《エピソード22》駐在所勤務?(現代:中身リーシェです)
あれから、歩きながら話していて、優人君の実家の近くにある駐在所が、立て替えがあったようです。
コミュニティができる、施設が併設されているようでした。地域の人がお茶うけを持ち寄って、お茶のみをしているそうですよ。
学校帰りの小学生や、子供を連れた若い奥さんとかも、寄っているようでした。
なんか今更ですが、神殿に集まってくる人達を思い出しちゃいました。
最近は、私の休日が、優人君の夜勤の日になっていました。それで、思い切って賄いレベルの練習になるからと、夜食の弁当を作って見たら、喜ばれました。そんなことが続いていますよ。
でも、次の私の休日には、非番になるそうなので、優人君の実家の近くへ行くことになりました。
優香の記憶にある、西洋風の焼き物の人形? たしかアンティーク風ってことでしょうか? そんなものがある、骨董品のお店にも、興味がありましたので、行くことにしました。
当日は、優人君の運転する車で、アンティーク風の物を扱う。お店へ行きました。
(ああ、これって、王都のお店でもみたわ。誕生日とかに、上級貴族や裕福な商人が送っているものだったわね。私も持っていたわね)
そのアンティーク風のスタンドや、アンティーク風なお人形さんを見ていました。
(アンティーク風のスタンドは、あの世界では魔石で灯っていたわね。この世界ではそれが、電気になるんだね!)
お店の中を見ていると、優人先輩! ってお店の奥から、若い女性が出て来ました。あれ! 知り合いかな? 後ろに幼い子供がいました。
他にも二人の女性が出て来ました。やはり「優人先輩!」でした。
(あれ! 優人君って意外とモテるのかな? と思っちゃいましたよ!!)
すると、やはり、後ろに幼い子供がいました。
優人君は「おう! お前たちか! 子供も大きくなっているよな。子供はみんな同い年だったよな!!」
「ええ、そうですよ。それよりも、先輩は彼女さんを連れてきてますね! もう、近々なんですか? ワー!」ってイジられていた。
「ちょっと、それはまだ止めてくれよ!!」
「あ、そうですか? 年下の彼女さんなんですね。若くていいですね!!」
(え! 私が若いって? まあ、優香はお肌のお手入れ雑だから、ちゃんと勉強して、お手入れを始めたけどね!)
(あれ! この女性たちって、たぶん優人君の後輩、...。ってことは、年下だよね!)
次回は、道の駅って です




