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レベル255の魔法少女  作者: パラドックス
第二章 第一版世界
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台風のPAT様

 雨がザーザーと降る八月。

 その日、莉音と志穂と美春と千代子とすみれは夏休みなのにもかかわらず学校に来ていた。

 

「雨、強くなってきましたね」


「何か台風が来るとニュースでやりゆうぞ」


 千代子がスマホからテレビの機能をしてニュースを見ていた。

 ニュースからはキャスターが台風13号は台風14号と藤原効果によって複雑な動きをしていて台風13号はのろのろとしたスピードで日本を縦断すると言っている。


「はあー。夏休みではなく二学期とかに来てほしかったです。台風13号」


 台風が来て大雨警報と暴風警報の二つが出ると学校は臨時休校になる。


「でも、休みの日に学校で台風でって何か非日常感があってなんかえいにゃ」


「えへへ。それわかります。ニャー(=゜ω゜=)」


 美春は千代子の土佐弁に反応してニャーと語尾を猫の鳴き声にして手を頭の上にやり耳の形をとった。


「ふふふ」


 千代子はそれを見てかわいいなぁと思い、つい笑みがこぼれる。

 教室の外は大雨により窓を強く打ち続けてる。しだいにガタガタっと窓を揺らし風も出てきた。それなのに教室の中は美春と千代子の二人だけの世界になっていた。









 学校はいくつかの棟に連なっている。

 職員室などがある管理棟。教室がある中学棟。部室などがある部室棟。部室棟は特に多く連なっている。

 中学棟から渡り廊下で体育館棟へ行ける。体育館棟は三階建てで一階は剣道場や柔道場などの道場がある。二階、三階は体育館だ。体育館の性質上吹き抜けの構造になっている。

 二階部分はバスケやバレーができる屋内コートになっていて三階部分は上から見下ろすようにコの字型の観客席がある。その観客席から中学棟からの渡り廊下は繋がっており普段そこから体育館棟へと入る。

 そして二階部分の屋内コートの奥にステージがある。入学式などで校長先生の話とかする場所である。そのステージの右にはバスケットボールやバレーボールを入れる篭がある。そのステージ横の体育倉庫は三階へと繋がる階段が内蔵してある。そこからも三階部分の観客席へと行けるのだ。

 そしてステージの左には体育館棟と部室棟を繋ぐ中継地だ。その中継地は中学棟に繋がる地下への階段と奥に進むとプールがある第一部室棟と二手に別れる。

 奥に進みプールのある第一部室棟を突っ切ると多くの部室が林立している第二部室棟がある。

 そこの最上階である五階には生徒会室がある。

 その生徒会室には生徒会長のクイーンこと衣咲が通常の業務てある書類に目を通し判子を押していた。



「それで、私に何か?志穂さん」


 生徒会室には衣咲と志穂の二人がいた。


「会長は魔法少女のことについてどのくらい知っているのか知りたくてですね……」


「それはマキャファートさんに訊いた方がいいんじゃ?私より詳しいかと」


「いえ、第三者の厳しい目で見てもらいたいのです」


「…………へぇ、つまり私はマキャファート陣営ではない人間と言いたいの?」


「はい。違いますか」


「いえ、それで合ってる。私はマキャファート陣営でもない。マキャファートさんに協力する義務もないしマキャファート陣営であるあなたの協力もする義務もない」


「そうですか。まず超越通貨の両替ありがとうございました。おかげでスーパーマーケットで良いのが買えました」


「へぇ、それはどんなの?」


「継承システムです」


「ふふ。あなたはそれを手に入れてどあするの。人生をやり直して、強くてニューゲームでも始めるの?」


「いえ、そんなわけじゃありません。それより強くてニューゲームとはなんなんですか」


「ふふ。海外に逃げる富裕層のことよ」


「それは魔法少女の富裕層ですか」


「ふふ。そういう者もいるしいない者もいる」


「なるほど、大富豪の魔法少女がいるんですね」


「ふふ。魔法少女のあなたならわかるでしょ。魔法少女にはステータス、パラメーターがあることぐらいは」


「魔力の他に資金力もあるですね。初めて知りました。私はレベルが2なのもんで」


「そう。その低レベルじゃHPとMPと経験値ぐらいしか表示されないのね」


「最低限の表示ですからこれでもなんとかやっていけますよ」


「ふふ。強がりね」


 衣咲は書類の業務を終えるとソファーに座り志穂と対面する。


「それで、訊きますが。会長、」


「はい」



「生徒会長、あなたは何者ですか?」












 管理棟にある保健室のベッドの下に莉音は横たわっていた。

 ベッドに布団にくるまっていたわけではなくベッドの下に隠れていたのだ。


(どうしよう)


 莉音は焦っていた。なぜなら、






※残念ですが、運営からR18警告を受けました。

 私的には、『台風クラブ』のオマージュとして、同性愛のヤスコとユリの行為を描いたんですが、それが駄目でした。


 個人的には台風クラブは、あぁ青春が爆発してるなぁと思い、85年に放映されたので、採用したのですが駄目でした。

 内容が内容なので、ロケ地となった学校で試写される予定でしたが、何故かうやむやになり消えました。

 おそらく、最後の乱痴気騒ぎが教師たちに引っ掛かったのではないのでしょうか。


 改稿する前は、ガチでヤッてます。よくよく見れば、というか普通に見ても、これはR18の小説になっています。


 台風クラブのオマージュを挿入れたかっただけなので、よくよく見れば蛇足でした。

 なので、後の話にも不自然な削除があります。

 ご了承ください。


 




 


 莉音はすごく出にくい状況にあった。

 保健室のベッドはカーテンで区切られていて中に人がいても音を立てなければわからないのだ。

 

(私はただ寝に来ただけなのに)


 莉音のベッドは保健室の奥にあり、二人のいるベッドを横切らないと保健室から出れない。


(どうやって二人に気づかれずに保健室の外に出れるかなぁ)




 台風は日頃の抑圧した感情を爆発させるのだろうか。思春期の少女たちには危うく脆いものを持っている。そして夏休みの学校で台風だ。非日常のシチュエーションはバッチリだ。



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