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八枚の翼と大王の旅  作者: 豊福しげき丸
24/31

追い求めていた答、辿り着いた頂。

 マリエル達はその静かな湖面の如き瞳に込められた、意志の光を見る。


 ヴァースキは焚火の向こうに座る一矢の瞳を覗き込む。

 

 目の前のこの光景こそが、追い求めていた答なのだと。

 

 大王は、何と言うか、相変わらずだった。

(おい)


 芽吹き花咲き命溢れる3月となりました。

 一月振りの御久しぶりです。皆様にまたお会いできて、毎度感謝に絶えぬ豊福でごじゃります。

 今回は、決戦前の平穏な一日を描くお話となっております。

 一矢は、ブランドーは、そんな一日に、何に気付き、何を見つけたのでしょうか?

 ヴァーリのおっさんは………相変わらずだそうです。

 それはそうとガンダムSSは第6話まで書き上がりましたが、いまだうPの見込み立たず。

 ヤバイね。もう第一部地上編終わっちゃったよ。このまま身内にだけ読んで貰って第2部は永久に封印とか言うパターン? 涙ちょちょ切れそう。出版社の人も声掛けてくれないのね~、と嘆息(TT)。

 まあ、半分冗談はさておき、13個目のピーピングジャックのインターミッションその2をそろそろ書く為と、後半宇宙編への充電の為に、一か月そちらはお休み。

 何? 貴様まさか本作まで一か月休むつもりでは有るまいな?

 いえ、滅相も有りませぬお代官様、きりきり書かせて頂きますので、どうか御慈悲をぉ!

 いや、本当に最後までノンストップ毎月連載で書く予定です。

 はあ、ボイロでもいれば、せめてこの愚痴とボケに突っ込み入れてくれるのに(苦笑)。

 求む漫才の相方。

 などと一人虚しくボケつつも、それでは第24話本編をどうぞ。


 八枚の翼と大王の旅 ―第二十四話―

 

 -1-

 

 ジュデッカ大陸、ベルゼウス山隠れ里。

 通信魔法で、下界ではまだ、怪物の脅威が去った訳で無い事は聞いている。

 ここがまた、襲われないと言う保証は無い。

 だが、その事に塞ぎ込み続けていれば、人は気力を失い、それこそまた怪物が攻めて来た時に立ち向かう気力を失くしてしまう。

 だから、領主はささやかながら、宴を開く事にした。

 人々は無事を喜び合い、次に怪物が来ても、ブランドーやズー達がいるから大丈夫だと励まし合う。

 領主は、そんな民の健気な姿を微笑ましく見やりながら、ある決意を持って、演奏を終えたばかりのマリエル達の元に足を運んだ。

「いい歌だった」

 マリエル達は労いの言葉に、ある者は謙虚に、ある者は横柄に、傲慢に、誠実に答える。

 その全ての返答に、領主は我が子を愛おしむ笑顔で応え、マリエルとブランドーを特に呼び、告白をする。

「お願いがある」

 マリエル達はその静かな湖面の如き瞳に込められた、意志の光を見る。

「私には子がいない。君たち夫婦に、次の領主をお願いできないだろうか?」

 マリエルは、ぱっと応えようとした。

 だが、思いとどまり、傍らのブランドーを見つめる。

 彼の瞳は、虚空に何かを探していた。

「…………少し待ってくれ。考えたい」

「いいとも」

 そう言って悪戯っぽく笑う。

「ただし、老い先短い身だ。くたばる前にしてくれ給え」


 -2-

 

 アフリカ大陸、暗黒の谷。

 ここでもまた、連日の宴が開かれていた。

 カーツ達が、ラ・フォーロ・ファ・ジーナから持ち込んだ酒や食料が、惜しみなく振る舞われる。

 ヴァースキの残した部下達一個中隊相当が、イスヤーン商会の手を借りて複数の牛車を調達し、追加の糧食を持ち谷を目指している事も有ってだが、何より、戦う意志を見せ、生きる気力を取り戻しつつある難民達の為だ。

 痩せ細り眼も虚ろだった彼らが、槍を持って踊り、たらふく飯を食う。

 みるみる肉が付き、逞しい戦士の姿になって行く。

 太鼓が叩かれ、長老や年寄りしか覚えていなかった筈の古い狩りと戦いの歌を、皆が声を揃えて唄う。

「もう、どっちが守られる側かわかりませんね」

 包帯を巻いたヴァースキの部下が、自嘲混じりに、だが頼もしげにこぼす。

「まったくだ。カズヤはまさに彼等を生まれ変わらせる魔法を使ったな」

 ヴァースキも酒杯を傾ける。

「まったくです。彼は英語で喋ったようにしか聞こえなかったのですが、何故か難民達には通じたし、彼の連れてきた援軍が本物の魔法使いと来た。敵はモンスターだし、我々はいつの間にやら、ファンタジーゲームの登場人物ですよ」

「………いや、そう言う事ではない」

 ヴァースキは焚火の向こうに座る一矢の瞳を覗き込む。

「カズヤ、君は望めばカルト宗教家や政治家にでもなれるのではないかね?」

「―――『徳は吹く風流れる川、一つ処に留めるなど無粋な事』、一休禅師や、風巻光水流開祖、風巻一風の師、『目付けの』一銅和尚ならそう言うでしょうね」

「トク?」

「咲く花を見れば、皆がこの花は美しいと心重ね合わせ、御馳走や美酒を喰い呑めば、皆が美味いと心重ね合わせる。言えばそれだけの事です」

「? 当たり前の事ではないかね?」

「そう。そしてそれ以外の時は、人はそれぞれの家、仲間、友、暮らし、仕事、趣味、交遊に没頭する。それもまた当たり前。だから安心して人はそれぞれの技(業)を磨き、それが皆の暮らしを豊かにする。

 宗教など盆や正月に皆が集まり酒を飲む口実で充分。政治もたまたまそれが好きな業である者がすればよし。

 『徳』を一つに留めるカルト宗教など、皆が自分を見なければ気が済まない駄々子の様なもので、『武徳』を成す武術家のする事ではありません」

「? では、『武徳』とは何だね?」


 -3-

 

 ブランドーはマリエルと二人、宴に興じる人々の間を練り歩く。

 今なら、出せそうな気がした。

 マリエルの膝に初めて身を預けた時、掴めそうだった、あの答が。

 目を閉じる。

 そしてまた目を開く。

 今こそわかった。

 目の前のこの光景こそが、追い求めていた答なのだと。

 これこそが武の頂なのだと。

 

 -4-

 

 ベルゼウス山でも、暗黒の谷でも、人々のありふれた、同じ光景が在った。

 不安に泣く者、理不尽に怒る者、なだめる者、慰める者、励ます者、笑う者、自分がお前等を守ると勇む者。

 誰もが儚く弱かった。

 だが、同時に、比べようも無く、誰よりも強かった。

 泣く者も怒る者も、こんな時にも偽らず己の弱い心を曝け出せるほど、強かった。

 なだめる者も慰める者も励ます者も、こんな時にも人を労われるほど、強かった。

 笑う者も、お前等を守ると勇気を示した者も、また、皆が自分の心の代わりに心を振り絞って生きていると感じているが故に、守りたいと思えるほどに強かった。

 誰もが己の心を守ってくれていると感じるが故に、また相手の心を守ろうとして生きていた。

 守る者は、もう既に、守られていると思うが故に守るのだと。

 守る事と守られる事は同じだと。

 人は皆、それぞれ違う人が、それぞれを許し共に生きる時、皆が『武』、即ち『戈(暴力殺生)を止める行い』の頂に居るのだと。

 許されるが故に、人は嘘偽りを重ねず、より善く生きたいと、誠を願うのだ。

 誰もが武の頂。

 それに気付く事、それこそが武徳なのだと。

 

 世の全ての人、物事を、赤子の泣き笑いの音を眺めるように、観るように、そしてまた、己もまた一人の赤子の音と観るように、ただ愛おしむ。。

 観世音の悟りであった。

 

 ブランドーが言う。

「一つ芸を見せる。宴の座興だ、腕に覚えのある者はかかってまいれ。数人がかりでもよいぞ」


 一矢が言う。

「皆さん、腕試しをしませんか? 武器は無しですが、遠慮はいりません。何なら数人がかりでもいいですよ」


 『合気さす』と言う技が有る。

 

 屈強な男達は、次々とブランドーに、一矢に、挑みかかり組み付く。

 ブランドーは、一矢は、ふうわりとさえいえる緩く軽やかな舞いで躱し受け流し――――

 優しく、柔らかく、相手の身に手を添える。

 すると、男達はやはり、ふうわりふわりと投げ飛ばされたり、へたり尻もちを着いて行く。


「「「―――――魔法だ」」」


 人々は口にする。

 だが魔法ではない。

 人は心地よく触れられると、その心地好さを崩したくなくて、つい、相手の手に従って動いてしまう。

 言葉にすれば、ただそれだけの事。

 己の気合い(愛)に、相手を合気させ、委ねさせる、その技である。

(合気道は元来、この技に特化専門化した流派。太極拳や八卦掌もこれに近しい)。

 武(武術、武道)とは、礼(もてなしの心)に始まり、礼に終わると言われる所以である。

 主客を心地好くする、礼こそ奥義、極意。

 無論、格闘の技として成立させるには、相手を受け止めいなす骨絡の強(剛)さが必要であり、入り身体捌きも必要であり、時に殺意を持って襲い掛かる相手の鬼気に呑まれぬ、胆力も必要ではある。

 だが、一番大事な事は―――

 

 ブランドーは、何者をも負かす為で無く、愛する為に立ち向かうマリエルから学んだ―――

 

 一矢は、頑なになりがちなシエラの心を守り、解きほぐすために、己の本質を磨いた―――

 

 ―――たった一つの、気合いである。

 

 ただ一つの愛する事が染みつけば、やがて凡そ広く全てを愛せるもの。しかしてただ一つを深く愛せる事。

 愛染の悟りであった。


 彼等が辿り着いた武の頂とは、ただ、真の武を貫く勇気。

 それ一つ。

 

 -5-

 

「どうだ? もう、かかってくる者はおらぬか?」

 ブランドーが問うも、皆がふるふると首を振る。

「とんでもねえ」

「とても敵いませんよ」

「やっぱり大した御方だ」

 誰始めたか知らず、拍手喝采が沸き起こる。

「アンタに敵う人なんて、この世に居ませんよ」

「そうでもない」

 ブランドーは微笑む。

「この俺の強さの半分は、他ならぬマリエルから学び、幾ばくかはお前等からも学んだものでもあるからな」

「お、俺からも?」

「こ、この動きかな?それともこの動きかな?」

「バーカ、それなら俺の方が上手いぞ。こうだろ」

「それだけ勉強熱心なら、お強いのも当たり前だなあ」

 皆から笑いが巻き起こる。

「まあ、マリエル様がお強いのは分かる」

「腕っ節で何の役に立たなくても、歌一つでみんなを励ます為に戦場に付いて行くなんざ、そこいらの男じゃ真似できませんよ」

 また笑いが巻き起こる。

「あのよお………」

 領民達は目配せを交わし合う。

「知っての通り、領主様はもう御歳だし、子供もいらっしゃらない」

「だから、お強いブランドー様と、お優しいマリエル様が、二人して次の領主になってくれればいいんじゃないかって、みんなで話したんだ」

「だから―――――」

 それに応えてブランドーは力強く肯く。

「いいとも」

 そしてマリエルと目を交わし、笑い合う。

「引き受けよう。こちらこそ宜しく頼む」

「私も領主になるからには、みんな仲良くしてくれないと、叱っちゃいますよ」

 三度、皆が笑いに包まれる。

「だって、みんな大好きですから!」

 笑う皆の目尻に、涙が滲んだ。

 

 -6-

 

 腰を下ろすカズヤの横に、いつになく距離を縮めシエラが座る。

「あ、あの、嬉しいけど。人前でいちゃつくのは好きじゃないんじゃなかったっけ?」

「気付かないのか?」

 シエラの表情は怒っている。

「女兵士や現地の女たちのお前を見る目が違っている。格好を付け過ぎだ! だ、だから、無用なトラブルを防ぐ為にこうしているのだからな!」

「………あ―――-」

 それを言うならシエラだって普段からモテ過ぎなんだけど―――と、言う言葉は黙って飲み込む一矢だった。

「ごめんなさい」

「分かればよろしい」

 微笑むシエラだった。

 

 翌日から隠れ里ではブランドーに、暗黒の谷では一矢に教えを請う若者が、列を成したのは言うまでもない。

 

 -7-

 

 ジュデッカ大陸、開拓地、大王の陣。

 大王は、何と言うか、相変わらずだった。

「おう。これはまた見事なへたれっぷりよな」

「な、なんだとぉ?」

「やめろ、相手は王様だぞ!」

「良い良い。好きに申せ。若訓練の余りの厳しさに、へたり込む新兵農兵を見ては―――

い内はそれでよい。それに別にけなすばかりのつもりで言った訳では無いぞ」

「じゃあ、けなすつもりも有ったんですね」

 キーパのツッコミ。

 セントゥリウスは顔を青くし、ジッタは腹を抱えて笑い、グスタフは平然としている。

「へたるのはへたるまで後先考えずに頑張った証拠。10点中8点。天晴である。残り2点、調子に乗ってもっと後先考えずに楽しんで励むが良いぞ! まあ、その前に水飲んで昼寝して飯食って来い! 育ち盛りはそれでいいのだ!」

「聞いたか?」

「いや、こんなに早く休憩してあまつさえ飯まで喰っていいのかよ?」

「お預け無し?」

「無し無し。早う行けい! 厨房のバンデルに、大王から一日五食平らげて良しとお墨付きが出たと告げよ!」

「本当ですか?」

「マジ感激ー!」

「お、俺なんか食うもんが無いから、口減らしで軍隊に来たんだよ」

「オレもー!」

「畜生! ならいくらでも訓練してやる!」

「「「「おおおおぉぉぉおー!!」」」

 

 あからさまに訓練に手を抜く、元犯罪者の隷兵を見ては―――

「おう。これはまた見事な手の抜きっぷりぷりよな」

「………ケッ」

「悪りいかよ?」

 だがヴァーリは取り合わず鼻をほじる。

「えんでないの」

「「「は?」」」

 皆余りの答えに固まる。

「手の抜き方を知っておるという事は、体力を浪費せず、粘り強く、生き延びる為に闘えるという事。お主らがのらりくらりと立ち回る間に、周りが首を獲れば良いだけの事ぞ。お主らはこちらが優勢、好機と見るや、小狡く首を刈れば良かろう」

「………馬鹿にしてんのかよ?」

 隷兵の声に怒りが滲む。

「阿呆。お前らが他のやる気のある連中に比べて、何も持ってないのはわかる。

 守りたくても自分の命しか持っておらんのだ。金持ちほど自分の財産を惜しんでケチになり守ろうとするが、お前等はその逆ぞ、やる気など出しようも無かろう。

 余が、誰にも理解されず愛されぬ者が、愛する事を許されぬ者が、それでも己の身を守る事が、どれだけ倦み疲れ果てて、苦しみに満ちる生き方かを、知らず気付かぬほどの愚か者に見えるか?」

「「「―――――――っ!」」」

「それでも生き抜いてきたのだ。10点中8点、天晴である。後はどんなに小狡かろうと、一体でも良い、怪物の御首を獲ったと酒場で誇る事が出来たなら、口説かれる女もいようし、世には不器用な男こそを好む女もたくさんおる。お主らはその為にあと2点、楽しんで励めばよい」

「………畜生………」

「野郎ども、やるぞ、俺は剣を振る!」

「人をバラした事のある奴は、その通りに隙を見て喉を掻っ捌け! スリやかっぱらいは隙を見て盗むのと同じ要領だ! 頼れるのは手前だ! 一人一体で良いんだ!」

「後はどんなにみっともなかろうが、生き延びりゃあ、おえらい騎士が何とかしてくれる!」

「生き延びるぞ!」

「「「オオオオオォォォオー!!」」」

 

 兎に角ヴァーリが兵を見て回り、見たままそれだけを、空気を読まずにぶっちゃけているようにしか聞こえない台詞を吐けば、気負っていた兵は肩の力を抜き、やる気の無い兵はやる気を出す。

 まるで魔法である。

「陛下! 拙職が不明でありました!」

 セントゥリウスが平伏する。

「あーもう、バンデルやゲラードと言いお前と言い、大仰な奴らよ。おべんちゃらは好かん。褒めるのなら酒か何かで表せ」

「はっ。それはもう良い酒を!」

「冗談言うのも疲れる『良い子』よのお。まあ、それはそうと、酒か菓子折りは忘れるなよ」

「結局せびるんですね」

 キーパのジト目。

「ですが、どうせ点数を付けるのなら、もっと高い点を付けた方が良い者や、あえて辛く低い点の方が奮起する者もおりましょうに、何故皆一様に同じ8点なのです? 手抜きに見えますが?」

「カーッ、細か! 小姑かお前は?」

「これにはちゃんと訳が有ります」

「そうっすよ」

 フォローするグスタフとジッタ。

「おぉ! して、その訳とは?」

「説明するのめんどい」

「陛下~」


 ………最後グダグダになりつつも、こうして、決戦までの日々は過ぎて行くのだった。

 

 ―第二十五話に続く―


「出来て当然かね? 余程の自信家だな」


「頭でわかっていても、心がわかっていなかったのだ」


「女子供老人にまで小石を投げさせた所で、首を刎ねねば死なぬ怪物相手に、何の役に立ちます?」

 

「もう駄目だあ!」


「本当に、済まない―――!!!!」


「余は卑怯者である」


 以上、次回予告でした。

 次回、いよいよ最終決戦開始です!

 本当に残り僅かだよ。ちゃんとうまく風呂敷畳めるかな~。

 それはそうと解説。

『合気さす』を武田惣角や植芝盛平が纏め直して武道にしたのが合気道ですが、中国の推手も、太極拳や八卦掌の『合気さす』化勁を習得の為の練習競技として、纏め直したものと言えますね。

 見た目が違うのは、合気道が剣を振る動きがベースで、推手が素手の打撃が交差した状態がベースとなるからでしょう。ですが、『礼こそ奥義』として、それをスタートにして行う、いわば『押す』プロペラに対して『吸う』ジェットの発想である事には変わりは無いと思います。

 心地よく触れるには脱力する事、そして脱力するが故に、振る『拳(剣)』の重さは骨の重さとなるのです。

 全力で拳(剣)を振り、そこから脱力する(骨で力を大地に還す)、従来の拳(剣)法とは逆の経路となる訳です。

 究極的に行き着く処は同じです。長所(いわば道)はいつまでも別物ですが。

 で、もし『セイバーキャッツ』で雷大人があのまま八卦掌を習ったのなら、彼は上辺の愛想で人を騙す、ペテン拳法と曲解したかもしれませんね(苦笑)。ですが、それは結局己の心を、偽り衣を重ね、鈍重にする事であり、己の心に、魂にまっすぐに生きる、光には敵う事が出来ないのだと、いつの日か悟る日も来るのでしょう。

 そして、『武の頂』です。

 無論、別の意見、見解を持つ人もいるでしょう。

 ですが、これが、今の筆者の答であります。

 御異論御意見ございます御方は、近況報告のメッセージに書き込み宜しくお願い致します。

 最後に余談ですが、禅僧一銅の正体は、『目付け』でピンと来た人もいるでしょう。そう、剣道や剣術を習った人は必ず心得で教えられる、あの『目付け』です。

 それでは、また宜しければ、来月、次回次話でお会い致しましょう。

 まったね~。

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