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レベル255の魔法少女  作者: パラドックス
第三章 世界改変
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八三冷戦


「またしても世界がオーバーライドした」


 アイラは落胆した声をあげた。

 

「……魔法少女たちに専念せねばならない」


 RRRRRRRRRRRR

 アイラのアジトに電子音が鳴り響く。


「っ!?大本営から入電だ!」


 アイラは80年代のパソコンを慣れない手つきでキーボードのキーを打つ。


「…………魔法少女の殺害は…………許可はできない」


 アイラは一度、大本営に要請をした。魔法少女の殺害の許可を。しかし大本営はそれを許さず、認めなかった。

 アイラはテロリストではなく軍人だ。異教徒は認めないなんて過激なテロリズムを起こさない。

そんな俺ルールなんて存在しない。

 戦場にルールなんて無いに等しい。殺さなければ殺される。戦闘レベルではそうだろうが、戦略レベルになればそうはいかない。のちのちに歴史として残るだろう。民間人をも巻き込んだや虐殺をしたなどが。


「極東支部では殺さなければいけない人物もいるのに…………」


 胎児のキムジョンウンのことだ。

 アイラの国は暗殺に協力的だが、マキャファートの国は暗殺を阻止する側だ。

 マキャファートの国にとって北朝鮮は『地理的』には 必要な国だ。

 国連は経済制裁をするが北朝鮮はいろんな方法で外貨獲得をする。自国の通貨がクソみたいなものだから。核実験やミサイル発射には多額の費用がかかるから、その金という補給を断てば軍拡しにくくはなるだろうが、よく機能してない。

 ならば、その指導者を産まれる前に殺せば世界はどうなるだろうか。それはわからないが、それでも変わらないというのなら。



「所詮、『役割り』ということか」



 世の中にはいろんなキャラクターがいる。

 回復役を与えられた者。

 接近役を与えられた者。

 妨害役を与えられた者。

 遊撃役を与えられた者。

 戦略役を与えられた者。


 世界規模のロールプレイングゲームをやらされている。



「人が代わっても、役割は変わらない」









 とある町の電気屋さんのショーウインドウに展示されているテレビはあの事故の討論番組を放送していた。


「大韓航空機事故はソ連が撃墜した」


「ソ連の軍用機、Su-15TMの発射したミサイルが尾翼に当り海上に撃墜したんです」


「ソ連は日本海へと飛び去ったと、嘘をついてたんです。日米の調査で当該機が撃墜されたことは明らかです」


「韓国は国連に加盟できておらず、ソ連との国交もない。日米に頼るしかないのです」


「漂着した遺体は原型を留めないほど損傷が激しく、体の一部分のみです」


「ソ連は拒否権を発動して、非難を逃れたのだ」


「これが原因で第三次世界対戦が起きかねない」


 当時のソ連は巨大な北朝鮮みたいなものである。


 世界は冷戦と第三次世界対戦の兆候に恐怖を感じていた。


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