僕、久賀琉威は最高に帰りたいと願う
「ルーちゃんついたお! いつまでへこんでるの。いくお」
アリスの声で我にかえった。いつのまにか体育館倉庫についたようだ。
できることなら、今着せられている女子制服を脱ぎ捨てて、布団のなかで足をばたつかせたいのだがそうわけにもいかない。
あのバ会長に従うのは屈辱だが、これもスーパーエリートになるため。
「わかってる。それで、穂高先輩達は何処にいるんだ」
横を見ると何故かアリスがいない。
どうやら僕は見限られたらしい。大きく溜め息をして、帰ろうとした。
が、何故か動くことはできない。これは一体どういうことなのだろうか。
「やあ、そこのレイディー。よかったら僕とちゃーおでもいかがかな」
足元から声がした。見てみると明らかに変態としか思えない小柄の男が、僕の足を掴んでいた。
これは一体どういうシチュエーションなんだ。
とりあえず、僕の美しい足に頬擦りしてきたので蹴りを一発食らわした。
変態野郎は、僕の素晴らしい蹴りを動かなくなった。
「おーい。そこの、弟がすまんかったな」
何故か、空から降ってきた男は申し訳なさそうに詫びる。
その男は、僕の蹴りで伸びている変態男に、とても似ていた。
もしかして彼らは……
「うーん! 大丈夫だすよん。穂高先輩」
アリスはそう微笑む。つーかお前は、どこいってたんだよ。