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現代日本プレッパーズ~北海道各地に現れたダンジョンを利用して終末に備えろ~  作者: 256進法
第二部:黙示録コンプレックス・in・北海道

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道央道オーバードライブ(後編)

その女の泣く姿は自分に似ていた。

だが、もう一人は母に似ていた。


観賞用BGM:https://www.youtube.com/watch?v=dkIYkpsTkGY&ab_channel=Release-Topic


 「あはははは!!」

「追撃ですよ!!追撃!!」

「何だ、戦争も案外楽しいじゃないですか!!こんな物を長い間やらせなかったなんて……」


アーデルハイド達の周りの瓦礫がガタガタと動き始める。


『もう東京で安穏としている、腐った時代遅れのブタ共は要らない!!』

『このチェイスで確信しました!!時代は次の支配者を求めている!!』

『私はクリスティナをこの手に収め、他の競争者を全員排除し、私の王国をこの地上に築く!!』


『私が支配するからには、完璧な秩序に護られた王道楽土ですよ!!あははははは!!』


宙に浮いた瓦礫の大群がアーデルハイド達へ嵐の様に放たれる。

彼女はさらにアクセルを吹かし、ジャンプ台のようになっている瓦礫の出っ張りへ向かって行く。


『その王道楽土……確実に私の《生存圏》とは相容れないわぁ』

『何より気持ち悪いにも程があるのよ』

『大体……1人の友人だった女に、キャリアをフイにするリスクを冒してまで執着するなんて、完全に精神の病気よぉ』


『病気と来ましたか!!』

『ははは!ソレは貴女じゃ無いんですかねぇ!!』

『マックジョブすらロクにこなせないド底辺のクセして、口だけは一丁前ですねぇ!!』


アーデルハイド僅かに微笑むと、四十万の方を振り返りながら言う。


『私に神が与えた役割は迷い苦しむ民を運命へ導く事であって、ハンバーガーを焼く事では無いわ』

『寧ろ自分では無い誰かが造った疑似身分システムに服従して、向いていない仕事で人生をムダに浪費する事、それこそが最も愚かなコトよ』

『私は自分の力を発揮し、楽しむためならこの世が無限の混沌(カオス)に陥っても構わないの』


そしてアーデルハイドはジャンプ台になっている長い瓦礫を見据える。


『ミス・シジマ』

『私がただお遊びで宣伝活動をしていると思って?』

『そして教えてあげる。戦いとは始まる前に終わっているのよ』


『あははは!』

『一体何を準備していたとでも!?』


『特A級のアイテムとそれ以外のアイテムには決定的な差がある』

『前者は世界そのものを左右し、変える力があるのよ。そしてこれは単純な威力では測れない』

『一体どれだけの数があるかは分からないけどね❤️』


アーデルハイド達の乗ったバイクは更に加速する。


『私の動画を一体どれだけの人間が視聴したのかしら』

『私の言葉は世界のあらゆる言語に翻訳され、電子の海を通して広められている』

『特に私を追っていたり研究していたりすれば、それはもう脳に刻み込まれる(・・・・・・)程に見ているでしょうねぇ……ふふふふ❤️』


彼女達の乗ったバイクは瓦礫からジャンプし、アーデルハイドは空中でハンドルを離して小剣を翳す。


『《堕天使原理》第三段階起動。蒔かれた種子は眠り、そして花開く……』

魅了開花(テンプテーション)』!!』


紫色の波動が黒い羽を起点にして、市街地の上空へと放たれる。

ヴェルミーナとアーデルハイドはバイクから跳び立つ。


『ミス・シジマ!!』

『今度は貴女がイジメられる番よ!!❤️』

『私達はお先に失礼するわぁ!!❤️ Bye, See you again!!❤️』


「ハハッ、何を……」

「私は元から誰も信用していませんよ、私のナンバー2になり得るクリスティナを除いてね……」

「クリスティナに比べたら、大半の人間は藁人形みたいなモノですよ」


四十万の配下達は後続車両の窓から身を乗り出し、サブマシンガンとアサルトライフルを次々と彼女へ向ける。


「……丁度したかったんですよ、人員整理と新規メンバーのリクルート」

「この程度で洗脳される意志の弱さなら、北海道に蔓延る化物共相手ではどの道生き残れません」

先従隗始(まずかいからはじめよ)。最初に粛清するのは反逆者からです。その次は目撃者(・・・)達ですね」


四十万の腕が変形し、指の爪が伸びていく。


「《ぬらりひょんの巻物》二段階起動」

「『平安地獄変』」

「選り優れたるモノの為にはより質の良い犠牲を、です」


巨大な牛車が現れ、無数の焼け爛れた手が四十万の()部下達を引き摺り込んでいく。


「かつてある絵師はより良い絵を描く為、弟子をイジメ抜いた」

「その噂を聞いて激怒した権力者は、絵師の娘を牛車に押し込めて焼き殺した」

「絵師はその光景を黙って眺め、一つの絵を描いた」


四十万は自分の両頬を両手で撫で下ろし、深く微笑んだ。


「ですが……その絵はその権力者ですら、のけ反らせる程の傑作となった」

「身分による犠牲の強制こそが美しい世界を生む。アナタ達の犠牲は決してムダにしませんよ」

「クリスティナ……アナタの新しいお友達を目の前で焼き殺したら、一体どんな美しい表情を見せてくれるのか……考えただけで達してしまいそうですよ……!」


牛車は燃え上がり、犠牲の狼煙が偽りの夜へと上がって行く。

その狼煙を横目で見ながら、銀色の装甲を纏ったベルナルドが空を駆け落ちて行く。


《ベルナルド君!》

《狼煙が上がってる所は時間(・・)が掛かるから迂回を!》

《今から自動運転搭載車両をハックするから、落下速度はマッハ1ぐらいに抑えて!》


『了解した』

『……四十万は想像以上に厄介だ』


《日本警察の次期リーダー候補だよ、アレは》

《なかなかどうしてこの国も人材豊富(・・・・)だね!》


『……ミューゼ。そろそろ着地する』

『車の手配(・・)は終わったか?』


《今終わったよ!》

《ランボルギーニの最新モデルさ!!色は勿論銀色!!》

《今回も期待しているよ!!キミの出す()に!!》


ベルナルドの眼下を銀色に塗装されたランボルギーニが猛スピードで通過する。

彼は空中をジグザグに蹴って回転し減速すると、地面に滑り込む。


『《終末機甲アポカリュプシス》起動』

『《加速(アクセラシオン)》』


ベルナルドは剣を構え、音を置き去りにして走り出す。

彼はランボルギーニと併走すると、車体に飛び乗った。

死神を乗せた銀色のランボルギーニは唸りを上げて、反対車線を疾駆する。


《まるでGTAとグランツーリスモが合体したみたい!!》

《過去最高にスリルと興奮を感じるよ!!》


ミューゼに遠隔操作された銀色のランボルギーニは、ヴィットマン達の戦闘を横目に地平へ突き抜けて行く。


《なっ、何だありゃぁ!?》

《反対車線をあんなスピードでトバすなんて、トンだイカレ野郎が居たもんだぜ!!》

《しかもランボかよ!!マジブッ飛んでやがるぜ!!ヒャホーーッ!!》


大道は走るスピードを上げるが、全く追いつけそうにもなかった。


(アレを上杉警部の所へ行かせたらマズい!!)

(自分の見間違いでなければ、車体に乗っていたのは《死神》……!!)

(理由は分からないが、あのカルテルとの戦争に今の警察は耐えられない……!)


~札幌上空~

~黄金船~


ミューゼは大量の汗を飛ばしながら、《ロックハッカー》を狂ったように弾き鳴らす。

彼女は黄金船の手摺りへ足を掛け、押し潰された天使のようなシャウトを北海道の空に飛ばす。


『おーやってんなぁ、ミューゼ!』

『コレがタダで聞けるのは《シルバーステイシス》の特権だな!』


茶髪で青い目の男が、桃色髪の少女と白髪の大男を連れて出て来る。


『スゴい……!』

『何時か私もお友達を連れて……』


『私も弟達を連れて来たくなりました』

『これを見れるのはメンバーだけ、というのが惜しい限りです』


茶髪の男はジュビアの肩を抱いて言う。


『やっぱ行っちまったか、アイツ』


『お止めはしたのだけれど……』

『これが最短ルートだと言われて、従うしか無かったの』


『けど確実に何らかの収穫を得て還ってくるだろ』

『アイツは昔からそうだ。最短で最大の成果を上げて、とんでもない宝を引っ提げて来る』

『ミューゼの演奏を聴いて気楽に待ってようぜ。それと……カヴァレリアが報告して来た件、もう聞いたか?』


『……さっき艦橋で彼女と話したわ』

『《魔女》からの接触(コンタクト)があったですって?』

『正直危険極まりなさ過ぎて、私が直接付いて行こうと思っているわ』


茶髪の男はタバコの箱を取り出そうとしたが、ジュビアに手を叩かれる。


『お前が行くと《魔女》の性格上、100%殺し合いになるな』

『お前が負けるとは思わないが、《戦槌》を連れて来ていた場合はお前の命が危ない』

『《戦槌》がそういう場所で《魔女》の側を離れるとは思えねぇし』


『……なら誰を護衛に付ける気?ベルトラン……』


『ヴァンフリートだ』

『アイツなら感情的になって余計な事は喋らないし、カヴァレリアを生きて帰す事が出来る』


『……まるで私が感情的な女みたいな言い方ね』


『悪い。気に障ったか?』

『俺はそういう女の方が人間臭くて好きだけどな』


『なっ……!』


『頬が真っ赤だぜ、ジュビア』

『ウソも付けない、お前のそういうトコロも好きだぜ』


ジュビアは顔全体を真っ赤にし、頭から湯気を立てる。

彼女の拳がベルトランの肩を恥ずかしそうに殴りつけた。


『やっぱり凄い仲良いでしょ?お姉様とベルトランさん』

『お姉様は『もう別れる!』とか怒ってる時あるけど、多分言葉だけだね』


『ティエラさん』

『それは一目瞭然ですが、敢えて言わない方が本人達の為になる事もあります』

(私もそうは思ってはいますが……)


『そんなモノかなぁ……』

『大人って難しいなぁ……』


ティエラは騒乱極まる下界をひょいと覗き込む。


(早く雪だるまを作ってみたい)

(だけど、その前にこの国でお友達出来たら良いなぁ)

(ん……?)


『ねぇユルゲン』

『あの巨大な戦艦みたいなの何?』

『何かこっちに近づいている気がするんだけど……』


『──!』

『アーデルハイドの部下がこちらへ向かっています!!ベルトランさん!!ジュビアさん!!』

(アレは《巨大空中戦艦ツェッペリン》!!連中め、この国も混乱に陥れる気か……!)


二人はユルゲンの言葉に頷く。


『あのナチ共……』

『全く見境ナシだな』


『ベルナルド様を敵に回しながらどう《魔女》と戦って行く積もりなのかしら』

『狂人達の考える事は全く理解出来ないわ』


『うーん……どうだろうな』

『相手次第か』

『ヴェルチカみたいな狂信者だったら話が成り立つとは思えねぇし……』


《フフ~~……》

《悪いけど、私はヴェルチカじゃないわ》

《クラリス・V・ザイトリッツ。《降下機甲猟兵大隊》の資金管理をやらせて貰ってるの》


一人の少女が赤紫色のツインテールを風にたなびかせ、手摺りの上で足を組んでいた。

ジュビアは白く長い二挺のハンドガンを抜き、クラリスへ向ける。


『無断侵入は即処刑よ』

『一応言い訳は聞いてあげる』


《私達は戦争をしに来た訳じゃないの》

《おカネ貸してくれない?》

《ものすご~~く入り用なの》


『……それは押し借りとどう違うんだ?』

『お宅の艦砲は全部こっちに向いてるが』


《そうとも言えるわ》

《ダンジョンを攻略して絶対に返すから》


『俺の経験上、こういう事を言われてカネが返ってきた来た試しがないな』


『……そうね、確かに経験者は語る。先月2500万貸したわよね、ベルトラン』

『まだ返ってきてないのだけれど』

『アナタは人の事を言えるご身分じゃないでしょう』


『うぐっ!!』


『ベルトランさん、お姉様に今まで幾ら借金してるの?』


『億は超えてるかなぁ……あはは……』

『でもホラ、頑張って返してはいるから』

『それに俺はジュビアだけ(・・)が頼りなんだよ』


『──!ふふふ……』

『そうでしょう、そうでしょう……!私だけ……ふふふ……!』


《アンタこの男に甘すぎるわ》

《『お前だけが頼り』、なんてまごう事無きツラが良いだけのヒモ男の言葉よ》

《後で絶対に泣かされるわ》


ジュビアはベルトランの言葉に夢中になり、クラリスの言葉を聞いていなかった。


《……ねぇ、アナタ達大丈夫なのコレ?》


『いつもの事だから』

『はい』


《……取り敢えず別の人を呼んできてくれる?》

《この二人はおカネに関してはアテになりそうに無いわ》


ティエラはクラリスの肩をちょんちょんと突く。


『じゃあちょっと待っててクラリスちゃん(・・・)

『今船長(・・)呼んでくるから!』


《いきなりちゃん付け!?》

《自分から乗り込んで行ってなんだけど、どうなってんのこの船……》

《普段薄暗い連中に囲まれてるから、ラテン系のこのノリはキッツいわ……》


~地上~

~道央道・北広島IC付近~


 アイカは《M99カリュドーンライフル》を構え直し、追手の黒いSUVに向かって引き金を引く。

轟音と共に魔弾が放たれ、エンジンを抉り抜いていく。


「!!」

「ヤバいにゃ!!」


弾はそのまま運転手の半身を吹き飛ばし、車ごと爆発させる。


「リン!!」


爆発の中から炎を纏った車輪が現れる。


《ダイジョーブでーすにゃ、警部》

《火の中なら私の生息域ですにゃ》


アイカは間髪入れず車輪に向かって引き金を引く。

弾は車輪を貫通して大穴を開けたが、炎は穴を塞いで行く。


(……ダンジョンアイテム!)

(しかも厄介なタイプの……!)


「──!アイちゃん!!」

「攻撃が来るで!!」


《『火車葬送』!》


リンは炎の車輪をアイカに向かって投げる。


「たぬき!」


「はいよ!」


たぬきの道民生活で培った堅実なドライビングテクニックで、アイカはギリギリ車輪を回避する。


《あめーにゃ》

《砂糖入りのちゅーるよりあめーにゃ》


飛んで来た車輪がリンに変化し、MP5KA2を至近距離で突きつける。


《終わりにゃ山県アイカ》

《来世では人を殺さずに生きて行くんだにゃ》


「嘘──」


銃声が響き、たぬきは目を瞑った。

イチカは硬直したまま目から更に涙が溢れ出す。


『悪いが彼女達を追うのはもう止めて貰いたい』


リンの目の前にアイカを脇に抱えたベルナルドが立っていた。


「「──!?」」


『もし、これ以上彼女達を追い込むのならば……』

『俺が直接相手になる』


上杉警部はレイカと鍔迫り合いをしながら言う。


『いっ、一体何が目的で……!』

(ま、まさか《死神》が……!)


『どんな人物か気になって香坂イチカへ直接会いに来た』

『それだけだ』


『~~~っ!今更退く事は出来ません!!』


ベルナルドはアイカを下ろして上杉に向かって言う。


『ならこの《ソード・オブ・ミカエル》がお前達の命を刈り取るだけだ』

『俺は敵対者を絶対に許容しない。例え、それがこの国の秩序そのものであってもだ』


灰色の瞳が上杉とリンを交互に射貫く。

上杉は唇から血が出る程噛みしめ、リンへ向かって言う。


「撤退です……!リン……!」

「今彼を相手に戦争は出来ない……!」


リンは変化を解き、もう一台の追跡車両へ飛び乗る。

そして自分の首をひたひたと触る。


《……まだ首は繋がってるにゃ(二重の意味で)》

《地獄の底から生還して来た気分にゃ》


上杉警部は鍔迫り合いを突き放し、レイカに向かって言う。


「絶対に貴女を捕まえて見せますから……!!」


「おう、期待しとるで。精々上手いカツ丼食わせてくれや」

「個人的には姫カットよりポニテの方がカワエエと思うで」


「なぅわっ!?」


「なんや、オカシなコト言うたか?」


「い、いえ!こっ、この不届き者め!」

「かっ、必ず成敗致しますからね!」


上杉は追跡車両へと飛び去って行く。


(なんや成敗って)

(時代劇の見過ぎやろ)


レイカもハイエースに飛び移り、アイカの背中を摩る。


「よう頑張ったなアイちゃん」

「流石やったで」

「で。この銀髪超イケメンは誰や。天使か?」


「分かりません。モデルか俳優ですか?」

「う~ん……本当に天使かも……」


「もう疲労がヤバいから誰か運転代わって」

「つーかこれが限界」


「じゃあどっかで高速降りるかタヌキ。オマエもようやったわ」

「アイツ等も引き返して行ったし、上々の結果や」


ベルナルドはルーフの上から泣きじゃくるイチカを凝視する。


『……彼女がイチカか?』


『はいそうですよ』

『……あのピーッでピーッなピーッ警官がイチカさんを泣かしましたけどね』


彼はイチカへ手を伸ばそうとしたが、ハルカがそれを見て首を横に振る。


(今はダメだよ)

(そっとしてあげて)

(本当にツラい目に遭ってるから、ね?)


『……貴女の名前は?』


「?」


アイカがやり取りを見てベルナルドへ言う。


『……ハルカは英語が聴き取れないんですよ』

『スペイン語訛りなら猶更ですね』


『ハルカ……』


ベルナルドの眼にはハルカの穏やかな微笑みが、今は亡き母の微笑みと重なって見えた。


四十万 vs アーデルハイドはアーデルハイドの判定勝ちです。

妖怪警視は負け惜しみ言ってますけど、堕天使の勝利です。

アーデルハイドは一体誰が止められるんだ。多分マルファお姉さんですね。


ただ四十万も流石の対応です。

イチカを追い込んで泣かせる事が出来る人間なんて、そもそも尋常な存在じゃない。

端から見たら完全にクレイジーサイコレズですが。


たぬきの何かが、王子様の何かにクリティカルヒットしてしまったようです。

死神の王子様は母性の強いタイプがお好みのようです。(オブラート)

自分の母親に似た雰囲気の女性を好む男は意外と多い。これ、試験に出ますよ。


たぬきはこれから手にするアイテムによっては、イチカ超える部分あると思う。

アーデルハイドが大化けしたように、たぬきにも化ける素質があります。

化け狸です。


種は蒔かれました。

アーデルハイドの言う通り。

う~~ん、やっぱクセ者だぜぇこの女……


にしてもモテ男は何故モテるかを見せつけてくれてますね。

重要なのはバランス感覚と積極性、あと見た目です。

ベルトランは何もかもイケメンです。金の事以外。


しかし幾ら何でも甘すぎる……

もう完全にハマってますよコレ。

余程カッコイイんでしょうね、ベルトラン。金の事以外。


ここまでお読み下さりありがとうございました。


「面白かった」「次も期待している」「雰囲気が良い」「四十万の感情激重すぎ&狂ってる」「女を狂わせる女」「アーデルハイドを放置してたら大変な事になりそう」

「リンちゃんの戦い方がトリッキーで良い」「上杉警部天然っぽい」「なるほど、これがプロのヒモか」「チョロすぎる……」「ティエラちゃんかわ」「ベルナルドがカッコ良すぎる」「死神じゃなくて天使やんけ」「相変わらずアイカ口悪いけど、今回はしょうがない」「おいどうしちゃったんだ死神」


と、どれか1つでも思って頂けたら、ブクマ・評価・感想頂けると励みになります。

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