフクロさん?(現在不明)が登場。
辺りが暗くなった頃、媛梨は校門の前に三人の少年と立っていた。
「姫梨、寒くない?」
「ううん、大丈夫。それよりも、吉成は大丈夫?」
「大丈夫だよ。にしても、布袋?って奴来ないね。」
現在、8時15分。
「もう行かないか?ここで待っていても仕方がないだろ。」
「・・・うん、行こうか」
でも、どこに行こう?・・・・・・と、問おうとしたとき。
場所は変わって学校屋上。そこには、可愛らしい幼児向けアニメのキャラクターの顔が描いてある茶色
の紙袋を被り、黒のトレンチコートを来た人物が立って姫梨達を見下ろして
「来るかな?来るよね?楽しみだなー、あはっ!殺せる?殺せるよねー、ふふ」
独り言を発していたその人物の手の中には赤黒いなにかが、こびり付いている長めのナイフがあった。
まるでお菓子を買ってもらった子供の様に、ふんふふん♪と鼻歌を歌いながら屋上でクルクル回る。ナ
イフをくるりと回しピョンピョン飛び回る。
無邪気に動き回っているのだが、その服装のせいで怪しさMAXですが。
「ま、だ、かなっ?遅いなー、遅いなー?行っちゃおうか?行っちゃおう!!」
*
行くわけ無いだろ糞が・・・・・・
刀吏は現在、家でお茶を飲んでいた。テレビを見ながら。
「怪我してないかな・・・心配だ。」
もちろん、お使いに行った妹を心配しています。
皆さん、そこは媛梨じゃ無いのかよ!!と言う突っ込みはいりませんよ?我が刀吏君は・・・・・・ネタバレ
はやめときましょう。
「・・・・・・心配だな。悪い男どもに嫌がらせされて無いだろうか・・・・・・」
そんなに心配ならなぜお使いに行かせたんですか。このシスコン。
「ああ、心配でたまらない。見に行こう!」
テキパキと支度をし、家から出て行く。
家から出て、向かうのは商店街ではなく学校方面。妹さんがどこにいるのか分かっているような足取りです。
*
「・・・・・・む?」
「どうしたの、シーラン?」
「うむ、さっき学校の屋上に人影があってな・・・・・・この時間だ。なにか怪しいからな。」
シーランの言葉を聞き、その場にいた全員が屋上の見上げる。
「いってみる?その、フクロさん?のことが分かるかもよ」
「そうだね!行ってみよう!」
どうやって、学校に入るつもりですかね。
「・・・・・・どうやって、入る?」
どうやら、この中じゃ、吉成さんが一番常識人らしいです。
「そりゃ、よじ登るでしょ!」
あいも変わらず、文章力が無いです。