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第7話 スキル探し

「ピスタ!俺今さっきまで洗脳されてたって事?!」


「たたた、多分ね、なんだろう、洗脳に抵抗したら頭痛がするのかなぁ?

どのくらい効くのか、いつやられてるのかわからないけど。先生に触れられたりしてない?なんだか触れられた時、熱い感じがする事とか。」


「そうだな、年に数度あるお祈りの時かなぁ。炎を囲んでみんなで手を繋いで神様に豊作や雨乞いを願うお祈りをしてるけど不思議と繋いだ手が熱い感じがするんだよなぁ。」


「子供達まとめて洗脳してるのか。


逆に考える事を辞めた大人達や教会の不都合を言ってもわからない小さい子供達は対象外なのかもね。

白の教団がみんなそんな人達なのかなぁ。」


「あ、さっき言ってた白の教団?先生達の事なのか?」


「そうなんだよ今の所、1人だけど。」


「怖くなってきたな。念のため父さん達もステータス確認しておこーぜ!」


「わかった。」

風呂から上がり着替えて父さん&母さんに肩揉みをし出す。スキンシップを取りつつステータスを確認したんだ。


結果から言うと父さんだけ【洗脳】状態だった。

聞けば作物の税を軽減して貰う為に何人かで相談に行ったけど、腰を温める施術とお祈りをされて激励され、言いくるめられたらしい。

まさに洗脳。


別に今の所そこまで酷い扱いを受けてるわけでも無いし、怪我して追い返された訳でも無いので兄弟の秘密にしてそのまま洗脳続行で。ごめんよパパ。


ひとまずこのまま頑張って税を納めて目立たない様にする事が決まったけど。なんか嫌な事を知ってしまったなぁ。



「なぁピスタ、俺の次の洗脳、回避出来ないかな?どうすればいいと思う?」


「今からLUKあげると兄ちゃんの場合10年くらいかかるしなぁ。LUK50の僕でも確率で洗脳されてたかもしれないし。」


「そうかぁーなんか年齢以外にポイントが上がる方法でもあればなぁ。」


「・・・え?」


「え?何?」


「さすが兄ちゃん!!今からそれらしいスキルを探してみよう!ステータス!」


僕らは床に寝転んでアレでも無い、コレでも無いと話しながらポイントが得られる方法を模索するのだった。


数時間後、僕らは無限に近いスキルがある事に驚かされていた。

【ポイント】と検索するだけで無数に候補が出てくる。

【アポイント】から始まり

【20日・30日ニャオンポイントカードポイント2倍】

とか訳のわからないスキルまであった。

その中で目を引いたのは

【取得スキルポイントup】

【取得強化ポイントup】

【DP交換】の3つ。



そして兄ちゃんと次に取得するスキルを慎重に考察する。

「スキルポイントUPがどれほどアップするかだよなぁ。」

「僕は少なくともあと一年かかるし」


「じゃあ、DP交換ってなんだ?」

「Pは検索で引っかかってるからポイントなんだろうけど、Dは、、、。」


「デブポイント交換?」

「それは無い。」

「Dから始まるものかぁ何かとポイントを交換するって事だよな?」


「そうだよね、物かな?それとも何かの行いかな?」

Dポイントかぁ、


「物だとしたら・・・。」

「「ドロップ!」」

珍しく2人の回答が重なった。

「ドロップで検索してみよう。。」


「「あった。」」

「やっぱりドロップか!?」


「あ、でも取るのはやめとくか、ドロップ品って魔物の素材だろ?俺たち魔物倒す程、暇も力も無いし。」


そんな事ないぞ!僕は首を横に振った。

「いや、一年待つよりも行動したい派なんだよねぇー。ダメ??」


「しょうがないなぁピスタは。」

話がわかる兄ちゃんだね!

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