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僕、久賀琉威は最高に完璧なのだ

「というわけだ。久賀君頼んだ」

 曙会長は僕の肩をポンと叩き、にこりと微笑んだ。

 その笑顔に思わず身震いする僕。

 何が起こったか簡単まとめると、先日バ会長に押し付けられた“偉大なる曙会長のお仕事”をやることになったから。

 内容はというと、運動部荒らしとして名を馳せている『穂高センパイ』の退治である。

 因みに僕は穂高センパイの学年、名前すら知らない。

 というわけで、僕は恐らくこの役にぴったりであろう彼女を助手としてつれていくことにしたのだ。


「やほーん! ルーちゃんから私を呼んでくれるなんて……まさか愛の告白かしら?」

「違うわ」

 僕が助手として声をかけたのは、クラスメイトのアリス=アルティスだ。

 声をかけたのはアリスしか友達がいないわけではなく、彼女の情報収集能力を買っているからである。

「わかってるよん。穂高先輩のことを知りたいんだろん? いいよ。おしーてあげる」

 相変わらず個性的な話し方をするアリスは丁寧に穂高センパイについて教えてくれた。

 簡単に要約すると、穂高センパイは二年生で尚且つ一卵性双生児。

 普段は体育館倉庫を溜まり場にしているという。

 流石僕、凡人でもわかるようにも簡潔に説明できた。

「よし、じゃあ体育館倉庫にいくか」

「あ、ちょっと待って!」

 アリスは不敵な笑みを浮かべ、体育館倉庫に行こうとする僕を引き留める。

 そんな彼女を見て、嫌な予感をおぼえない訳がない。

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