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第3話

ちょっと贅沢な昼食


 1

 

 カランコロン♪


 外観の大きな木とかLED看板とか色々要素盛ってて悪目立ちしているが、中に入るとレトロな家具が並びお洒落なシャンデリアが吊り下げられた雰囲気のある店内、いわゆる純喫茶って感じの店だった。

 チェックポイントなだけに目立たないといけないのは、わかるがLED看板が有るだけで折角せっかくの雰囲気が台無しだ。

 「いらっしゃいませ、ご注文がお決まりになりましたらお知らせください」

と言って手渡された手作りのメニューは、味のある筆跡に可愛いらしいイラストが描かれた細部にまでこだわりを感じる物であった。

 しかしながら、メニューに目を通すと

 「う~ん」

普段ドリンクは、自販機かコンビニのベージュの軍服にデニムパンツの青年ヒーローは、メニューの価格に頭を悩ましてしまう。

 もう何しろ高い!ドリンクが自販機の3倍、1杯の値段で牛丼が喰えそうだ。

 「うーん 取り敢えず」

先ずは、挑戦してみる事にした。

 「すいませーん オレンジジュースとツナと玉子サンド、食後にこの苺のチーズタルト下さい」

大体味が想像出来るものを頼んでみた。

 「はい、承りました。」

と言って、お絞りを置いて店員が去っていった。

 ヒーローは、携帯端末を取り出し

 「取り敢えず、チェック」

マップ上の、グリーンの点がレッドに変わった。

 「後は、依頼いらいーと えーと、確かDrん〜なんて言ったけ? う〜ん………Dr何とかの救出だったけ う〜ん 救出きゅうしゅつ あっ! 有った逢った コレこれ♡ Drビースト救出依頼 登録〜と」

携帯端末の画面に有るチェック項目にチェックを入れた。


 コトン コトン


 「ご注文は、以上でよろしいでしょうか」

と言って店員は、テーブルの上に食事を置き無表情で確認した。

 「すいません、お水もう一杯下さい」

店員は一瞬、間をあけて立ち去った。

 「さ、食べるか」

 『はむはむ、うーん♡白身のゴロっとした食感と黄身のクリーミーな味わい塩味がうんまいなー♡パクパクパク』

 

 コトン


おもむろに水をおいて店員は、立ち去った。


 『じゃこっちはどうかなーはむはむ、これもまたツナがとってもジューシーだ時折り見せるピクルスの酸味がアクセントになって、もー止まらなーい♡ふー美味しかったー、よーしそろそろドリンクでもいっとくかチューチューチューぷっはーうーん濃縮還元だなあっさりしてるなー不味くは無い、旨いちゃー旨いでも絞りたてとくらべちゃうと物足りないなーチューグボボガガジュル』

チャイムを鳴らす。


 ピンポーン


 コトン

 「ご注文は、以上でお揃いでしょうか」

タルトがテーブルの上に置かれた。

店員は、確認すると伝票を置いてその場を立ち去った。


 「いよいよデザート♪」

 『サクサクとこうばしい食感、チーズのクリーミーで酸味の効いた味わいと上に乗っているイチゴのフルーティーな甘酸っぱさとが相まって、とっても食べやすい。♡ケーキの甘さでイチゴの酸味が酸っぱくならず、爽やかな甘さだ』

 水を一杯、ぐびぐびと飲み干し

 

 「すいませーん、お会計ー」

会計を済まし店を後にした。


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