風魔術
風魔術
気体に関連した魔術
視認性が非常に悪く、避けづらい。だが一番攻撃力が少なく、更には構成が弱い為、頑丈なものにぶつかるとすぐ崩壊するほど脆い
《風球》
風の塊を飛ばす。基礎的な風魔術であり、威力が小さくとも相手を吹き飛ばす、投げられた手榴弾を跳ね返すなどの戦術にも使えるため、あらゆる戦場で広く使われている。
《風盾》
風の壁を生み出し、投射物から身を守る。一定以上の速度・重量を持つ投射物は貫通してしまうため、投石や矢などしか対策できない。防御性能は、手榴弾自体は防げても爆発によって翔んでくる破片は防げない程度。
《激風》
瞬間的に暴風を発生させる。風そのものに殺傷能力はないが、立っていられないほどの強風は相手の自由を奪え、戦闘に於いてあらゆる面で有利を取る事ができる。
《風刃》
風の刃で敵を斬り裂く。その特徴は不可視に近いことであり、間合いを計りずらい技でもある。
《落風刃》
風刃を上から落とす。この術はギロチンのような効果を発揮する。
《風砲》
圧縮した風の塊を高速で射出し物理的な衝撃と共に敵を吹き飛ばす。風球の威力を高めただけの、純粋な上位互換の術式。
《真空結界》
風で二重の膜を作り、その間を真空にする。熱や振動を伝える空気がないということなので、炎や音を遮断する。ただし、光などによる熱は防げない。また、空気の壁であるため、攻撃が当たれば簡単に壊れてしまう。
《風裂球》
衝撃が加わると無数の風の刃が撒き散らされる風の球を射出する。着弾することで手榴弾よりも広い範囲に破壊をもたらす。ただし、衝撃が加わると即座に暴発してしまうので、途中で迎撃される危険性があり、その場合は味方を巻き込んでしまいかねない。
《風弾雨》
弾丸サイズまで圧縮した大量の風砲を対象の辺りに向けて乱射する。風砲を圧縮したことで相手を吹き飛ばすほどの面攻撃はできなくなっているものの、一点の破壊力はより増大しており、銃弾ほどではないが対人用としては十分強力。
《乱刃》
無数の風刃の制御を手放し暴走させることで周囲を無差別に風刃が襲わせる。制御を手放すということは、術が自分へと向かないようにする制御すらできないということでもあるため、行使する際は出来るだけ離れた位置、もしくは自身と術の間に障害物を入れることが基本的。風烈球より威力は向上している。
《螺旋旋風》
螺旋のように渦を巻く風を放射し、一直線状の比較的柔らかなものを削り取る。
戦略級魔術
《斬竜巻》
風の刃が混じった渦を発生させる。巻き込まれたものは少し巻き上げられ切り刻まれる。
《滅降気流》
天候を操り、無数の乱気流を発生させた後強力な圧力をかけ、全ての気流を一気に地上へ向ける事で大地へと強烈な下降気流を吹き降ろさせる。その大風は建物すら瞬時に破壊し、周囲一帯を吹き飛ばす。もし辛うじて生き残ったとしても、風が強過ぎて呼吸困難となり、果てには窒息死する。