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悪逆非道で世界を平和に  作者: ストラテジスト
第16章:マッチポンプの英雄譚
442/527

伝説の始まり

⋇三人称視点

⋇性的描写あり

 その日はいつになく平和であった。

 聖人族と魔獣族の同盟が成り二年もの年月が経過し、更に理由は不明だがここ最近はエクス・マキナによる襲撃も止んでいたため、近年稀に見る穏やかな日々が続いていた。


『――ごきげんよう、美しき星を穢すゴミ共』


 しかしそんな折、悍ましき邪神の声が人々の脳裏に響く。

 穏やかに過ごしていた分、その衝撃は相当な物だったのだろう。恐怖に震え蹲る者たちが数多く見られ、無駄と分かっていながら耳を塞ぐ者たちが続出する。


『諸君は最近疑問に思っているのではないかな? エクス・マキナによる襲撃が止んだのは一体何故だ、と。私の力が無くなったから、私が何者かに倒されたから。きっとお前たちはそんな希望的観測を胸に抱いていたのだろう』


 邪神は淡々と、人々の考えを的確に言い当てる。まるで絶望を煽るように。

 実際の所、平和な日々を送る人々は正にそんな考えを抱いていた。常識的に考えれば大天使すらも打ち倒す恐るべき強さを持つ邪神が、秘密裏に討伐されるなど絶対にありえない。打倒した者は英雄となって然るべきであり、その存在を隠す事は出来ないだろう。

 しかしそれが分かっていながらも、人々は希望的観測を胸に抱いてたのだ。あまりにも邪神が恐ろしく、その存在を忘れ去りたかったから。


『残念ながら真実は異なる。実はただのエクス・マキナを送りつけるだけでは芸が無いと思ってな。少し新たなエクス・マキナを生み出すのに時間を割いていただけなのだ』


 邪神がそう口にした瞬間、大地が揺れた。常軌を逸した域の振動が大陸全土を揺るがす。それはまるで、大陸の形が捻じ曲げられたあの時の悪夢の再来。

 だが現実はそれよりも残酷で、同時にどうしようもなく理不尽だった。


『そして本日、遂に完成した。今こそここにお披露目しよう。新たなエクス・マキナの姿を』


 青空をスクリーンとして、巨大なモニターが高空に浮かぶ。そこに映り込んでいるのは両国の王による同盟会談が成され、新たにサントゥアリオという名前を付けられた街の姿。距離を取って地上から街を眺めているような光景なのだが、何故か街を片隅に映しその周囲に広がる自然の光景をメインに映し出していた。ただただどこまでも続く草原と、澄み渡る綺麗な青空を。

 まさか邪神が映す物を間違えているのではないだろうか――世界の半数程度の人々がそう考えた瞬間、絶望が顕現した。

 地平線の向こうから天に向けて、鈍く金色に輝く塔がそそり立っていく。その塔は明らかにサイズ感が狂っており、地平線の向こうにあるはずだというのにはっきりとその威容を認識できる凄まじい大きさを誇っていた。

 塔の頂上には短く細めの塔が更に四本ほどあり、少し下から斜め方向にもう一本突き出ている。加えて五本の細い塔は、何故か動いた。それぞれが途中から折れ曲がり、その頂上がメインの塔の頂上に集まるように。

 それを目にした人々は揃ってこう思った。まるで拳を握っているかのようだ、と。そして絶望と共に理解した。『まるで』などという話ではなく、正に『そのもの』だという事を。アレは塔ではなく、信じられないほどに大きなエクス・マキナの腕なのだと。

 現実とは思えない光景に人々が凍り付く中、巨大な腕が大地に振り下ろされる。大地に掌が叩きつけられた瞬間、その衝撃でモニターの中では途方も無い砂塵が巻き起こり、世界のあらゆるところで地震が観測された。

 しかし最早どれだけ大地が揺れ動こうと誰も驚かない。地平線の向こうから姿を現した絶望の化身に、その威容に、誰もが意識を奪われていたから。


『エクス・マキナ――巨人型』


 それはあまりにも巨大にすぎる、人型のエクス・マキナ。地平線を段差か何かのように乗り越え全身を披露した巨人型エクス・マキナは、まるで星そのものと同じサイズに思えるほど規格外であった。頭部は雲を突き破り天高くそびえ立ち、堂々と大地に立ちサントゥアリオの街を見据えるその威容は、最早ミニチュアと人間のサイズ感。

 空に映るモニター越しに見ている人々でさえ、震えが止まらないほどの絶望と恐怖を感じているのだ。サントゥアリオの街で直接目にしている人々が何を感じているかなど、最早誰も想像しようとは思わなかった。


『さあ、試験運用と行こう。安心すると良い。コイツは聖人族の攻撃も魔獣族の攻撃も通じる。作成の過程でどうしても我が加護を押し込む事が出来なくてな。精々無様に泣き叫び抗いながら、無力を悟り絶望の中に滅びると良い』


 邪神がそう言い放った瞬間、巨人型エクス・マキナが進行を始めた。最も近くに存在する人の住む領域――サントゥアリオの街を目指して。






「――に、逃げろおおぉぉぉっ!!」

「あんな化物、勝てるわけがない! 早く逃げるんだっ!」


 巨人型エクス・マキナがその大きさゆえに鈍重極まる一歩を踏み出した直後、信じられないほどの揺れと衝撃がハーフの街を襲った。大陸全土が下から突き上げられてるような、最早立っていられないほどの激震。

 しかしエクス・マキナが再び次の一歩を踏み出すため足を上げた直後、一時的に揺れが収まる。その瞬間を見逃さず、老いも若きも一般人も冒険者も、こぞって死に物狂いで逃げ出し始めた。

 控えめに見ても蟻と人間のサイズ感なのだから、誰もが逃走を選ぶのも自然の成り行き。尤もこの場合、蟻に当たる存在は他ならぬ人間たちだが。


「クソ、腰抜け共が! 少しは街を護る気概を見せろってんだ!」


 だがごく少数の人間たちはその場に留まり、抗戦の意志を見せる。

 逃げ去っていく同胞たちに対して怒りを示すのは、聖人族の壮年の男性冒険者。迫りくる巨人型エクス・マキナを前にして膝が笑っているものの、戦う気力があるだけ逃げ出した者たちよりも遥かに強靭な精神の持ち主なのが窺える。


「そりゃ無理だろ。あたしもアレ相手にどうすりゃいいかは分かんねぇよ」


 その男性の隣で諦めの滲んだため息を零すのは、獣人の女冒険者。一応は獲物を手にして抗戦の意志を見せるものの、天を突くほど巨大なエクス・マキナを前にして完全に諦めムードであった。


「ねぇねぇ、あなたは逃げないの? このままじゃ童貞のまま死んじゃうわよ?」

「お前が死ね。そもそもたった一歩で地平線を悠々と跨ぐ、巨大に過ぎる化物を相手に逃げられると思うか? まだ迎え撃つ方が可能性が高い」


 更に付近には同じく逃げ出さなかったサキュバスの少女と、その少女に抱き着かれている天使の青年の姿もある。一見種族を越えた仲のようにも見えるが、青年の方はサキュバスの少女の頬をこれでもかと押し退けているので、実際の所はそういった関係では無さそうだった。


「うおっ!? 歩くだけでとんでもねぇ衝撃だ! 大陸がぶっ壊れるんじゃねぇのか!?」

「つーかあと一歩でもうこの街が射程圏内だぜ? どうするよ、これ」

「どうって……もう覚悟決めてやるしかねぇだろ、これ」

「だよなぁ。しゃあない、せめて華々しく散るか」


 壮年の男性と獣人の少女はお互いに一つため息を零し、それぞれの獲物を手にして巨人型エクス・マキナを見上げる。

 すでに街との距離は完全に詰まっており、あと二歩も進めば街を踏み潰せるほどの超近距離だ。あまりの巨体故に日の光が完全に遮られ、街全体に夜のような闇が落ちているのがまた恐ろしい。


「やーん♡ 私、死んじゃう前にあなたとヤりたーい♡」

「邪魔をするなら俺がお前を殺す。殺されたくないなら協力しろ」

「えーっ? もうっ、しょうがないなぁ♡」


 しかし最後まで足掻く事を決めた者たちは決して臆さない。どこまでも高くそびえる壁のような敵を見上げながら、戦意とその身に満ちる魔力を昂らせていく。


「いくぜっ! ストーム・ブレイドっ!!」

「くらいやがれ、デカブツ!」

「大気に漂う大いなる水よ、凝結し氷の槍となれ! アイシクル・ランス!」

「ラブリーショット~♡」


 四人はそれぞれの魔法や武装術で以て、エクス・マキナ目掛けて攻撃を放つ。斬撃や刺突が素早く宙を駆け、鋭く尖った氷柱や立体的なハートマークが殺到する。

 そして同時に街の至る所から、エクス・マキナに向けて様々な攻撃が放たれた。どうやら逃走を選ばなかった人間たちもそれなりの数いるようで、彼らは力を合わせて眼前の巨大に過ぎる化物へと決死の抵抗を繰り出していた。


「通じてねぇ……っていうか、そもそも届いてねぇし!」

「かろうじて届いた攻撃も、蚊に刺されたほどにも効いちゃいねぇな。まあこの巨体から考えりゃ当然だよな」


 とはいえ巨人型エクス・マキナにとっては、集中砲火も針の先で突かれた程度のダメージにしかならなかった。通常のエクス・マキナが纏う闇や光のオーラが存在しないため、攻撃が無効化されているというわけではない。純粋にサイズ差の問題で全く効果が無いのだ。

 またサイズ差の問題は距離感を狂わせてもいるようで、街の至る所から放たれた攻撃の三割近くは届いてすらいなかった。尤も届いた少数の攻撃も全くダメージを与えられないのだから、あまり違いは無いかもしれないが。

 純粋に威力不足で攻撃が効かないという、有り体に言って完全に詰みの状況。これには街中に絶望が広がり、殺到していた攻撃も全て途切れた。

 そしてその絶望を煽るかのように、巨人型エクス・マキナが鈍重な動作で腕を振り上げる。巨体故に途轍もなくゆっくりとした動作で鋭さは欠片も無い。しかし振り上げられた腕が雲を突き破り渦巻かせる事により、途方も無い一撃が繰り出される事を予感させた。


「あっ、これ駄目かも♡ 逝っちゃう♡」

「諦めるんじゃない、売女が! お得意の防御はどうした!?」

「それでどうにかなるような攻撃じゃないから無理よー。ガッチガチの肉棒に貫かれる処女膜みたいに貫通されちゃう♡」

「死ねっ!!」


 そして、金色の拳がサントゥアリオの街目掛けて振り下ろされた。竜巻の如く雲の尾を引きながら、膨大極まる質量が天高くから降ってくる。それはまるで隕石が落ちてくるような、人間にはどうしようもない大自然の脅威を思わせる光景だった。


「あー、ちくしょう……」

「終わり、か……」

「最後にチュー、しよ♡」

「しない」


 迫る滅びを前に、誰もが諦め絶望に沈む。

 振り下ろされる破滅の一撃を、皆が呆然と見上げる。誰も動く者はいない。今から逃げても無駄だと悟り、潔く死を受け入れようとしている。降り注ぐ隕石をどうにかする事など、誰も考えはしないのだから当然だ。

 だが、それに抗う者がたった一人だけこの場に存在する。その小さな人影は凍り付く四人の間を高速で走り抜け、地割れが起こる程の勢いで跳躍し天高く舞い上がると――


「――うりゃああああぁあぁぁぁあぁぁっ!!」


 手にした大剣で、黄金の拳を真っ正面から迎撃した。 


「うおおおおっ!?」

「おわっ!? ちょっ、何だぁ!?」


 炸裂する場発音にも似た轟音。衝撃波で周囲の建物の窓ガラスが全て粉砕され、建築物そのものも途方も無いダメージを受けて損壊する。

 しかし被害はそれだけで、同時に成果は尋常でなかった。恐ろしい事に飛び込んだ人影は隕石染みた拳を弾き返し、巨人型エクス・マキナをのけ反らせていた。


「やぁん♡ エッチな衝撃波♡」

「あ、あの一撃を弾き返した、だと……!?」


 これにはその瞬間を目撃した四人も目を丸くして凍り付く。

 どんな力自慢であろうと、どんな魔法の助けを借りようと、降り注ぐ城のようなサイズの拳を弾き返すなどまず不可能だ。だがその不可能を現実と成した存在が、跳躍した時とは打って変わってふわりと目の前に降り立った。


「――みんな、諦めちゃ駄目よ! この世界を護るために、立ち上がりなさい!」


 巨人型エクス・マキナが体勢を整え再び拳を振り上げる中、降り立った小さな人影が声を張り上げる。

 驚くべきことに、それは愛らしい一人の少女だった。エメラルドのように煌めく短い短髪と、そこから生えた可愛らしいウサミミが目を引く、兎獣人の少女。その深い藍色の瞳は鋭く細められ、戦意と気迫、そして意志の強さに満ち溢れてる。

 ミニスカートやウサミミが少女らしい愛らしさを演出しながらも、たなびくマントと小さな手に握られた巨大に過ぎる大剣がそれを彩る。迫る破滅を前に一人立ち向かい、人々を先導する小さな少女の姿がそこにあった。


「お前さんは、一体……?」

「私の名前は、ミ――ニア! この世界を護るため、大切な人たちを護るために立ち上がった、ただの村娘よ! おりゃあああぁぁぁぁっ!!」


 再び天から落ちてくる金色の拳を、今度はその場で大剣を振り被り迎撃する少女――ニア。身の丈を越える大きさの大剣は再び拳を弾き返し、尋常でない衝撃を撒き散らしながら再度巨人型エクス・マキナを後退させた。


「うおおぉぉっ!? どの辺がただの村娘なんだよ!?」

「バケモンじゃねぇか、アレ……!」


 エクス・マキナが後退する事によって発生した大地震にも似た揺れに抗いながら、壮年の男性と獣人の女性が毒づく。

 とはいえ小さな蟻が人の拳を弾き返したかのような光景が目の前で繰り広げられれば、至極当然の反応だ。一回目は偶然だの奇跡だので片付けられたとしても、それが二度も三度も続けばさすがに受け入れる他に無かった。


「――全くです。あれほどの逸材が単なる村娘など、本当に信じられませんよ」

「あら、良い男♡ 何だかお仲間の匂いがするわ♡」


 目の前の非現実的な光景に戦慄しながら固まるしかない四人だったが、不意に現れた一人の男に視線を向ける。

 一言で言うなら、その男はかなり怪しい風貌をしていた。黒ずくめの衣装で全身を覆い、同じく黒いグローブなどで肌の露出を完全にゼロにしている。特に怪しいのは空気穴や視界を確保するための穴すら見当たらない、フルフェイスの白い仮面を装着している事。露出されているのは黒い髪だけで、尻尾や角、翼が無い事からかろうじて聖人族だと判別できる。しかし有り体に言って完全に不審人物であった。


「ですが、あの子は紛れもなく一介の村娘でした。エクス・マキナという歯車の化物に故郷を滅ぼされながらも、邪神への復讐ではなく人々を護る事を選んだ、高潔な精神を持つ慈愛に溢れた少女なのです。見てください、あの子の勇姿を」


 顔が見えないもののその不審者は物知り顔で語り、兎獣人の少女に対して視線を向けるよう促す。

 色々と混乱気味の四人はその言葉に促されるまま、エクス・マキナと対峙するニアに視線を向けた。


「はああああぁぁぁぁぁぁっ!!」


 そこにあるのは、やはり巨人型エクス・マキナの拳を大剣一本で弾き続けるニアの姿。

 すでに十を越える回数続けており、そこまでやって消耗らしい消耗も見えないのが凄まじい。果たして少女ニアの強さはどれほどのものなのか。四人はまるでそれを考えて恐ろしくなったかのように、驚愕に息を呑んで再び凍り付いた。


「いい加減ウザったいわね! クソッタレのゴミ屑ゲス野郎の邪神が作り出したデカブツなんて、一撃で叩き潰してあげるっ!」 


 そう叫んだニアは渾身の力で拳を強く弾き返し、周囲に大激震を起こすほどの力で跳躍した。巻き起こったのは巨人型エクス・マキナの歩みにも引けを取らない衝撃であり、最早どちらが化物なのか分からないほどだ

 そして雲を突き破らんばかりに天高く舞い上がった所で、輝かしい光を放ち始めた大剣を振り被る。その眩い輝きは高度も相まって、まるで太陽が生まれたかのようだった。


「消え失せろ――クレセント・カラドボルグ!!」


 ニアがその大剣を振り下ろした瞬間、三日月型の光の斬撃が放たれた。それこそ本物の三日月のように巨大で、巨人型エクス・マキナの全長を上回る程に。

 エクス・マキナはこれを防御しようと動くが、あまりにも巨大すぎる故に動作が遅く間に合わない。光の斬撃はそのまま巨体にぶち当たり、一切の抵抗無く真っ二つに斬り裂いた。

 瞬間、強烈な光の柱が生じて巨人型エクス・マキナが溶けるように消滅していく。天を覆い尽くさんばかりに巨大な歯車の化物が、たったの一撃で葬られたのだった。


「あの子こそ正に、この世界に舞い降りた救世主。聖人族も魔獣族も分け隔てなく救い人々を導く、真なる勇者なのです」

「真なる……」

「勇者……」


 地上に降り立ったニアは、荘厳な光の柱を背景に威風堂々とした立ち姿を晒す。

 そのあまりにも絵になる光景と迫力に、周囲の四人や集まってきた人々は魅了されたように視線が釘付けとなるのだった――


 というわけで、壮大なマッチポンプこと16章開始です。一体この二人は何者なんだ……。


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