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枕の下に 希望の上に(8)

南の空のアケルナル

四角い万能生活補助機器

部屋中に響く

呼び声で

現実に引き摺られる

弱い事は

悪い事じゃないと

言いながら

僕等は

トランポリンだった




誰かに

踏み付けられながら

誰かを

浮上させている

自ら浮く事は無い

求めた現実か

掴んだ現実か

痩せ細る想いは

何処へ行く




アケルナル

そこは在るのか

見つけられる場所なのか

アケルナル

いつか辿り着けるか

忘れずにいられるか

落ちてしまう時に

掴める物は

目に付いた物だから

まだ少し残っている

そんな物を信じて




直線のアスファルト道

行き交う車

クラクションで

現実に引き摺られる

逃げる事は

悪い事じゃないと

言いながら

僕等は

時々脱走した




誰かから

見つからないように

誰かを

盾にしている

自ら飛ぶ事は無い

認めた事実か

諦めた事実か

霧の中で身体は

何処へ行く




アケルナル

何処へ行けば良い

そこへ行きたい

アケルナル

この水を辿れば

必ず見えるのか

消えてしまうのなら

願い事も

要らなくなるから

まだ少し残っている

そんな物を信じて




自らの中にある

あの黒さを振り払う

ダイヤモンドの硬さを感じて

永遠に残る物だと悟った

何も考えられ無かった

炎が迫り来るから

何もかも

信じていられなくなった

自らの傲慢さを嘆いた

終わりを信じると

光が遮り

一瞬で落ちた




アケルナル

似合わない事は出来ない

願い事は

叶うだけじゃ駄目だから

アケルナル

ゆっくりと続けるから

いつか見つけられるように

わからなくなる時は

自らの存在と

小さな欠片を守る

まだ少し残っている

そんな物を信じて




アケルナル

南の空のアケルナル

エリダヌス座を見つめて

アケルナル

南の空のアケルナル

南の空のアケルナル


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