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貴方だけの恋の指定席?  作者: Aprツツジ
☆騎士になって迎えに来ると誓った幼馴染。別の方との結婚式招待状が届いたの!!
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《エピソード08》弾む会話が始まった(2)

思い切り、話の核心へ向かった...望はハピエン!


 そろそろ、日が傾いて来たわね。


 うん、そうだね。そういえば、前に夕日を、一緒に眺めたことがあったよね。


 ええ、私ね『夕暮れ時』が好きなの。あの夕焼け色に染まった景色が、大好きなのよ。


 え! やはりそうか。王都に行く前に聞いたかな『夕暮れ時』は、日本語だぞ!!


 そうだね。僕も『夕暮れ時』は、大好きなんだよ。秋の頃は、『紅葉』と併さって、とれも美しく感じるね。


 え! ロイドは『紅葉』と日本語で言っているわね!! そうだったんだね!!



 ねえ、ロイドは『ライス』じゃなく『ごはん』や『お味噌汁』が食べたくなる?


 「え!! そうだよ!! 時々なぜか、とても食べたくなるな!!」


 「それなら、私が作ってあげようか? 私は、薬品の他にも、食材を探したりしてるからね」


 「ああ、それなら、とても楽しみだね。商人をやっているけれども、お味噌に、お目にかかったことがなかったよ」


 (ああ、今晩しっかりと、話そう。大切なものも、用意してきているんだから!! そのために、頑張たんだから!!)


 夕暮れ時に、馬車の御者台とその助手席から。ロイドとセリーナは、ふたりで、夕日に染まった景色を楽しんでいた。



 夕飯のあとに、ロイドが、セリーナを町の噴水のある広場に誘っていた、


 そして、ロイドは、自分から、こことは違う世界の記憶があることを、セリーナに話していた。


 それを聞いて、セリーナも、自分も似たような、記憶があることを、話していた。


 もうそれは、転生者「あるある」の話し。どこで習った? どこで見たんだ? 悪いことなどしていないのに詰問される「あるある」。


 そんな話で、盛り上がったあとに、ロイドは、昼間の話しをしていた。(ここで、恋のために、最高に勇気を出すと、決めていた!!)


 僕は、『ごはん』や『お味噌汁』が食べたくなる人です。セリーナ、是非僕のために作ってくれる人に、なってください。


 そして、片膝をついて、宝石入れの指輪を開いて「僕と、一緒になってください。お願いします!!」と示していた。


 セリーナは、それを受け取ってくれていた「私で、良ければ、横に立って支えます」と。そして、婚約指輪をはめる時に...。


 私から、サプライズがあります。「私の幼い頃を覚えていますか? 今の姿だったでしょうか?」


 ロイドは、いきなり言われて、少し考え込んだ。が、思い出したように「そうだよね。髪色と瞳の色が違うよね!!」


 セリーナは、小指の指輪を外すと、プラチナ・ブロンドの碧眼の姿だった。これって、どこかのご令嬢みたいだ!!


 セリーナは「母が、私が7つの時に、見た目に惑わされる人はダメよって言って、標準的なメイドの、茶髪・こげ茶の瞳にしたんだそうだ」

 これもあってか、ロイドは、思いっきり緊張をして、震える指を、抑えようとしながら、婚約指輪をセリーナの左手の薬指に入れた!!


《エピソード09》ロイドもサプライズ


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