《エピソード02》『さすらい人』って、何なの?
この女の子に、守ってもらいたいんだねって...
ここで、司祭さんが笑顔で、話してくれました =^_^=
『さすらい人』は昔から、語り継がれた話なんですよ。
一番有名なのが、『ムサシ』です。500年前に魔王を討滅させた人です。
他にも、森の中で、迷った人だったりします。それが人によっては、とても進んだ事を知っていたりするんです。
その知識で。また不思議な力を使って。村、町、国を潤してくれる存在なんです。
例えば、剣士のエイバーのところかな?
ええ、そうですね。30年程前に『トラジロウ』という名前の人ですが、農業の灌漑に優れた人でした。
この人が、この辺の農業を水車小屋というもので、変えました。最後には王都へ呼ばれました。
そのおかげで、この国は豊かになって、属国から独立出来たのです。
でも、その人も森の中で迷った人だったんです。それで、俺の村にたどり着いたんですから。これは、実話ですよ。
リクトと私は、その話を聞いて思わず「僕たちじゃ無理です。そんな力はありませんから」と言ってしまったんです。
(2人で、しまった。正直すぎた!! ここを追い出されてしまうよな!! (;^_^A )。二人で、お互いの顔を見ていた。
まあ、まあ、そんなに慌てずにね! 彼女さんが心配しちゃうでしょう? ワザっと、心配をさせたいのかな?
いいえ、幼馴染ですから! あ! でも心配はさせたくは、ないですね! どうすれば、いいんでしょうかね?
まあ、慌てないのよ! もっと、心配をさせたいのかしらね! この女の子に、守ってもらいたいのね、男の君がね!!
(僕は、この言葉で、冷静になれたんだ! 僕は慌て過ぎた!! 何を僕だけが、騒いでるんだろう! 雪菜は、騒いでいないのに。僕は、恥ずかしいやつだね! (;^_^A )
魔法使いのマリシアは、笑っていたんだよ!! !(^^)!
(もう、当然だよね! 頼りなさ過ぎだよ!! (;=^_^= )
剣士のエイバーは、同じく笑いながら。まだ、俺の話は終わっていないんだよ!!
さっきの『トラジロウ』も、すぐには、能力を発揮していないんだよ! 直ぐに使えればいいけどね。
この世界には、魔法があるんだよ。でも、それがあっても、何魔法が使えるのか? 何に使えるのか?
やはり、そんな感じから始まるんだよ。いまは、できなくても、いいんだよ。
それよりも、そんな大切なことも知らないで、ただ『さすらい人』は便利だから。
こういう人に捕まると、直ぐに稼げないからと、酷いことをされてしまう。こういう奴は困るだろう?
はい、そうですね。分かりました。
じゃあ、とりま。一目見れば『さすらい人』と分かる特徴を、隠すことから始めようかね=^_^=
《エピソード03》『さすらい人』の特徴を、隠すこと? ...お楽しみに (^^)/
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