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Different Place  作者: 藤いろ
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CONNT DOWN N 5-1 [Various start]

4月、全てが一新されて一から始まる月。

新年は1月からなのになんで4月からスタートなんだろうと思う。

考えてみると、春に合わせているのか。

季節に合わせているなんてなんか綺麗で良いなぁと想うこの頃。

私、八旗名嘉はその新しい綺麗な季節の初めからとてつもない障害に悩まされてる。

大学生になり、入学式、サークル勧誘で疲れてしまった私。

ちょっとこれからの大学生活を憂うつに感じながらも、癒しがあれば大丈夫と思ってたけど

しかし、その癒しも一週間のお預けをくらってしまった。

あぁ私の癒し、私の彼女、佳己ちゃん。

今何をしているのかな、とつい考えてしまう辺り・・・。

本当に恋なんだなと感じる。

しかしご飯は美味しい!胸がいっぱいで~というのはどうも個人差があるらしい。

あぁ今日のお昼のハンバーグ美味しいなぁ

肉ならステーキよりハンバーグ派な私。

佳己ちゃんはどっちだろう。

ステーキのが彼氏役っぽいかな?

などと、ハンバーグを食べながら考える。

人を好きになったことは今まで・・・あるようなないような。

微妙だなぁ。

恋を恋と意識するのは意外と出来るものでもないらしい。

これは恋じゃないのかな?と思い自分で決めるものっぽい。

現に私は告白されるまで佳己ちゃんを何とも思ってなかったし。

付き合い始めてからもなぜ!?の気持ちが強くて好きはなかった。

要は自分の意志の問題なんだ。

人の意志なんて弱いものだ。

好きと言われて考えて特に問題なく進めば、その人を好きになってしまうのだから。

そりゃあ宗教にもハマるね。

そんな感じで告白されて意識して好きになってしまった私は今、佳己ちゃんに癒しを求めている。

大学生ツライよ~楽しくないよ~。

というか授業難しいし。講義というのか?

色々自分で決めなきゃだし、こういうので自分で決めるという自主性が身につくのかな。

学食でのハンバーグ定食を食べ終わり、食器を片付け、次の授業・・あ、また間違えた。講義だった。

それまでヒマ・・・・。

春の風の気持ちいい校内を歩く。

私の大学はけっこう古く感じやすい昭和の雰囲気のする校舎をしている。

こういう雰囲気は好きだ。

一人、まだ全てを知らない校舎内を歩く。

一人だからって友達がいないわけじゃないよ!そりゃあ友達は少ない方って前に話したけどさ!

「名嘉くん!居た居た居た居た!」

そんなこと言ってるとホラ友達。大学で出来た友達。

「ボクを待っててくれても良いじゃないか。と、友達がいのない人だな」

読んでいただきありがとうございます。

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