《エピソード17》私の居場所{見つけ}?(異世界:優香です)
時計塔の下からは、神殿騎士達とセリーヌを先頭に、アルカラ国の騎士達も上がって来ています。
急いでいるようですが、重い鎧を付けているため、ゆっくりと上ってくるように、感じました。
そして、口の形から「聖女様見つけ!! 早く捕らえろ!!」と言っているのが分かりました。
他にも「時計塔の上に、逃げてバカだね!! ここは、アルカラ国だ!! 聖女は南アルカラ国に渡さない!!」アルカラ国の騎士達ね。
時計塔から気づくと、遠く南アルカラ国の方角は、真っ黒い大きな雨雲がかかっていて、豪雨と雷が襲っているのが分かりました。
あれは、南アルカラ国に来る時に高台で、8年前に最後に見たあの大嵐と同じだった。南アルカラ国はあの時と同じようなことが起こっているんだ!!
そして、その嵐は間違いなく、このアルカラ国へ向かって来てる!! その時に、別の方角から、純白の大きな雲がこちらに、向かって来ているのも、分かりました。
下は時計塔の頂上の手前までも、上がって来ていました。私は、時計塔の頂上にいました。もう逃げ場がなくなっていました!!
すると、突然の風が吹いて私の体は、舞い上がっているのを感じました。それは、あの純白な雲へ吸い込まれて行っています。
時計塔の人達は口々に「待てえ!! お前を捕まえれば、褒美を頂けるんだ!!」もう、そんな言葉しか出て来ませんでした!!
純白の大きな雲に入ると、大きな白い飛龍の首に乗っていました。それから、飛龍は私を載せて飛び去りました。
飛龍の頭には輝くような光があり、そこから、声が直接あたまに響いてきました。おまえには、安心できる居場所が必要だ。
我がこれから、連れていこうぞ! 私は飛龍首に乗ったまま、ウトウトしてしまいました。気づくと丘の上の牧場が見えてきました。
いつの間にか? 私は白い飛龍ではなく、雲の中にいました。丘の上の牧場には、ご夫婦が車イスで日に当たっていました。
他に何人かの人が、テーブルにいました。その傍らにいる一人の青年に気付きました。あれ! どこかで、見たような?
私は白い雲から、ストンとその人達の近くに落ちました。あれ! 雲から人が落ちてきたぞ! 私は、落ちた時に、頭を打っていました!
気が付くと誰かから声をかけられていました。
(ああ! 思い出した! あの時の神殿騎士さんだ! 逃走した時もいたよね! 今はあの時の変装のままでした =^_^= )
あの、大丈夫ですか、聖女様と小さい声で、言っていました。
聖女様は、まだ誰かから、逃げているんですね。今度は私がしっかりと、お守りできますから、ご安心ください。
続きを、お楽しみに...《エピソード18》私の居場所{作るの}?(異世界:優香です)
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