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アルタンとララタンは心配になって

ユイタンとセラタンの後をコッソリつけることにしました。


ユイタンとセラタンに何かあった場合には

自分達が囮になって

二人を逃がしてやるつもりでいたのです。


そして…

アルタンとララタンの心配した通り…


ユイタンとセラタンは人間に捕まってしまいました。


「凄えぞ!服着たハムスターだ!」

「喋ってるぞ!」

「見世物にすれば客がドッと押し寄せるぞ!」

と言って人間がユイタンとセラタンを離しません。


「「仕方ないわね…」」

結局、最悪の予定通りに

アルタンとララタンは囮になることにしました。


「ちょっとアンタ!見る目がないわね!そんなジャンガリアンよりもゴールデンの私の方が賢くて役に立つことが判らないの?ジャンガリアンを離してやりなさい。その二匹を掴んだままだと私を捕まえられないわよ!」

と言ってララタンが人間の前に姿を現しました。


「おおっ!何だ!今度はゴールデンハムスターだ!こいつも服着てて喋ってるぞ!しかも毛並みも良いぞ!」


人間はララタンの誘導に乗って

ユイタンとセラタンを手離し

ララタンを追いかけることにしました。


その間にアルタンがユイタンとセラタンを逃がします。

「こっちよ!」


ユイタンとセラタンを森の方へと逃すと

アルタンはララタンが捕まっていないことを祈りつつ

ララタンの元へと引き返しました。


すると人間が更に二人あらわれました。


「おやっ!服を着たハムスターだ!」

「珍しいぞ!」

「もう一匹いたのか!捕まえろ!」

「いや、犬を連れて森へ入れ!」

「さっき逃げた二匹の向かう先にまだ仲間がいるかも知れないぞ!」


人間達が本格的にハムスター達を捕まえようとしたのです…。


挿絵(By みてみん)

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