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僕、久賀琉威は最高に泣きたい
アリスは何処から持ってきたのか女子の制服を採寸しだした。
無論、自分の制服ではなく僕のだ。
「おい! お前、僕に女装させようってわけじゃ」
「その通りだよん! 下の穂高先輩は女の子大好きだから」
彼女は驚く程速さで僕を着替えさせる。
「よし! じゃあいこっか!」
アリスは僕を何回も見て、嬉しそうだ。ちなみに僕は彼女に下着を見られたショックでとうぶん立ち直れそうにない。
「大丈夫だよーん! ルーちゃんのセンスは残念だけど、あれはあれでありだって」
その言葉で、僕の心はもう再起不能になってしまった。
「きをとりなおして、いこうぞ!」
アリスは僕の手を握り、体育館倉庫まで歩み出した。