第1話 〜借金〜
「ではみなさん、また新学期に会いしましょう」
「起立、礼」
『さようなら〜』
今日から夏休み!
俺の名前は燈泉 慎司 高校1年生です
両親は去年から海外で仕事中
お金は仕送りもあるけど宝くじの1等当たったとかで有り余るほどに・・・・
さぁ明日から何しようか・・・・・・
明日は1日中寝てるとか・・・・・・・・
いや・・・・・・ゲーム三昧とか?
・・・・・ま、明日考えるか(笑)
などと数時間前は考えていたが
しかし今現在俺は危機的状況に陥っていた
「おらぁ!ちゃっちゃと親の居場所吐かんかい!」
「だ、だから今は二人とも海外に仕事しに・・・・・・・・・・・」
「んなぁこたぁどうでもええんや!」
どっちなんだよ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
「坊主、ヤクザなめとったらあかんで」
別になめてないよ・・・・・・・・・
「あの・・・・・状況がさっぱり理解できないんですけど・・・・・・・・・・」
「あ?なんや自分、親から聞いてへんのかい」
「? はい」
「しゃぁないのぅ・・・・・」
「???」
「自分の親な、うちの組に借金しとんのや」
父さん母さん、何でヤクザに借金してんの・・・・・・・・・・・・・・
「んで、ほんまは1年くらい前に締め切り過ぎてんねんけどな
うちの組はやさしいからのぅ、利子倍にして今日まで待ってあげとってんや」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
え?・・・・・・ん〜・・・・まって、まさかあの宝くじ当たったってこの借金の事?
え〜と3億円だったから倍って6億?え・・・・いやそんな、まさか・・・・・・・・・
「え〜と・・・・・借金っていくらぐらいで返せますか?」
「大丈夫大丈夫、宝くじ1等2連続で当たれば返せる額やから」
6億だあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
「・・・・・・・できれば俺にもやさしくしてほしいんですけど」
「却下」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「え〜と・・・・・・・・今日払えないとどうなりますので?」
「そやなぁ・・・・・・死なん程度に内臓引っこ抜いて遠くの方で働いてもらうかの」
「えと・・・・・誰が?」
「そりゃもう言わんでもわかるやろ」
一生のお願いです、御二方帰ってきて下さい・・・・・・・・
とまぁ現在ヤクザ3人と俺が家で話し込んでいます
ピーンポーン
「「「「!!!!!」」」」
「こんにちわ〜、郵便ですお届けにあがりました」
「・・・・・・・・・・自分、妙な真似したら、わかってるやろうな」
「・・・・・は、はい」
「死にとうなかったら言うこと聞くんやでぇ」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
そう言って玄関から見えない位置に3人は隠れた
「・・・・・は〜い、今開けま〜す」
ガチャッ
「ハンコお願いします」
「・・・・・・あ、はい」
「毎度どうも〜」
・・・・・・・・・・・・今だ!
そう思った瞬間いきおいよく郵便物を手に持ちながらも外へと飛び出した
「ふぅ・・・・・・・・とんだ邪魔者が来おったの」
「さて小僧、話の続きを・・・・・・・・・・・・・」
あたりを見回したが家の中には3人しか残ってなかった
「「「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・」」」
「しもた!」
「ちぃ!あの小僧やってくれたな!」
「お前等、車で追って来い!俺はとりあえずあの小僧を追う!」
「よし!わかったわ!」
初めまして、初投稿です!
いきなりこんな展開ですいません^^;
文章下手かも知れませんがこれからがんばっていきますのでよろしくお願いします!