↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
13/29

ドイツ観念論。これはいかんと批判する。カントの批判主義

カントは批判主義と呼ばれ、理想的な社会を「目的の王国」と呼んだ。

フィヒテは「絶対我」を万物の原理とした。シェリングは同一哲学を提唱。

ヘーゲルは弁証法を提唱し、「人倫(じんりん)」の実現を目指した。

倫「合理論や経験論を批判的に統合したドイツ観念論のカントの思想は批判哲学と呼ばれているわ」

学「ドイツ観念論はドイツ理想主義とも呼ばれます」

倫「カントは『純粋理性批判』の中で経験を能動的に整理することで知識になると主張したわ」

学「それまでは受動的に知識は得られるとされていたので「コペルニクス的転回」と言われますね」

倫「純粋理性とは考える力のことで、視覚などの外からの刺激に対して認識して理解することね」

学「神や人格は理性ではとらえることのできないものとされ、科学の範疇(はんちゅう)外であると考えました」

倫「次に『実践理性批判』において道徳について説いたわ。実践理性というのは良心の声のことね」

学「実践理性、つまり自分の良心の声が何をすべきかを命令してくるそうです」

倫「良心の声は仮言命法(かげんめいほう)ではなく定言命法で行われるべきであると考えたわ」

学「仮言命法とはこうだったらああすべきという条件付き命令。定言命法は無条件の命令のことです」

哲「道徳に、よく見られたいからとか怒られたくないからとかいった理由をつけるなってことだな」

倫「『純粋理性批判』、『実践理性批判』、『判断力批判』が三つがカントの三批判書よ」

学「『判断力批判』は美的判断などを通して神について言及されています」

倫「これはいかんと十時間半批判するとでも覚えればいいわ」

哲「カントと、純粋、実践、判断力で十時間と半ってことだな」


倫「カントは理想的な社会を「目的の王国」と呼んだわ」

学「相手の人格を「手段」ではなく「目的」として扱うことで相手を尊重しあう社会のことですね」

倫「道徳的に正しいことができる自律的な人間を人格と呼んだのよ」

哲「自分で立つ自立ではなく、自分を律する自律なんだな」

倫「目的の王国、つまりカントリーに行かんとしているってことね。カントだけに」

哲「王国はカントリーじゃなくてキングダムだけどな」

倫「カントは『永久平和のために』で国家間の問題解決のために国際機関の必要性を説いたわ」

学「国際連盟や国際連合がのちに作られますが、その構想と言えますね」

倫「永久平和のための国際機関となったわけね。カントだけに」

哲「批判したい。この覚え方を批判したい」


倫「フィヒテは絶対的な自我である「絶対我」を万物の原理としたわ」

学「絶対我は、主観である自我で客観であるである非我(ひが)を乗り越えたものです」

倫「特に道徳的絶対我を重視した自我論を「主観的観念論」あるいは「倫理的観念論」と呼ぶのよ」

学「道徳的絶対我を実現するには、非道徳な自我や非我を克服し道徳的な努力をすることですね」

倫「また、フィヒテは「ドイツ国民に告ぐ」という演説でも知られているわね」

学「この演説はナポレオン占領下のベルリンにおいてドイツ国民の愛国心を鼓舞するものですね」

倫「おい、絶対ガッと叩いただろ。どこのどいつだ。不意打ち酷いぞ。誰が主犯だ。と覚えましょう」

哲「絶対我、ドイツが「ドイツ国民に告ぐ」、不意打ち酷いがフィヒテ、あと主観的観念論だな」


倫「シェリングはフィヒテの自我と非我を根本的には同一のものと考える同一哲学を提唱したわ」

学「自我と非我を両立させる者を「絶対者」と呼ぶ「美的観念論」を展開しました」

倫「絶対者は自我と非我をシェアリング。同一にして絶対シェア」

哲「シェリングと絶対者を同一にするな」


倫「ヘーゲルは「正(せい)」「反(はん)」「合(ごう)」の三段階を経る論理である弁証法を提唱したわ」

学「正は肯定、反は否定、合は総合のことです」

倫「正が反で否定されながら新しい段階に移ることを止揚(しよう)=アウフヘーベンというわ」

学「あるものを否定しつつも要素を保存しアウフヘーベンを経て合に至ることが弁証法の概念です」

倫「神のような「絶対精神」という存在があるとして、特に歴史を作るものを世界精神としたわ」

学「世界精神が個々の人を手段として操り歴史を作ることを「理性の狡智(こうち)」と呼びます」

倫「家族という正、市民社会という反、国家という合に至るとしたわ」

学「ヘーゲルは市民社会を「欲望の体系」と呼び、より高次な国家の必要性を説きました」

倫「そんな道徳と法律が統合されたものである国家を「人倫(じんりん)」と呼んだの」


倫「覚え方行くわよ。キャンプに行ってカレーライスを作るところを想像するのよ」

哲「キャンプで覚えるヘーゲル哲学」

倫「ライスづくりは飯盒(はんごう)で。鉄製飯盒(てつせいはんごう)を壊したら弁償しよう」

哲「鉄製飯盒が正反合。弁償しようが弁証法と止揚か。ヘーゲルはどこ行ったんだよ」

倫「世界を制したおいしいカレー。理性残して野菜は残すな。味の決め手はニンジン・リンゴ」

哲「ええと、世界を制してが世界精神。理性残してが理性の狡智、ニンジンリンゴで人倫か」

倫「そんなカレーを食べた後はスパイシーな屁ー出る」

哲「おい、それをにするんじゃねーよ。いままで頑張ってきたじゃないか」

倫「私だって当初はワンダーフォーゲルとかけてワンダーヘーゲルと言おうしたのよ」

哲「それでいいじゃないか」

倫「でも、ワンダーフォーゲルがピンとこない人も多いから下ネタに走るしかないじゃない」

学「ワンダーヘーゲルという正が、無名という反で否定され、屁ー出るという合に至ったんですね」

哲「きれいにまとめたようで言っていることは汚いんだよな」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。