THE SECOND DATE 15 [Her only of the world 1]
佳己ちゃんは話してくれた。話し始めた。
佳己ちゃんからの私との出会いをー。
入学式、佳己ちゃんは何の期待もしていなかったらしい。
高校を選んだ理由もただちょうどいい学力だったから。
女子校にも入ろうと思ったけど、それは止めた、止められたんだって。親に理由を聞かれたからだ。
本当のことは言えない、言いたくない、でも嘘もつきたくない。
そんな佳己ちゃんが取った行動は普通にする。
普通に親とも揉めず、普通に共学の高校を、普通に学力で決めることと語る。
そして私と同じ高校に入る。期待なく何もなく、ただ我慢というものだけはある。
自分の本当の部分、どうしようもない部分。
これは本当にどうしようもない。
だってこれは私たちが男が女を、女が男を好きなる、愛おしい想う、惹かれるのを一生我慢しなくてはいけないことと同じだからだ。
一生と言っても高校三年間だけと思う人もいるだろうけど、十代の三年は長く感じるらしい。
それに一番そういう時期だ。
これはその人しか分からない気持ちだ。
どれだけ分かっても、理解しても、世界が逆の考えになるなっても、佳己ちゃんにしか分からない。
入学式が始まり、終わる。自分の教室へ行く。
そして、その時だったらしい。
私に会ったのは。
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