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Different Place  作者: 藤いろ
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THE FIRST DATE 3 [Dating way]

私たちはデートらしいデートををした、、、と思う。

私はデートなんて今までしたことがない。

ので、今回のデートが合っているかなんて分からない。

カフェ行って、オシャレ通りを散歩して、そのあと服を見た。

佳己ちゃんはやたら可愛い服を着せようとしてきた。

いやいやそういうのは君の役でしょ、私似合わないから似合わないから。

と断ったが、この時の佳己ちゃんの押しの強さはすごかった。

それでも買うまでには至らなかった。お金もないしね。

断ったあとお昼を食べにいった。

佳己ちゃんがラーメンを食べたいと言ったので、二人で女二人でラーメン。

今時なラーメンっぽくないオシャレなラーメンではなくがっつりラーメン。

私は良いんだけどね。好きだしラーメン。それからデザート探しにまたオシャレ通りに向かう。

その時こんな話をした。

「先輩、大学はいつからですか?」

「うん、来月、4月の9日だったかな」

「大学ってよく分からないんですけど、忙しいんですか?」

「私もわかんない(笑)」

「暇な時はどんどん連絡下さい。もう作戦はしないので」

「そうなの?まぁもう引っかからないけどね」

「それは残念です、フフッ」

「そういえば修学旅行あるでしょ、どこ行くの?」

「さぁまだ分かりません。先輩はどこ行ったんですか?」

「北海道、食べ物は美味しかったよ」

「含みのある言い方しますね」

「もうちょっとゆっくりしたかったかなぁっと」

「おばあちゃんみたい、フフッ」

「じゃあ介護頼むよ~」

「はい!頑張ります!!」

「いや、、、そんな頑張らなくても良いよ、、、」

そんな話。それからクレープ食べて、またお茶して。

友達同士と変わらない。女子同士だから当然なんだけど。それでもこれはカップルのデートなのか分からない。

そもそもカップルデートが分からないし、女子カップルなんだからこれが普通なのかも。

佳己ちゃんも満足そうだし、これで良いのかも知れない。

「先輩女の子同士のデート初めてですか?」

「女の子同士もなにもデート自体初めてだよ」

「よっしゃぁ!初デート貰いました!」

「初ってそんなに嬉しい?」

「嬉しいですよ~」

私はあんまり感じたことはないけどなぁ、初が何でも好きなのは男子の方なのかも。

「そうなのね、じゃあ私の初めて全部あげるよ」

「嬉し過ぎて泣いちゃいます、エーン」

「ちゃんと泣けよ」

「それじゃあ先輩の初めて6回目のデートくらいに貰いますね」

「何の?」

この疑問には答えてもらえなかった。

6回目、6回目、、、全然分かんないまま初デートは終わった。

読んでいただきありがとうございます。

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