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追憶

作者: ひなプー

私だけに看取られながら…。

白い部屋での10年間、長かったでしょうね。

お酒を酌み交わす事も叶わず、結局親孝行出来なかった後悔はお墓まで持っていきますね。

12月31日大晦日、母親と兄はそれぞれの都合があり私と2人だけの時間。

私は、幼い頃に出来の良い兄より出来の悪い私を可愛がってくれた事を思い出してしていました。

そして…………。

気がついた時には呼吸が止まっていて…。

慌てる私になす術は無く、あなたの頬を伝う涙を茫然と見ていることしか出来なくて。

今になって思うと、もしかして最期に私と2人きりの時を待っていてくれたのですか?


「ありがとう、あなたの子供で良かったよ、そしてサヨナラ…」

幼い頃は父親が苦手でした。

でも、亡くなってから私をとても可愛がってくれた事に気づき…。

でもね、失わないと気づかないなんて遅すぎますよね。

後悔と自責の念をここに…………。

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