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レベル255の魔法少女  作者: パラドックス
第二章 第一版世界
56/93

台風の学校①


 ザザザと雨が強く窓を打ちゴゴゴと強風が窓を

殴りゴロゴロと雷が喉を鳴らす。

 台風13号は日本に上陸しいずれ学校にも大きな影響をおよぼすだろう。

 

「わーーはっはっはっ!これが私の力だ!!」


 すみれは手を前に出しあたかも自分の闇の力でこの暴風雨を出している……つもりで台風を遊んでいた。

 すみれは中学二年生14歳である。


「まだだ。もっと激しくなれ!豪雨よ!暴風よ!稲妻よ!」


 やはり台風は人をおかしくしてしまう魔力があるのかもしれない。


 すみれは食堂前の広場にて雨に打たれずぶ濡れになっていた。

 食堂は中学棟と体育館棟との間にある。中学棟から屋根のある渡り廊下で体育館棟の二階へ行けるが、食堂は中学棟の一階から一旦屋根のない広場に出てそこから入るようになっていた。

 食堂だけ何故か独立していた。








 外は嵐吹き荒れてるのだが生徒会室は静寂に包まれていた。それもそのはず志穂の問いに衣咲はただ沈黙をしていた。


「どうなんですか?会長」


「…………志穂さんはどういう答が望み?」


「そのまま受け入れます」


「…………」


 はたして志穂はそのままを受け入れるだろうか。志穂の望む答えを言わないと永遠に同じ問いをし続けるのではないだろうか。

 

「その前に一つ訊きたい」


「何ですか?」


「マキャファートさんは何処から来たのかご存知かなっと」


「……それは、よくわかりません」



「そう、私にもわかない」



「……一体なんなんですか。からかってるんですか」


「そうじゃない。でも、強くてニューゲームはさっき言ったから知ってるよね?」


「海外に逃げる富裕層のことでしょ」


「そう。その富裕層は飛行機で海外旅行で第二の人生を歩むの」


「はぁ」


「もし、世界全体がタックスヘイブンなどのない世界ならどうなる?」


「逃げ場所がなくなる。てことですか」


「そういうこと。そして新たな逃げ場所、逃げ道を探す。それが何かわかる?」


「…………あまり現実的ではないですけど、建国や独立をして税金のない国をつくることでしょうか?」


「いえ、違うわ。タックスヘイブンがあった時代は、先進国から後進国へ逃げて第二の人生を始める。それと同じことをもっと超越した方法でやる。というかやってのけた」


「超越した方法?何ですかそれは」


「タイムリープよ」


「タイムリープ!?」


「つまり先進国の時代から後進国の時代へと時間跳躍する。

 富裕層はタイムマシンで時間旅行で第二の人生を歩むってこと」


「マキャファートがそんなことしてたんですか!?」


「確証はない。だがどう見ても80年代に作られたものではない」


「たしかに、このスマホはとても現代技術(80年代)とは思えない代物だし」


「そして、私もタイムリープしてこの時代にやって来た」


「っ!?」


「80年代の日本はいろいろあるからね。未来をピタリピタリと当てるとそれはもうヌルゲーよ」


「それって、時間犯罪にならないんですか?」


「どうだろ。まだ法整備が完璧ではないし」


「……未来がわかるから無双でき、未来の道具で現代の道具を淘汰して……本当ヌルゲーね」


 仮に一億円をそのままの価値で昭和6年の日本に持ってくることができたらそれはどうだろう。

約9000億円ぐらいの価値になる。

 満州事変以降の戦費に当てれば日本は違った結末になったかもしれない。


「現代では埋もれた人間かもしれないが、過去に行けば神にもなれる。そう信じた者がいるがそれは間違いだ。現代の道具を作ったのはお前じゃないし」


「でも、派閥というか覇権はとりやすいですよ。鯛の頭より鯖の尻尾とも言いいますから」


「そこが問題。マキャファートさんは一体何をするのやら」


「…………」


「…………」


 再び生徒会室が沈黙に包まれる。

 生徒会室はもう雨が強く窓を叩く音がするだけであった。









 莉音は保健室のベッドの下に隠れていた。


※残念ですが、運営からR18警告を受けました。


 ここも、ガッツリヤッてます。


 それを莉音が、ベッドの下で心の中で実況しています。






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