氷魔術
氷魔術
水の振動を止めて固まった固形の水としての氷ではなく、単純な粒子の移動の停止や冷気としての氷属性。
《氷弾》
硬い氷で作った弾を高速で射出する。銃ほどの速度はないものの、弱めの弾丸のような効果を発揮する。投石よりかは高い威力を有する。
《氷槍》
硬い氷で作った槍を射出する。槍は軽いが鋭く、刺されば傷口が極度に冷却されることになり、損傷が広がることもある。
《氷壁》
硬い氷で壁を作り出し、相手からの攻撃を防ぐ。行使する術者の力量にも寄るが、大抵は銃弾を撃たれたとしても数発は受け止められるだけの耐久性を有する。
《氷尖柱》
先の尖った頑丈な氷の柱を地面から生やす。柱は地面から生える槍のように、鋭さで相手にダメージを負わせ、冷気も相まって動くことを阻害する。
《氷散弾》
硬い氷で作られた破片を高速で射出する。氷の破片は破片という名でありながらかなり頑丈。
《凍武器
自身の持つ武器の持ち手以外に、冷気を付与し、攻撃時に相手の傷口を凍て付かせる。
《氷結》
指定した地点を中心に周囲を凍結させる。範囲や速度は術者の技量に大きく依存する。ただし、相手を凍り付かせるには相手の魔力抵抗を突破しなければならないため、敵を直接攻撃することはできない。
《氷槍降》
複数の氷槍を上空に打ち出し、離れた距離で雨霰のように連続して降り注がせる。
《透氷》
まるでそこにないかのように透明な氷を作り出す。氷を作り出す段階で全く空気が入らないようにしなければならないので、とても難しい。
《氷霧》
凍てつく様な冷気により立ち入った者の命を蝕む銀の霧を生じさせる。術者を含め、霧に触れた者に無差別にダメージを与え、命を蝕んでゆく。
戦略級魔術
《氷点下》
極寒の領域を創り出し周囲一帯を氷漬けにする。生物に対する殺傷能力は高く、周囲の温度を一瞬で奪われてしまえば生存するのは非常に難しい。また、その冷気により空気が縮小し、真空状態になったエリアへと空気が流れ込むため、強力な風が吹き荒れる事になる。
《氷瀑》
凄まじい数の尖った氷塊を撃ち出し、狙った地点付近に連続して降り注がせる。機銃掃射を圧倒的に超えるほどの強力な術式であり、状況によっては一帯を制圧することすら可能。だが、上空から飛来する頑丈な氷を大量に受けても耐えられるだけの耐久性を持った防空壕があればあまり被害を与えられない可能性もある。