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レベル255の魔法少女  作者: パラドックス
第三章 世界改変
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魔法少女のウォーゲーム⑦

「み、みんな」


 かつての部下たちがアイラのピンチに駆けつけた。


「そんな奴らに、負けてんじゃねえぞ、アイラ隊長ーーーーっ!」


「お前を倒すのは、この俺だああああああっ!!」


 アイラは国家のため、軍のために心血を注いだ。その結晶がこの人望だ。

 アイラの部下には、いろいろな奴がいる。アイラより、出世した者。左遷されて部隊の雑務になった者。退役した者。戦死した者。


「いいね、羨ましいよ」


 マキャファートは言う。自分がピンチのときに魔法少女たちは助けに来てはくれないだろう。アイラとマキャファートの人望の差だ。


「こっちは五人でそっちは500人か」









「だ、ダメだッ! 来ちゃダメだッ!!!」


 アイラは叫び声を上げる。だが、


「死ねええええ!!」


 迷彩服を着た女中尉は千代子に向かい軍刀を抜刀し斬りかかる。


「くっ」


 千代子はそれを跳び避け、空中に漂う。


「コロスコロスコロスコロスロコスロコスロコスロコス」


 縦じまのユニフォームを来た性別不明の少尉は空中に漂う千代子を殺しにかかる。


「ボコスボコスボコスボコスコスボコスボコスボコスボ」


 真っ赤なユニフォームを着た性別不明の少尉は空中に漂う千代子を殴りにかかる。


「ナカスナカスナカスナカスカスナカスナカスナカスナ」


 コアラのユニフォームを着た性別不明の少尉は空中に漂う千代子を泣かしにかかる。


「タオスタオスタオスタオスオスタオスタオスタオスタ」


 ハマカゼユニフォームを着た性別不明の少尉は空中に漂う千代子を倒しにかかる。


「ツブスツブスツブスツブスブスツブスツブスツブスツ」


 ちなヤクユニフォームを着た性別不明の少尉は空中に漂う千代子を潰しにかかる。


「オカスオカスオカスオカスカスオカスオカスオカスオ」


 ゴミ売りユニフォームを着た性別不明の少尉は空中に漂う千代子を犯しにかかる。


「美春、今だ! 電磁爆発だ!」


「は、はい。わかりました」


 性別不明の少尉たちは千代子に近づこうとするが。 



(ダメだ。遊撃の魔法少女は動ける。虫どもを集めやすい)



「パルスッ!!」


 バチバチっと電竜が千代子に向かいうねり、爆ぜた。

 性別不明の少尉たちは爆死した。

 それに対して千代子は無事だった。莉音の防御魔法によりHP1耐えて、すぐさま回復魔法により全回復した。


「な、何だ! アイツは!!」


「味方もろとも、爆発させたぞ」


「爆発させたのは、黄色だ」


「あの黄色を殺れ!」


 すると、美春は手を前に構えた。


「美春、やることは変わらない」


「は、はい」


 マキャファートが指示をする。電磁爆発だ。


「YAーーーーーーHAーーーーーー!!」


 悪魔のような容姿をした男性大尉は地上に佇む美春をヤハりにかかる。


「HIーーーーーーHAーーーーーー!!」


 ハゲでデブの容姿をした男性伍長は地上に佇む美春をヒハりにかかる。


「UUーーーーーーHAーーーーーー!!」


 闘の四天王の容姿をした男性軍曹は地上に佇む美春をウハりにかかる。


「SEーーーーーーGAーーーーーー!!」


 ハリネズミの容姿をした男性准尉は地上に佇む美春をセガりにかかる。


「OoーーーーーーHAーーーーーー!!」


 2000年香取が女装をした男性曹長は地上に佇む美春をオハりにかかる。


 五人の奇声をあげる男性軍人たちは地上に佇む美春に接近するが。



(ダメだ。電爆の魔法少女は痺れさせ焼き尽くす。辺りを焦土と化す)



「パルスッ!!!」


 バチバチバチっと電竜が美春の周りを電磁を帯びた爆発がし、爆ぜた。

 五人の奇声をあげる男性軍人たちは爆死した。

 それに対して美春は無事だった。莉音の防御魔法によりHP1耐えて、すぐさま回復魔法により全回復した。


「な、何だ! アイツは!!」


「自分もろとも、自爆したぞ」


「黄色は不死身だぞ。バケモンか!」


「回復させてるのはあのピンクだ!」


「あのピンクを殺れ!」


 すると、莉音は手を広げた。抵抗などしない。


「莉音、君は何も攻撃はしなくていい」


「う、うん」


 マキャファートが莉音に指示をする。莉音にはどんな攻撃も消え失せる。

 アイラの部下たちは接近するのは危険と判断し、飛び道具で距離をとって攻撃する。


「チャンピオンーーーーとべーーーーーー!!」


 秋田少佐は機関銃で無抵抗の莉音を撃ち殺しにかかる。


「サンデーーーーーーー翔べーーーーーー!!」


 小学少佐はロケットランチャーで無抵抗の莉音を撃ち殺しにかかる。


「マガジンーーーーーー跳べーーーーーー!!」


 講談少佐はアサルトライフルで無抵抗の莉音を撃ち殺しにかかる。


「ジャンプーーーーーー飛べーーーーーー!!」


 集英少佐はスナイパーライフルで無抵抗の莉音を撃ち殺しにかかる。


 四人の出版少佐たちは無抵抗の莉音を撃ち殺しにかかろうと、無数の銃弾が莉音を蜂の巣にしようとするが。



(ダメだ。回復の魔法少女はHPがない。どんな攻撃も消え失せる)



 銃弾は莉音の前に消え失せる。莉音はHPがない故に攻撃という事象が消え失せる。

 斬撃も銃撃も打撃も砲撃も衝撃も光撃も反撃もすべて消え失せる。

 しかし、突撃はそうはいかない。攻撃を消すことはできても、身体は消すことはできない。

 故に激痛により行動不能にはできるだろう。


「な、何だ! アイツ!!」


「身体の前で攻撃が消滅したぞ」


「ピンクは事象を操れるぞ。神か!」


「あのピンクはレベル255だ。最高レベルじゃないか」


「おい、あの青はレベル1だ。雑魚だ!」


「あの雑魚を殺れ!」


 志穂は刀を構えて、不敵な笑みをあげ、静かに言う。


「かかってきなさい。雑魚ども」


「クソがああああ!!」


 憎悪と怨嗟を込めた叫び声を上げる。それと同時に青の雑魚をリンチしろとゴングが鳴る。



「ダメだ。そいつに人海戦術はしてはならんッ!!!」



 アイラが叫び声を上げるが、部下たちは聞き入れてはもらえなかった。


「うおおおお」


 二等兵Aが軍刀を抜刀し斬りかかる。


「ひいやああああ」


 二等兵Bが軍刀を抜刀し斬りかかる。


「ぬおおおお」


 二等兵Cが軍刀を抜刀し斬りかかる。


「っえやああああ」


 二等兵Dが軍刀を抜刀し斬りかかる。


「しぇらああああ」


 二等兵Eが軍刀を抜刀し斬りかかる。


「みゃらああああ」


 二等兵Fが軍刀を抜刀し斬りかかる。


「ぬこおおおお」


 二等兵Gが軍刀を抜刀し斬りかかる。


「いぬうううう」


 二等兵Hが軍刀を抜刀し斬りかかる。


「ぱあおおおお」


 二等兵Iが軍刀を抜刀し斬りかかる。


「ぎやああああ」


 二等兵Jが軍刀を抜刀し斬りかかる。


「しょええええ」


 二等兵Kが軍刀を抜刀し斬りかかる。


「さぁああああ」


 二等兵Lが軍刀を抜刀し斬りかかる。


「ぶるああああ」


 二等兵Mが軍刀を抜刀し斬りかかる。


「ねぇええええ」


 二等兵Nが軍刀を抜刀し斬りかかる。


「しゃああああ」


 二等兵Oが軍刀を抜刀し斬りかかる。


「ふぁああああ」


 二等兵のさんまが軍刀を抜刀し斬りかかる。


 総勢、16人の二等兵が志穂に斬りにかかるが。


「はあああああ!!」


 志穂は、16本の軍刀を受け、受け、受け、受け、受け、受け、受け、受け、受け、受け、受け、受け、受け、受け、受け、受け続けた。


 キーンと金属がぶつかる音がする。次々と。


「な、何だ! コイツ!! ダメージが上がるぞ!」


 志穂は連撃の魔法少女。連撃ボーナスがどんどんとカウントする。連撃をすればするほど、ダメージが上がる。青天井に!


「くっ、銃撃では二等兵も巻き込む危険性がある。みんな、接近してあの青をタコ殴りに行くぞ!」


「おおおお!」


 一等兵も上等兵も、下士官も、尉官も、佐官もみんな、軍刀を抜刀し志穂に斬りかかる。



(ダメだ。連撃の魔法少女には多勢はチャンス。連撃ボーナスを与えるようなものだ)



 アイラだけであった。志穂には連撃をさせないためには一人で避け続けることを知っているのは。


「はあああああッ!!!」


 志穂は500人組み手を難なくこなす。莉音の防御魔法と回復魔法により、HPを気にしなくていい。ノーガードで常に攻撃し続けられる。全てはこの刀一本に全神経を集中させる。


 キーン、ギーンと金属がぶつかる音がする。

 初撃のダメージから青天井に上がり、二倍、三倍とダメージが上がる。

 仮に初撃のダメージが1とするなら、連撃するたび二倍に膨れ上がるなら、16回目はいくつだろうか。

 答は、3万2768である。

 33回目は、42億9496万7296である。

 65回目は、1844京6744兆0737億0955万1616である。

 257回目は、1,157,920,892,373,161,954,235,709,850,086,879,078,532,699,484,665,640,564,039,457,584,007,913,129,639,936


 最初はダメージを受けても倒れもしなかったが数回すると、倒れ。十数回もすると、戦死する者も出てくる。

 バッタバッタと兵隊や軍人を志穂は斬り捨てる。

 志穂無双をする。

 死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死、死。

 死屍累々の表現が非常に似合う。

 志穂が殺した兵隊や軍人どもは数人、数十人、数百人となり、志穂の身体と刀は血で血を洗い流し、血生臭い死地と化していた。


「あ、あっ、ああああ」


 アイラはその地獄を目の当たりにして、ふりしきぼる絶望の声をあげた。


「んっ」


 ビッと志穂は刀を横に薙ぎ払い、血飛沫をあげる。

 志穂はすでに、人間をやめていた。

 連撃の魔法少女は、アイラのかつての部下たちを殲滅した。

 連撃の最高の効果は、一騎当千。

 今回は半分ほどだが、それでも志穂の一騎当千はアイラにとって絶望を与えただろう。

 愛する部下たちの屍を見せつけられて。




「う、うわああああああああああああああああああああッ!!!!!!」





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