《エピソード08》中身リーシェは?(現代:階段から落ちて!)
始まりの詳細は《プロローグ》を参照してください。
お話の起点は、《プロローグ》に遡ります。それは、階段から落ちた、現代の優香の続きです。
階段を落ちたあとで、隣の部屋の青年に、声をかけられて意識が戻りました。優香の記憶から、誰であるのか分かりました。
(やった!! 中味の入れ替えは成功? だよね!)
その青年は、いま救急車の要請を出しますから、と言っていた。(あれ! 連絡を取っている道具って、『スマートフォン(通称:スマホ)』ってものだよね!)
そして、青年は階段の下まで落ちてしまった、私のことを色々と気遣っい、声を掛けてくれて、いました。
そして、救急車が到着して、私の処置をしてくれるまで、付いていてくれていました。(ワー! 護衛の騎士と比べて、とても優しくて紳士的に思っちゃうわ)
その時に、近くに車? あれは優香の記憶では、パトロールカー(通称:パトカー。警備の方?)よね。あの青年が、話ているのって、同僚って感じよね。
ああ、なるほどね。あの青年は警察官っていうの? 優香の記憶からだと、市民を守る人なのね。じゃあ、騎士ね!
私は、いつも聖女様と呼ばれて、尊敬はされていたのよね。でも一定の距離を置かれていて、普通に話も出来なかったわ。
この世界なら、気軽に話せるようになりそうね。そこで、私の意識は遠のいていったの。
翌日の朝、目が覚めたの。初めて見る部屋の様子。そして、点滴? してはいたんだ? と初めて見る物も、優香の記憶にはあったの。
これなら、この世界になじめそうな気がしてきたわ。
看護師問診とか、お医者さんの診察とか、初めて見るものばかりの中で、平静でいられたわ。
午後になって、優香のご両親(って、この世界の私の両親なんだ! あの世界では、早くに両親を亡くして、孤児院にいたからね! なんだか、とっても嬉しくなっちゃう)が面会に来たのよ。
しばらく振りで、色々と話をしていました。
そこに、隣の部屋の青年が、お見舞いに来てくれました。両親には、階段から落ちた時に、色々とお世話になった話をしましたの。
隣の部屋の青年は、私の両親にも気遣って、話をしてくれていました。
私は、軽い打撲と、ねんざくらいで済んだので(頭にこぶ! はできたましたよ)すぐに、退院できます。
両親は、お見舞いにきた、青年を見ていたからなのか、ガンバルンだよと、言って帰って行きました。
続きを、お楽しみに...《エピソード09》私は少しワクワク?(現代:優香です)




