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レベル255の魔法少女  作者: パラドックス
第一章 魔法少女たちのロール
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遊撃の魔法少女

「マキャファート、共振システムって何?私もみはるんと共振したい」

「うーん、共振システムは今のところ美春と千代子のみで莉音にはないから共振はできないよ。

 それと、共振システムは共振同士で起こる、うーん、合体みたいなもので、今回はバイクとサイドカーみたいなもので……」

 マキャファートの言ってることは歯切れが良くない。そのことに今度は志穂が訊いてきた。

「ウルトラミキサーで合体した、のびえもんみたいなの?」

「いや、あれは合体というより融合。

 融合はそうだね、絵の具を混ぜた感じで黒と白を混ぜて灰色にしたけど、合体は黒と白を合わせてシマウマにした感じ。

 融合して一人で二人分の能力を使えるんじゃなくて、合体して二人で二人分の能力が相互使用できるって感じで思って」

「ふーむ、そうかそういうものか」

 志穂は何とか納得したようだ。

 しかし、納得出来ないことがある。

「しかし、なんでHPが3700もあってMPも4275もあるのよ。本当に私より後の人ばっか」

「千代子のレベルは48で君はまだ……」

「はいはい、わかってるわかってる」

 志穂が半ば諦めたように返事していると莉音がマキャファートに訊いてきた。

「そういえばなんか空中ジャンプしてたよねあれ何?」

「千代子の能力の一つ、アルティメットフットだね。アルティメットフットのいろんな技能を使うことが出来るんだよ。

 スプラッシュジャンプは、水面を跳び。

 ダブルジャンプは、地上、水上を一回ジャンプした後空中を一回ジャンプ出来る。吹っ飛ばされて空中ジャンプは出来ないから。B↑の必殺技もないから

 ウォールジャンプは壁ジャンプが出来る。三角跳びとも壁キックとも言う。

 フロートフットは地面から浮遊出来る。と言っても空中を上下自在に出来るわけじゃない。

 まあ、とりあえず使うことが多いのはこれらかな」

「お、多いね。これに加えスピードもアップしてたしね」

「千代子の補助技だね、スピードアップなど」

 千代子の能力の多さに少し嫉妬しながら、志穂は訊いた。

「そういえばなんか、ブレイク性能とか言ってたわね。ブレイク性能って何?」

「ブレイク性能は破壊する能力だね。

 ガードブレイクは防具を破壊する。

 アースブレイクは地面を破壊する。

 千代子はガードブレイクの一個だけたね」

「…………いろいろいっぱいあるのね。私とは大違い」

「まぁ、千代子のロールは遊撃だからね。いろいろ動かなければならないから」

 遊撃は時によっては相手を攻撃したり、味方を支援したりすることである。

 千代子はあまり、味方を支援せず一人で何でもやっちゃいそうだ。

 攻撃は最大の防御ともいうし、攻撃が味方の支援ともいえるんではないだろうか。

「……ロールは遊撃、ふーん。で属性は?」

「属性は運動。運動属性。特異性は『力』だね」

「?特異性は力?どういうこと?」

「ほら、相手を思いっきりぶん殴ってたじゃん。それにスピードもあるから加速度によって相乗的にも強くなったりしてたしね」

 詳しく言ってしまうと長くなるし、あんまりわからないから簡潔にします。

 因みにベクトル変換されると弱いです。

「なんだか、すごいわね。千代子は。あれっ千代子?」

 千代子は一人で帰ろうとしていた。

「ちょっとちょっとなんで先に一人で帰っちゃうのよ!」

「……別に、店があるき」

「お店、やってるんですか?」

 そう訊いてきたのは美春だった。

「あぁ、まぁ」

「そうなんですか!どこですか?何て名前ですか?」

「いや、つか来るな」

「えーいいじゃないですか。ちよちよー」

「っ!?ちよちよ!?」

「そうですよ。ちよちよ」

「あんた、変なアダ名で呼ぶなっ!」

「あんたじゃなくて美春です。美春!」

「……じゃ美春、変なアダ名で呼ぶな!」

「むー。いいじゃないですか。ちよちよ」

「っ!」

「ねぇーちよちよ」

「……」

「ちよちよー」

「……うー。わかった」

 千代子陥落。千代子は美春には勝てなかった。

「じゃ一つ質問なんだけどちよちよ。学校に来てるの?」

「……行っちゅうちゃ行っちゅう。けんど、今はあんまり行かんきねゃ」

「…………」

 美春は、はぁあと千代子の顔を見た。上目遣いで。身長的に。

「ちよちよかぁいい(σ≧▽≦)σ」

「はっ、はぁあ!?何が!?」

「ちゅう(^з^)-☆とか、にゃー(=^ェ^=)とか」

「いやっ、土佐弁!あと、猫語?みたいに語尾をニャーって言っちゅうわけじゃないき。『ね』に小さい『や』ってネイティブ発言は……」

「あたふたしてるちよちよもかぁいい♪」

「…………もぅ、ぇぃ」

 ちよちよこと千代子は本当に一人で帰って行った。

 何を思ったのか莉音が千代子を引き留めようとした。

「あっ、待ってよ。ちよちよ」

「あんたはダメだ」

 ただし、テメーはダメだと千代子は言うと、莉音を殴るかのように拳を向けた。すると、千代子の拳から拳圧が莉音にクリティカルヒットした。

「ぅわぁ!」

 莉音は仰向けに倒れた。

「莉音、悪いのはあなたよ」

 志穂は莉音を呆れた目で見ていた。





「……なんで来た」

「えへへ( ̄∇ ̄*)ゞ」

 レストラン風見鶏には莉音、志穂、美春、マキャファートたちがやって来た。店の場所を教えたのはマキャファートだ。あと、チャリでは来てない。

「さっ、レストランだから皆なにか、頼もう!みはるんは何がいい?」

「あー私は晩御飯前にあんまり食べちゃダメだから、ラムネで!ちよちよ、私ラムネ好きなんですよー」

「はいっ、ラムネひとつねー。他にはありませんかー。(営業トークである)」

「じゃ、私はハーゲンダッツ。バニラね。莉音は?」

「じゃあ私は鍋焼きラーメン!ライスは大で!」

「はいっ、ハーゲンダッツバニラが一つ、鍋焼きラーメンのライス大が一つ。以上ですね」

「あぁ、僕はキャラメルマキアート!」

「えっ、あんた飲めんの?」

「当たり前じゃないか以下略」

「わかった。キャラメルマキアートが一つね」

 注文を取ったあと千代子は厨房に消えて行った。

「ってか莉音、鍋焼きラーメンを食べれるの?けっこうあるわよ」

 鍋焼きラーメンとは高知県の須崎名物の料理である。〆のスープにご飯を入れて食べるのだ。けっこう腹に来るぞ。

「大丈夫大丈夫。私の胃袋は宇宙だ!」

「あぁ、そう」

 もう、志穂は呆れた。


 三人がご飯食べてるときにマキャファートはこっそり千代子に言った。

「ねっ、いいもんだろ。仲間は」

「…………ふっ。……まぁな」


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