表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍化進行中】極貧男爵家に転生したので、チートスキル【石の王】で最強の領地を作る  作者: 星海亘
奇跡は起こすもの

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

17/24

17




 アーロンの誕生日は寒さ厳しい真冬の神月(季節としては1月と同じ頃)11日。明日だ。

 4歳になるアーロンは自分の誕生日に合わせてヴァルト運動会をやるべく、石の王で競技場を作ってしまった。

 競技場の見た目はローマのコロッセオに似ているが、屋根がある。屋根は天候に合わせて魔石で動くようになっていた。

 競技場は現在建設中のアルディージャ街からまあまあ近い場所に建てられた。

 因みに、アルディージャ村の村人や奴隷、畑や果樹園はどうしたのかといえば、移転した。

 村人や奴隷は徒歩で、畑や果樹園はヴァルトバングルの収納に土ごと入れて新しい村であるヴォルペ村へ。ヴォルペ村は勿論、ヴァルト森を開拓してできた平原に作った村だ。

 住宅は大工職人に立てて貰って、畑や果樹園は村ができた後に配置した。

 そんなヴォルペ村ができたころにアーロンの誕生日がやってきたのだ。

 さて、ヴァルト運動会だが、種目は対抗リレー、綱引き、大玉送り、障害物競争、二人三脚、玉入れとなっている。

 チームは四つで、青・赤・緑・黄のビブス(衣服の上に着用するベスト状のもの)を身に着けて勝敗を競う。

 チーム分けはくじ引きなので、戦力が偏るかと思いきや、バランスよくチームが分けられた。

 運動会は二日に分けて行われた。大人の部と子供の部に分かれたのだ。

 どのチームも戸惑いもあったが、終始楽しそうに、そして全力で競技に挑んでいた。

 優勝したチームには、メダル(金の鍍金)と賞金が与えられるので、全員の目がマジだ。

 大人の部の賞金は大銀貨1枚。子供の部の賞金は銀貨1枚。

 大人の部の場合、1チーム12人ほどなので、賞金は大銀貨12枚くらいになるだろう。子供の部の場合、1チーム17人ほどだが、子供にとって銀貨1枚はお小遣いとしてはかなり多い。これから街ができるということで、街で買い物をするのに金銭は確保しておきたいものだ。本物の金じゃないメダルは二の次らしい。


わああ!!


 歓声が響く。大人の部では青チームが勝利した。

 負けたチームは地団駄を踏んだり、悔し涙を見せる者も多くいた。

 そんなに大銀貨が欲しかったんだね、とアーロンは憐憫の目で負けたチームを見守った。

 子供たちは翌日に向けて大人たちが行う競技を眺め終え、同じチームのメンバーと話し合っていた。


(本気だ……)


 子供たちの燃えている目に若干引きつつ、アーロンはトロフィーと賞金を青チームの代表者に渡した。

 分けやすいように大銅貨にしてあるので、結構な量だ。

 受け取った女好きの元Bランク冒険者ことマーク・ハンターは雄叫びを上げた。

 彼も街が出来るのを期待している1人だ。街ができたら娼館もできるので、女好きの彼は分配するこのお金と冒険者働きでお金を貯めて行くのだろう。

 子供に悪影響があるから、子供のいるところではそういった色事の話をしないように父上に釘を刺して貰わないと、とアーロンは思いつつ、ロベルトとソフィアと共に新領主館に戻っていった。

 後でロベルトにその話をしたアーロンはロベルトに泣かれた。「うちのアーロンにこんなことを吹き込んだのは誰だ!」と言って怒りのままに村に向かおうとしたロベルトをアーロンは必死に止めた。

 アーロンが本でそういったことに関する知識を得たことをロベルトが知ると、今度は本を燃やそうとしたが、アーロンが「将来、子供を作るために必要な知識が載った本を燃やすのですか?」とうるうるとした目で見上げた為、燃やされずに済んだ。


(屋敷の中で火をつけられたら火事になっちゃうよ、……危ないなあ)


 と、アーロンは思いつつ、溜息を吐いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ