EX-0
閑話です。
章タイトル詐欺。きっと私メイン。
「無事行ったみたいだね」
誰も居なくなった真っ白な空間でそう独り言ちを漏らす。
そして、彼と相対していて色々な事を思い出していた。
それは地球に漸く知的生命体が現れ始めた頃に唐突に起きた。自身が生まれてからこっち、一切連絡すら無かった世界神からの呼び出しであった。もしかして自分は何かしてはいけない事をしてしまったのか?と震えながら向かった先に居たのは世界神と生まれたばかりの神だった。
世界神曰く、お前もそろそろ世界運営も慣れてきた頃だろうからここ等で新神教育でもしたまえ。と。
確かに自身も生まれてすぐ先輩神に教育されたのち銀河系を任されたから、遂に自分にお鉢が回って来たのだと思った。だが思いの外意気投合してしまい教育期間にしては長すぎる50年の月日が流れていた。
今でも時折やり取りしているが、最後に連絡を取ったのももう随分前だと思いこれを機に連絡を取ることにした。
「折角送った隼人君が苦労しても可哀想だしね。時たま気にしてやってくれ、程度でいいかな?」
そのメッセージを秘書(天使)に預け、自身は世界運営の仕事に戻るのだった。
神様話。
新神教育50年は新人教育3ヶ月が4~5ヶ月に伸びた、程度の認識でおk。
銀河系の神様は今後出演予定なしです。