《エピソード28》私の本当の思い?(異世界:優香です)
みなさん、久しぶりですね!! 見かけは、16才のリーシェ。中身は、28才の優香です。覚えて、いらっしゃいますか?
こちらは、《エピソード20》からの続きになります。
あれから、私は『ご領主様』の『セーバン』との距離を、保っているように努めていしました。
あれから、あの避難路へ、結界を張りながら、長い期間結界を維持するため、に魔晶石を地中へ埋め込む事を、コツコツと進めていました。
『魔晶石』それは、魔力が固められている、結晶体です。ご覧いただいている方だけの、内緒にしてくださいね。
実は私、この『魔晶石』を魔素を吸収し、浄化するなかで、無意識に生成できるんです。『魔晶石』はストレージへ自動収納されています。
聖女がそこの地域にいるだけで、周辺までもが住みやすくなる、1つの理由でもあります。
また、そのようなところは、『微精霊』が集まってきて、とても環境が住みやすく、なるんですよ。とても良い環境の循環ですね。
いにしえの、成獣の住処の跡からとか、魔王などを倒すと、とてつもない魔力の魔晶石が、採れるようですね。
それで、この『魔晶石』を地中へ埋め込むのは、穴掘りなどはしません。直接、地脈を探りながら、ストレージから埋めて行きます。
ですから、最初は『ご領主様』が守ると言って、付き添われていたので、返って困っていました。
その原理だけを、マネられて人力で実施すると、地脈が乱れますから。
私のいた日本では、針とお灸の治療があります。ツボを知らずに、マネだけする、ようなものですから。
それから、商船に見せかけて、私を奪い取ろうとした者がいました。
私に触れようとすると、雷撃を受けて、弾け飛びましたね。この島は、とても『微精霊』が多いです。
『微精霊』たちは、いつも私を包んで、守っていますからね。
そんなこともあって、私を囲って守ろうとした、『ご領主様』は無理に付き添うことを、止めてくれましたよ。
また、この島以外の国が、私を奪い取ろうと、来たことがあります。軍船を動員して、脅して来ました。なぜか、大きな嵐がきて、どこかに、吹き攫われて行きましたね。
もう、そろそろ、秋の野山から、薬草や山菜採りなどの人達が戻る時間です。みなさんは、きさくに私に手を振ってくれていますよ。
今はもう、誰も『聖女様』呼びをしないで、『リーシェ』と呼んでくれていますからね。もうこの島の一員になりました。
でも、時々思ってしまうのです。(『ご領主様』ではなく、『セーバン』と呼ぶ関係になりたいと! =^_^= )贅沢な悩みですね!!
続きを、お楽しみに...《エピソード28》私の願い叶えるの?(異世界:優香です)




