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江戸時代の思想。儒教と国学。商売がんばる石田梅岩・他

林羅山が朱子学を江戸幕府の官学とした。古学派、古義学派、古文辞派や陽明学派も登場

儒学に批判的な国学は本居宣長らが発展させ、平田篤胤が影響を受けた

農民の思想として二宮尊徳や安蔵昌益、町民の思想として石門心学の石田梅岩

倫「江戸時代には身分制度を維持するのに都合のいい儒学のうち朱子学が官学として採用されたわ」

学「朱子学は、朱子が儒家の思想を学問として体系づけたものでしたね」

倫「林羅山(はやしらざん)が上下定分(じょうげていぶん)の理とという身分制度を肯定する思想を重んじたわ」

哲「江戸時代は身分がはっきりさせたい幕府にとって、朱子学は都合がよかったんだな」

倫「覚えるなら、種子をまいて林の山の価値が上下するイメージよ」

哲「種子が朱子で林の山が林羅山で上下が上下定分の理か」


倫「儒学者の中に朱子学ではなく直接孔子や孟子の思想を重視すべしという古学派が登場したわ」

学「古学派の代表は山鹿素行(やまがそこう)ですね」

倫「山鹿素行は武士が師表となるべきと士道を確立したわ」

学「士道は武士が農工商のお手本としてなるべきであるというための規範ですね」

倫「覚え方いくわよ。武士にやましい素行をしないよう言ったのが山鹿素行ね」

哲「山鹿素行をやましい素行にするのはいかがなものか」


倫「素行の弟子の伊藤仁斎(いとうじんさい)は仁が誠に根差すと考えたわ」

学「伊藤仁斎は孔子の教えを日常の中で生かそうとする古義学派と呼ばれています」

倫「覚え方。「仁」を「誠」とせいと抗議したから伊藤仁斎ね」

哲「抗議が古義なのか」


倫「古学派でも現実の政治や社会を重視したのが荻生徂徠(おぎゅうそらい)よ」

学「荻生徂徠は歴史の中で言葉が変化していることに注意したため古文辞学派と呼ばれます」

倫「彼は学問の目的を世を納めた身を救う経世済民であるとしたわ」

学「この「経世済民」は「経済」という言葉に省略されて日常的に使われています」

倫「覚え方は、古文にあったお灸にトライすると経済的ってイメージするのよ」

哲「古文辞学、お灸にトライが荻生徂徠、経世済民の語呂合わせだな」


倫「陽明学の知行合一を重視したのが中江藤樹(なかえとうじゅ)よ」

学「知行合一は人間がもともと持つ道徳を実践していくことでしたよね」

倫「覚え方は、嫁がなげー刀と銃を持っている姿でもイメージするといいわ」

哲「陽明学と中江藤樹を無理やりくっつけるとそうなるのか」


倫「中国の思想である儒学そのものに批判的な意見から国学が登場したわ」

学「国学は日本古来の神道や古典を研究を重んじる考えです」

倫「本居宣長(もとおりのりなが)が国学を主張した代表的な人物ね」

学「宣長は漢意(からごころ)を捨て、「もののあはれ」を重視することが大切だと考えました」

倫「覚え方は、漢字の意味を捨てて古典へ帰って元通りよ」

哲「漢意を捨てて、もとおりってことな」


倫「国学を尊王攘夷論と結びつけたのは復古神道(ふっこしんとう)を唱えた平田篤胤(ひらたあつたね)よ」

学「それまでの国学者は、あるがままを受け入れていたので幕府の支配も受け入れていました」

倫「覚え方は、日本には神道なんてものがあったね」

哲「神道が篤胤(あつたね)ってことな」


倫「民衆側の倫理観も発生しているわ。農民の倫理を広めていったのは二宮尊徳ね」

学「尊徳の幼名は金次郎で、歩きながら勉強する二宮金次郎像は各地の学校に建てられています」

哲「その姿が歩きスマホを連想するからって、最近の像は座っているらしいな」

倫「二宮尊徳が為政者側の倫理観に近かったことに対し、安藤昌益(あんどうしょうえき)は批判的な立場ね」

学「安藤昌益はすべての人が農業に従事する万人直耕(ばんじんちょっこう)を推奨しました」

倫「覚え方はシンプルよ。チョコ・アンド・ショートケーキね」

哲「チョコが直耕で、アンド・ショートケーキが安藤昌益な」


倫「商人の倫理としては石田梅岩(いしだばいがん)の「石門心学(せきもんしんがく)」ね」

学「倹約に基づいて利益を上げることを肯定して商人の経済活動を正当化したんですよね」

倫「商人は商売がんばるという意思があるもんと覚えればいいわ」

哲「石田だから石の門なんじゃないのか?」

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