《エピソード30》お互の思いは?(異世界:優香です)
あの神殿の中でも、本当は色々とできたことも、あるんですが、神殿のルールに従うために、実行はできませんでした。
あの森の中の、光を目指していく聖女様をみて、神殿騎士達を引き上げさせるしかなかったのです。
そうしなければ、貴方には自由が訪れなかったでしょう。
貴方がここに、来られるのは、輝く光がこちらに向かって来たから、分かりました。
私が、お守りをしなければ、いけない人が、来られたんだと。
それが...、先ほども申し上げた通りに、貴方を見ると、恐れ多くて、中々『リーシェ』とお呼びできませんでした。
自分でも、神殿の時のように、周りを取り囲んで、守るべきでないことは、分かっていましたが、中々それが、できませんでした。
でも、『リーシェ』を守るもの達が、すでに身近にいて、軍船をかき集めても、吹き払ってしまわれる。それで、分かりました。
できれこの島で、穏やかな日々が過ごせるように、私は貴方をお守りしたいと思います。
そうですか? では私を『リーシェ』と呼び、貴方の家族やこの島の人達と、同じよう接して頂けますか?
はい、私は『リーシェ』を一人の女性として、接して行きたいと思いました。
(え! 『一人の女性として、接して』くれるのね!! 『一歩踏み出す、勇気を出す』。これは、今この時のことなのね。よし!!)
では、私を一人の女性として、接して『リーシェ』と呼び、家族として、生涯を通して、ともに歩んで頂けますか?
(これってさ、逆プロポーズじゃないのかな? (;^_^A )
はい、私は貴方を『リーシェ』と呼び、生涯を通して、ともに歩む、家族になって頂きたいと思っています。
(フッー! これで、プロポーズになったわね! !(^^)! )
はい、わかりました。これからは、『ご領主様』ではなく、『セーバン』と呼び、生涯をともに歩んでいきましょう。
『セーバン』は、小箱を取り出して、指輪を出して、私の左手の薬指に、入れてくれました。(手が震えていたわね =^_^= )
こうして、翌日の『結界完成の祝賀会』で、島の人達が見守る中で、結婚の発表を行いました。
島の領主とその伴侶となる私へ、島の人達が思いっきりの拍手と、お祝いの言葉で、みんなで喜ぶことが出来ました。
(『現代の優香(中身リーシェ)!! 『一歩踏み出す、勇気を出す』で、ハピエンを叶えたよ!!)
今回は環境が変わるなかで、『一歩踏み出す、勇気を出す』ことで、ハピエンを叶えられた物語になりました。
あなたも、視点を変えてみたりすると、見えてくるものが、あるかもしれませんよ。
そんな時に、叶えたい事であったなら、『一歩踏み出す、勇気を出す』してみるのも、いいかもしれませんよ。




