土魔術
土魔術
固体に関連した魔術
既に自然界にある土を利用することが出来る上、圧縮させると強固になるため、かなりお手軽に強力な攻撃を放つことが出来る。火や風と言った決まった形を持たない属性と違い、実体のある土属性は総合的な制御し易さで比較すると一番
《石弾》
土を圧縮した弾を高速で撃ち出す。質量と硬度を活かし、手軽に投石以上の高威力を発揮できる。上手く当たれば人間相手の骨を折るかもしれない程度の威力を持ち、
《石槍》
生成した岩の槍を射出する。重量が増した分速度は遅くなっており、重量と慣性で攻撃力を実現している。刃物ほど鋭くも金属ほど丈夫さもないこの術式の使い勝手はあまり良くなく、より簡単な石弾の方がマシと言われることすらある。
《石壁》
地面から土を圧縮した分厚い岩の壁を生成する。相手の攻撃を防ぐための防御用の術。
《岩石砲》
幾つもの石の塊を連続で射出する。岩石の大きさはマチマチで、そもまで頑丈でもないので対象にぶつかった際に砕けて狙った場所とは別の場所に加害を及ぼす可能性もある。しかし連射することでの制圧能力と範囲攻撃能力を有する便利な術でもある。
《錐弾》
四角錐または円錐状のより硬度の高い岩石を生成し対象へと射出する。また、本物の錐キリのように回転を掛けることで、空中での直進性を高め、狙った箇所へ命中精度をより高めることもできるが、それには高い技術が求められる上に溜めが必要となるため、あまり使われない。
《石棘》
地面から圧縮した土の槍を作り突き出す。原理としては土壁を生やすように尖った槍を生やすだけ。知られていなければ足元から強襲でき、知られていても相手に常に地面を警戒させることが出来るのでとても有効。
《炸裂》
岩に中心から全方向に向かって力を加えながら瞬間的に岩の結合力を緩めることで岩を爆散させる。使い方によっては勢いよく破片を飛び散らせる事もできる。
《岩捕》
地面から岩の板を作り出し、相手を全方位から覆い隠す。相手を捕縛するための術。
《岩押圧》
相手を両側から巨大な岩で挟み込み潰す。
《落岩降》
土砂崩れの如く大小様々な岩石を相手の上空に創り、相手へと降り注がせて生き埋めにする。
《破砕流》
地面を捲れ上がらせ波のような瓦礫や土砂を放つ。
《九重土壁》
地面を円形に盛り上がらせ、九つに重なった堅牢な半円状の岩壁を生成する。極めて高い防御力を誇り、それは内側に行くほど高くなる。
《震地》
超局地的な地震を発生させる。地震の規模と広さは込められた魔力量と術者の技量に依存する。
《巌楼閣》
地面より数十メートルもある巨大な岩の柱を勢いよく突き出させる。
戦略級魔術
《降星》
巨大な岩を遥か上空に生成し、勢いをつけて落とす。
《流星群》
数メートルもある巨大な岩を上空に幾つも生成し、連続して落下させる。