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貴方だけの恋の指定席?  作者: Aprツツジ
☆騎士になって迎えに来ると誓った幼馴染。別の方との結婚式招待状が届いたの!!
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《エピソード01》王都行きのお誘い

王都行きのお誘いって 結婚式の参加だけ...?


 内容を見ると、お相手は男爵家のご令嬢だったの!


 ロイドも招待状を持っていたので、知っていたようだったの。


 私は、母がロイドから、いつものように、王都のお土産を頂いている間に、自分の部屋に戻っていたわ。


 別にバルガスに特別な思い入れは、なかったわ。それでも、母が私に近づくために来る庶民の男性を、近づけないようにしていたこと。


 身分の高い人でも、私は取り立てて美人や、いかにもご令嬢でもなかった。


 だから、昨年から私に、近づこうとする男性は、パッタリと途絶えていたわ。


 このままでは、本当に行き遅れてしまうと、思ったのよ。


 色々な思いが溢れてきそうなので、自分の部屋に戻っていたわ。



 でも、ロイドとほとんど話さずに、自分の部屋に戻っていた事を、思い出したの。


 いけない、せっかく来てくれたのに、もう帰っているかもしれない。


 お店に戻ると、あの母がニコやかに、ロイドを見送っているところでした。


 母は私を見ると、ロイドがね、良かったら一緒に王都へ行って、バルガスの結婚式に参加しようと、誘いたかったみたいなの。


 何日間か実家にも行くし、またここに来るから、王都へ行くか考えてと言ってたよ。


 でもせっかく、王都へ行ける機会だから、行って来たらと言っていたのよ。


 珍しいわね。母がここまで、ロイドにあいそうが良いし、王都行きを薦めたりするのは! 私には以外なことだったわ。


 そう思ったけれども、母も私の行き遅れを心配してるんだな、と思った。


 それで、部屋に戻って。考えてみると、バルガスが迎えに来て喜ぶのは、たぶん母だろうな!


 私はそんな思いはなかった。むしろロイドや護衛の冒険者達と一緒の方が、楽しいと思っていたの。


 それで、私は王都行きを、決めたわ。


 ロイドと縁組ができなくても、王都行きは一生の思い出になるわね。生まれてから村を出たことも、ないんだからと。


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