44 ……また最初から
――冬季一刻 月末
泉から元の道へと歩くイニシヤ。
「瘴気の濃さは一切変わらないけど……何だろうか……」
周囲を見渡すと、何かが変わっている感じがするが、具体的には出てこない感覚……
前まではフィルター1枚挟んでみていた光景で……今はそのフィルターを取っ払ったように鮮明な景色に見える。
「視力が良くなったのかな……いや、元々見えていたよな……この森の木、来たときはもっとどす黒い感じだった気がしたんだけどな……」
そんな事を言っている内に最初に訪れた洞窟に到着した。
「とにかく、呪いといえばレベルリセット! これが無くなっているのか試したいな」
イニシヤは早速、洞窟に入り、レベル上げを始めた。
そして……
黙々とレベル上げを続けレベルは1400まで上がり、月末0時手前になっていた。
「さぁ……俺のレベルはこのまま維持されるのか……?!」
期待と不安でイニシヤは高揚していた。
――シュゥゥ……
「あ……あれ」
時間は0時を指す。
イニシヤの身体は今までと同じように発光し粒子となっていった。
・・・
・・
・
――――
名前:イニシヤ
LV:1
転生特別効果
・経験値10000倍
クラス:クイックキャスター
即時詠唱に長けた職業。
ステータス:数値(補正値)
STR:100(x15%)
DEX:100(x45%)
VIT:100(x30%)
INT:100(x100%)
AGI:100(x90%)
スキル
クイックボール(ファイヤ・アイス・ウインド)
ディフェンスオーラ
ノックバック
ワイドスナッチ
エンチャント・マジック
特殊スペル
・クイックサーチ(相手のステータスを参照できる)
・クイックジャッジメント(自身と相手のINTを参照する。INTの差分、低い方がダメージを受ける)
→手で円を作り、その円に3秒間ターゲットを収めることで発動する(2体まで)
・宝珠の加護
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「……おいおいレベル1に戻ってるじゃねーか!! やばい……早くここから逃げないとあのウルフでも死ぬ……!」
イニシヤは自身のレベル1の表記を見た瞬間、急いで荷物を片付け、その場を後にした。
(しかし……呪いを解いたって……リセットさせるじゃねーか……何を解いたんだよ)
そんな事を思いながらもイニシヤは森を駆け抜けて行った。
・・・
・・
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