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【書籍化進行中】極貧男爵家に転生したので、チートスキル【石の王】で最強の領地を作る  作者: 星海亘
奇跡は起こすもの

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 所属していた冒険者パーティーメンバーに騙されて、借金をさせられて、借金の支払いができずに奴隷落ちした魔法使いのカルロは、極北のヴァルト領の領主の息子であるアーロンの奴隷となった。

 それも75人の奴隷の1人として。


 アーロンに領地を発展させる為に得意なことを活かして貰いたいという展望を聞かされてはいたが、奴隷なので、良い扱いはされないだろうと思っていた。


 10日間掛けて他の奴隷たちと共にやってきたカルロは、まず、大きなガラスの建造物に目を奪われた。

 奴隷商人のベン・コーズも驚いた様子でガラスの建造物を見上げていた。

 彼らが驚いている間にアーロンを抱えたロベルトがやってきた。

 領主自らの出迎えに奴隷商人は恐縮し、頭を下げた。

 奴隷商人が落ち着いたのを見計らって、ロベルトは奴隷の引き渡し手続きをしたいと申し出た。

 奴隷商人とロベルト、アーロンは手続きを行い、奴隷たちは無事にアーロンのものになった。

 表向きにはヴァルト男爵家所有ということになるが、奴隷紋の主はアーロンだ。


 アーロンは奴隷たちや領民たちの為に必要なものを考えておいた。

 新領主館の前に台座のようなものを作り、その上に大きな魔石を置いた。正式名称は多機能管理分体1号機。呼び名は機能からアーロンが帰還ポイントと名付けた。

 因みに、本体である多機能管理中枢機は、コアと呼ばれており、新領主館の最上階に設置されている。

 この魔石はガイドの知識にある魔法陣などを石の王で加工している。この魔石に紐づく腕輪の情報を管理できるようになっている。


 腕輪はオリハルコン製で、所有者のステータスを表示できるし、腕輪にはめ込まれている魔石に収納することもできる。緊急時にはもう一つはめ込まれている魔石に転移の魔法陣が刻まれていて、旧領主館前の帰還ポイントに転移する設定だ。設定により、緊急時でなくとも自由に転移できるのだが、アーロンが提案すると両親に却下された為、実装されていない。

 他にも、ビデオ通話のようなことや、チャットもできる。

 因みに、所有者は固定されているので、例え、紛失して誰かが拾っても、所有者として登録されていなければ使えない仕様だ。


 まず、アーロンは自分と家族と村人に腕輪を作った。この腕輪──正式名称、多機能バングル──は、ヴァルト領民バングルという呼び名をアーロンがつけているが、呼びにくいということでヴァルトバングルと呼ばれるようになるのは少し先の未来の話。

 次に奴隷に腕輪を作ると、コアで腕輪を持つ全ての住人の所属を決めていった。そして各部署にヴァルトバングルのチャットから通知を送る。


 全体には3年の税の免除と週休二日制の導入。これはアーロンとロベルトが話し合って通知することになった。

 酪農部に配属された奴隷たちには家畜が届くまで村人の農作業もしくは大工の作業を手伝うように指示。

 農業部、木こり部、狩人部には今まで通り作業を行うように指示。

 薬師部には有用な魔法薬ポーション作成および研究を指示。

 土木部には石畳の道を造る道造を指示。

 魔法部にはアーロン含め魔法の素養がある者たちへの教育を指示。

 鍛冶部には工具や家庭用の道具や武器などの作成を指示。

 農業部、木こり部、狩人部、酪農部以外の指示には一言「準備ができてから始めるので、それまで村人を手伝うこと」と添えられている。


 指示は全て腕輪から現れたホログラムウインドウに表示されている。

 これは複雑な魔法技術だ。

 アーロンは固有スキルで簡単に作ってしまったが、普通なら相当賢く、魔法への造詣が深くないとできない芸当だ。アーロンのスキルが例外なのだろう。

 凄そうな虹色掛かった金色の腕輪を貰った村人と奴隷たちは喜んでいたが、ロベルトとソフィアは複雑そうな表情を浮かべている。

 この腕輪の存在が知られたら、益々アーロンが危うい。

 強い人材を確保したいと二人はアーロンの祖父でソフィアの父ジョージに連絡を取ると決めた。

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