享年17歳
俺の名前は鬼龍院直峰しがない
アルバイターだ。俺は今コンビニで夜勤のバイトをしている。
直峯「いらっしゃいませ~ 」
客が来た、見ない顔だ。深夜帯に勤務をしていると顔見知りの人が増えていき売り上げにも繋がることが多々ある、だがこの人は見たことがない。といってもマスクをしていて顔が全部見える訳じゃないから本当に知らない人かどうかはまだ定かではないが。
客「78番一つ」
直峯「はい。お一つで宜しかったですか?」
客「あぁ」
客「ごめんな直峯君」
直峯「えっ?」
直峯「うっ」
俺は刺された。コンビニ強盗に出会い俺はナイフで心の臓を刺された。俺を刺した人はこの店の一番の常連客で、俺と一番気が合う人、青村さんだった。どうして青村さんだとわかったかというと、俺の名前を教えてるお客さんは青村さんしかいないからだ。
俺はまだ少し意識が有った。だから倒れている俺を見てほくそ笑む常連客の青村さんに訪ねてみた。何故俺にナイフを刺す前、俺に対し謝ったのかを。
直峯「ぐぅぅうぅはぁはぁはぁ」
直峯「あお…むら…さんどう…して俺に…謝ったんだ…?はぁはぁ」
直峯「どうせ…死ぬんだ…最後に…教えてくれよ」
青村「ふっまだ生きていたのか?少年」
青村「君は俺みたいな人間にも優しくしてくれた。それだけだ。ふっ。まぁ。それが店員の仕事だと言ってしまえばそれで終わりだが。」
直峯「ハァハァあお…むら…ぁ許さねぇぞ…ぜってぇ許さねぇ…ぞ」
青村「あぁ許してくれるな。これからの未来がある、若い芽を摘んだ。俺みたいな大人を許してくれるな。」
青村「一生俺を恨み。俺だけを憎め。」
直峯「うぅはぁはぁば…か…やろ…う俺の一生は…もう…すぐ…終わ…る…じゃ…ねぇ…か」
青村「あぁ終わるな。それじゃあな少年。」
青村「あぁそうだ。最後に言いたいことがある。君が犯した罪は未だ消えちゃいない。そしてこれからも消えない、消えさせない。直峯。一生苦しめ。」
直峯「うぅぅがぁぁま…て…よ」
直峯「俺の…罪…?」
直峯「一…生…苦し…め?」
直峯「…どう…いう…こと…だよ…ちく…しょ…う…」
鬼龍院直峯享年(17)職業コンビニアルバイト。好きな食べ物・牛丼。嫌いな食べ物・コーン・トマト。好きな女性のタイプ・髪型がショートカットで気配りが出来、料理も作れる人。(自身は作れないため)趣味・人間観察。特技・剣を持っての戦い。(因みに剣無しの喧嘩でも無類の強さを誇る。)元は剣術の名家の生まれで生まれてこのかた衣・食・住に困ったことの無いような少年。直峯が何故コンビニのアルバイトをするようになったかは後に語るとして。簡単に、一言に、纏めるとしたら直峯は親に所謂勘当をされたのだ。
直峯「はぁはぁここ何処だ?」
俺が目を覚ますとそこは綺麗な空間で床のふわふわに気付き下を見た俺は目を疑った。何故か?俺は今雲の上に立っていたからだ。
そして同時にわかったことがあるここは天国と言うところだということが。
?「あ~らわかっちゃった?ここが何処か」
直峯「あぁわかったよここは所謂天国ってところだろ?」
?「ぶっぶ~残~念惜しいけどはずれ~」
直峯「お前うぜぇな」
?「あはははそれが私の取り柄だからねぇそこは悪しからず」
直峯「じゃあここ何処なんだよ?」
?「ここは天国に行く前に来る場所なんだ。まぁ簡単に言ったら天国に召される前にここに来て本当に天国に行くことが、最良なのかはたまた最良ではないのかを、審判する場所で、私はそれを審判する人なのです!」
直峯「はぁすげぇな何者なんだよお前」
?「何者って女神だけど?」
直峯「はぁぁあ今何て言った?」
直峯「薄々勘づいていたけどこうして真っ正面から言われると、圧倒されるな。」
神「えへへ~すごいでしょ~女神様だよ~女神様~」
直峯「まぁもういいや早くしろよ」
女神「ん?何が?」
直峯「とぼけんな。俺は死んだんだろ?早く天国なり、地獄なり、連れてけよ。」
女神「ふっふっふ君は天国にも地獄にも行かないよ」
女神「というより行けないよ君は。」
直峯「それどういう意味だよ?」
女神「ふふ君も薄々勘づいているでしょう?人を殺した自分みたいな人間が天国も地獄も行ける筈なんて無いって。」
直峯「何故それを知ってる?」
女神「ふっふっふ私仮にも女神様だよ~?女神様にわからないことも知らないことも無い!」
女神「しかも君が殺した人は自分の父親だ子が親を殺すことなど有ってはならないこと、もしあったとしたら情状酌量の余地などないだろう。」
女神「だが君は父親を殺した、それなのに君はのうのうと今を生きていた。」
女神様「そして君は殺された。父親の友人に。」
直峯「君が犯した罪は未だ消えちゃいない。ははっそういう事だったのかよ」
女神「うん?何か言った?」
直峯「君が犯した罪は未だ消えちゃいない。青村が俺を刺して、店から出るとき俺に吐き捨てた言葉だよ。」
女神(青村。確か鬼龍院直峯を刺し殺した人か)
女神「あぁそうだ。その青村っていう人捕まったらしいよ。」
『神の使い~死ぬ為に生き、死ぬ為に戦う男の物語~』
俺の名前は鬼龍院直峰しがない
アルバイターだ。俺は今コンビニで夜勤のバイトをしている。
直峯「いらっしゃいませ~ 」
客が来た、見ない顔だ。深夜帯に勤務をしていると顔見知りの人が増えていき売り上げにも繋がることが多々ある、だがこの人は見たことがない。といってもマスクをしていて顔が全部見える訳じゃないから本当に知らない人かどうかはまだ定かではないが。
客「78番一つ」
直峯「はい。お一つで宜しかったですか?」
客「あぁ」
客「ごめんな直峯君」
直峯「えっ?」
直峯「うっ」
俺は刺された。コンビニ強盗に出会い俺はナイフで心の臓を刺された。俺を刺した人はこの店の一番の常連客で、俺と一番気が合う人、青村さんだった。どうして青村さんだとわかったかというと、俺の名前を教えてるお客さんは青村さんしかいないからだ。
俺はまだ少し意識が有った。だから倒れている俺を見てほくそ笑む常連客の青村さんに訪ねてみた。何故俺にナイフを刺す前、俺に対し謝ったのかを。
直峯「ぐぅぅうぅはぁはぁはぁ」
直峯「あお…むら…さんどう…して俺に…謝ったんだ…?はぁはぁ」
直峯「どうせ…死ぬんだ…最後に…教えてくれよ」
青村「ふっまだ生きていたのか?少年」
青村「君は俺みたいな人間にも優しくしてくれた。それだけだ。ふっ。まぁ。それが店員の仕事だと言ってしまえばそれで終わりだが。」
直峯「ハァハァあお…むら…ぁ許さねぇぞ…ぜってぇ許さねぇ…ぞ」
青村「あぁ許してくれるな。これからの未来がある、若い芽を摘んだ。俺みたいな大人を許してくれるな。」
青村「一生俺を恨み。俺だけを憎め。」
直峯「うぅはぁはぁば…か…やろ…う俺の一生は…もう…すぐ…終わ…る…じゃ…ねぇ…か」
青村「あぁ終わるな。それじゃあな少年。」
青村「あぁそうだ。最後に言いたいことがある。君が犯した罪は未だ消えちゃいない。そしてこれからも消えない、消えさせない。直峯。一生苦しめ。」
直峯「うぅぅがぁぁま…て…よ」
直峯「俺の…罪…?」
直峯「一…生…苦し…め?」
直峯「…どう…いう…こと…だよ…ちく…しょ…う…」
鬼龍院直峯享年(17)職業コンビニアルバイト。趣味・人間観察。
特技・剣を持っての戦い。(因みに剣無しの喧嘩でも無類の強さを誇る。)元は剣術の名家の生まれで生まれてこのかた衣・食・住に困ったことの無いような少年。直峯が何故コンビニのアルバイトをするようになったかは後に語るとして。簡単に、一言に、纏めるとしたら直峯は親に所謂勘当をされたのだ。
直峯「はぁはぁここ何処だ?」
俺が目を覚ますとそこは綺麗な空間で床のふわふわに気付き下を見た俺は目を疑った。何故か?俺は今雲の上に立っていたからだ。
そして同時にわかったことがあるここは天国と言うところだということが。
?「あ~らわかっちゃった?ここが何処か」
直峯「あぁわかったよここは所謂天国ってところだろ?」
?「ぶっぶ~残~念惜しいけどはずれ~」
直峯「お前うぜぇな」
?「あはははそれが私の取り柄だからねぇそこは悪しからず」
直峯「じゃあここ何処なんだよ?」
?「ここは天国に行く前に来る場所なんだ。まぁ簡単に言ったら天国に召される前にここに来て本当に天国に行くことが、最良なのかはたまた最良ではないのかを、審判する場所で、私はそれを審判する人なのです!」
直峯「はぁすげぇな何者なんだよお前」
?「何者って女神だけど?」
直峯「はぁぁあ今何て言った?」
直峯「薄々勘づいていたけどこうして真っ正面から言われると、圧倒されるな。」
神「えへへ~すごいでしょ~女神様だよ~女神様~」
直峯「まぁもういいや早くしろよ」
女神「ん?何が?」
直峯「とぼけんな。俺は死んだんだろ?早く天国なり、地獄なり、連れてけよ。」
女神「ふっふっふ君は天国にも地獄にも行かないよ」
女神「というより行けないよ君は。」
直峯「それどういう意味だよ?」
女神「ふふ君も薄々勘づいているでしょう?人を殺した自分みたいな人間が天国も地獄も行ける筈なんて無いって。」
直峯「何故それを知ってる?」
女神「ふっふっふ私仮にも女神様だよ~?女神様にわからないことも知らないことも無い!」
女神「しかも君が殺した人は自分の父親だ子が親を殺すことなど有ってはならないこと、もしあったとしたら情状酌量の余地などないだろう。」
女神「だが君は父親を殺した、それなのに君はのうのうと今を生きていた。」
女神様「そして君は殺された。父親の友人に。」
直峯「君が犯した罪は未だ消えちゃいない。ははっそういう事だったのかよ」
女神「うん?何か言った?」
直峯「君が犯した罪は未だ消えちゃいない。青村が俺を刺して、店から出るとき俺に吐き捨てた言葉だよ。」
女神(青村。確か鬼龍院直峯を刺し殺した人か)
女神「あぁそうだ。その青村っていう人捕まったらしいよ。」
直峯「そうか。」
直峯「はっはは馬鹿な話だよなぁ俺は親父を憎んで、恨んで、殺した。そして俺は親父の友人に殺された…はっははは…馬鹿な話だよなぁ…」
直峯「しかも、俺を殺した青村さんを、俺は、俺は、友人だと思っていたんだ。本当救いようがないぐらい馬鹿な話だよなぁ。」
直峯「てかもう馬鹿な話っていうか。哀れだよなぁ。自分で言ってて泣きそうだ。」
直峯「親父を殺し、何の罪にも問われなかった、こんなクズみたいな俺が馬鹿な夢を見た。ただ、それだけだよ。」
直峯「この話はもう終わりだ。早いとこ俺を地獄に落としてくれ。」
直峯「俺はもう生きていようが、死んでいようが、同じなんだよ!」
女神「だぁかぁらぁ~言ってるでしょ?天国も、地獄も、君みたいな極悪人望んでいないのよ。解る?」
直峯「なんだよそれ。じゃあ俺はどうすれば良い?何処に行けば良い?」
女神「うーん。じゃあ死ぬ為に、生きて、人助けなんかもやっちゃうってのはどう?」
直峯「はぁお前何言ってんだよ」
女神「ふふ私が女神だと知っても動じず、尚。私にタメ口を聞いてくるなぁ~て。君って本当すごいよねぇ~」
直峯「いいから早くどういう意味か教えろよ」
女神「わ~かった。わかったってそう焦んないでよもう」
女神「まず君はもう生きるとか、死ぬとか、どうでも良いんでしょう。」
直峯「まっまぁな。そうなるな。」
女神「そこで私が提案です!死ぬ為に生きるプロジェクトを!」
直峯「プップロジェクト?」
女神「死ぬ為に生きるプロジェクト①神の使いとして様々な国を助けに行く。
②そしてその成果に見合ったご褒美を贈呈します。例えば。天国に行くとか、強い魔法を授かるとか、好きな女を抱くとか。
③そして君は救った国の人々から歓喜の言葉を浴びる。正に一石二鳥じゃない。」
女神「そして様々な国を救った君は最終的に天国に召されることになる。」
女神「君は天国に行くには少し悪すぎるだから少しでも善い行いをしたら私が天国に昇天させてあげる。」
女神「生きようが、死のうが、同じ。それならさ、死ぬ前に人のために生きてみようよ。どうせ死ぬから良いじゃんとかそういう言葉をかなぐり捨ててさ。少しでも生きている意味を見出だしてみない?」
直峯「そっそうだよな。なっ何かそんな気がしてきた。」
直峯「でもどうやって行くんだよ?」
女神「我々神々にはね一人一人最初から備わっている自分しか使えない魔法があるの。それを天衣魔法っていうの。私の天衣魔法を使って君を別の世界に飛ばすのどうわかった?」
直峯「おうわかったぜ」
女神「よしっじゃあそういうことで。国を救ってきたら私の力で君を戻すから。それで、君が欲しいご褒美を私が君に贈呈する。」
直峯「あっちょっと待ってくれ」
直峯「それで俺は何処に行くんだ?」
女神「あっ言うの忘れてたねぇ~ごめんごめん」
女神「君に救いに行ってもらう国は数日前に謎の魔物が現れてから。今や、亡国とまで言われてしまっている国。シュタットヘルムに行ってもらう。」
直峯「謎の魔物?」
女神「うん。君にはその魔物を倒しに行って欲しいの。」
直峯「わかったよ」
直峯「じゃあその謎の魔物を俺が倒せばミッションクリアっていうことだな?」
女神「うん!そういうことだよぉ~」
直峯「あっそうだ。ずっと聞いていなかったお前の名前を聞かせてくれ。」
女神「私の名前は。エローナこれからもよろしくねぇ~」
直峯「それがフルネームか?」
女神「違うよ?私フルネーム長いからさ~あんまり人に言わないんだよねぇ~」
直峯「まぁいいからさフルネームで教えてくれよ例え長くてもよ」
女神「もうしょうがないなぁ~」
女神「私の名前は。エローナ・シャロット・ベッティア・グングーゼ・ミロナルド・リーゲルよ」
直峯「そうかじゃあ。エローナ・シャロット・ベッティア・グングーゼ・ミロナルド・リーゲルありがとなまた会おうぜ」
女神「えぇ会いましょう。」
女神(私の天衣魔法はこの世界と違う世界を干渉し繋げる能力。名を異世界干渉門別名ザ・ワールド・リンク・ゲート。)
女神(魔法というものは上級になればなるほど、難しく、長ったらしい言葉を詠唱しなければならない。)
女神「世界と世界を繋げて幸も不幸も共に共に歩みましょう」
【天衣魔法・異世界干渉門】
直峯「じゃあなエローナ」
エローナ「うん!じゃあねぇ~」
ピュン
女神「あぁ行っちゃった~」
女神「頑張ってねぇ~直峯くぅ~ん」