国家
ダーウォン帝国
大陸西部に広大な領土を持つ軍事国家。元は数十の都市国家群が存在していた地域を、先代皇帝が統一した事で成立した。
北部が魔王領と隣接しているが、現状は小競り合い程度で大きな軍事衝突は起こっていない。むしろ、東部進出の橋頭堡としてトゥエン皇国を狙っているため東部の争いの方に注力している。
元々ダーウォン帝国は領土の広さに反して大型の魔物の発生が比較的少ない為、あまり魔導機技術が発展しなかったのだが、先代皇帝が軍事力としての有用性に目を付けた事で対人・対魔導機を想定された魔導機の開発が急速に進められる事となった。
一方、急激な軍拡に対して機体もパイロットも配備が追いついておらず、旧式の機体を数合わせで使用し、魔導機奴隷を正規パイロットを育成する間即席の戦力として使い捨てている地域も多い。
トゥエン皇国
大陸を東西に分断する『天剣山脈』西側の麓に位置する国家。長年山脈に生息する大型の魔物と戦ってきた歴史があり、数は多くないものの魔導機の性能・パイロットの練度共に高水準で知られている。
天剣山脈には主に魔導機の動力炉に使用される高純度の魔鉱石の鉱脈があり、主産業は鉱業、林業。地下で高度な文明の遺跡が発見され、そこに眠っていた古代魔導機の解析が進んだ事も技術発展に大きく寄与した。オルティクスはこの遺跡で発見された機体であり『オルティクス』という名前も古代トゥエン語で『起源』を意味する。
皇国が魔導機の想定敵としているのは天剣山脈に生息する竜種。ただし、絶大な力に加えて高い知性を持つ古竜は個体数が少ない事もあり、滅多に姿を見せない。そのため、主な敵は知能は低いがそこそこ繁殖力が高い亜竜である。
一見政治、軍事共に安定しているが、国土の多くが寒冷で農業に向かないという問題を抱えており、食料供給の多くを輸入に頼っているのが実情である。
南部連合
大陸南部の多くを傘下に収める大小12の国家からなる連合国家。各国の代表による合議制を取っており、連合の南端シェルブール王国に議事堂がある。
国家間の交易の中心地であり、商業が盛ん。内陸部の魔物は少ないが、逆に沿岸部、そして海上では大型の魔物が出現するため水陸両用型の魔導機が開発されている。
また、オルティクスと同じ時代のものと思われる古代魔導機『青のウル・カナン』を神と崇める『カナン教』の信者が多く存在する、宗教国家の一面もある。
魔王領
大陸北部に広がる、未開の大地。魔王領というのはあくまでも便宜上の名前である。人間に近い姿をした獣人・亜人が住まう独自の言語圏・文化圏である。
魔王領と呼ばれる所以はこの文化圏では魔導機が存在せず、大型の魔物を使役している事が確認されたためであり、統率が取れている様子から国家として成立している様子も窺えたことから『魔物を操る者達』を統べる『王』が統治する領地、という事で魔王領と名付けられた。




