決行当日1
⋇ここから11章。いよいよ物語が本格的に動き出す……かも。
⋇性的描写あり
「ん……もう朝か……」
目覚まし時計(魔法で創ったものではない)のやかましい音が鳴り響く中、僕は目を覚ました。
時刻は午前五時。まだ日も昇ってないくらいに早いけど、今日はついに世界平和に向けて本格的な活動を始める日だから早起きせざるを得なかったんだ。グースカ寝てたら勇者召喚の義式が始まってて間に合いませんでした、なんて馬鹿な失敗はしたくないしね。
眠気を堪えつつベッドから出て、寝室の窓に歩み寄り外を眺める。まだ町並みも薄暗くて空も暗いからいまいち景色は良くない。でも空は雲一つなく綺麗だし、特に風も吹いてない。きっと日が昇れば秋真っ盛りとは思えないくらい、明るく過ごしやすい気温になると思う。
「良い天気だ。まるでこの世界の救世主たる僕を祝福してくれてるみたいに、どこまでも晴れやかな空が広がってる。永遠に歴史に刻まれる、世界変革の始まりの日に相応しい天気だね」
「――どこが? どっちかっていうと猛烈な嵐で土砂降りで雷鳴ってる方が相応しいと思うんだけど?」
僕がカッコつけて独白してると、ベッドの方からそんな風に水をかける声が聞こえてきた。
振りむいてみれば、愛らしい白髪赤目のロリウサギ――一般村娘ミニスが、機嫌悪そうにウサミミを縮こまらせながらこっちをジト目で睨んでる光景があった。シーツで裸の胸を隠してるのがなかなかエロいね? どうやら僕がベッドを出た時に起こしちゃったみたいだ。あるいは目覚ましのせいか。
「相変わらず手厳しいなぁ? 昨夜は3Pをした仲なのに……」
「お、思い出させるなぁ! 変態っ!」
「ぼふっ!」
昨晩の事を口にすると、一瞬で顔を真っ赤にしたミニスはデカい枕をぶん投げてきた。避けると窓に直撃してガラス割れそうな勢いだったから、仕方なく顔面で受け止める。ハハハ、枕投げかな?
ミニスちゃんは基本僕に対して刺々しい態度取るし、普通に僕の事は大嫌いだけど、命令や指示に逆らうことはまずない従順な子だからね。エッチなお願いだってゴミを見るような目をしつつも頷いてくれるんだよ。
そんなわけで決行前日の夜って事もあって特別な営みにしたかったし、3Pに引きずり込んだってわけ。そりゃあもう悔しそうに良い声で鳴いてくれたよ? 何度抱いても悔しさを忘れないでいてくれるから、これがまた滅茶苦茶楽しいんだわ。
「こらこら、あんまり騒ぐとリアが起きちゃうぞ?」
「あっ……」
しまった、といった感じの顔をしてウサミミをピンと伸ばすミニス。
そう、3Pだからベッドにはもう一人いる。優しい僕は二人とも寝てたから起こさないように静かにベッドを出たんだよ。ただミニスのせいでどうにも起きちゃったみたいで、もぞもぞとシーツが動いた。
「んー……誰かリアの事呼んだー……?」
そしてぴょこっと顔を出したのは、寝ぼけ眼の合法ロリサキュバス――リア。桃色の髪と桃色の瞳が実に愛らしい、闇を垂れ流してない時は無垢で純粋な可愛らしい幼女だ。
要するに僕はロリロリ3Pをキメたってわけ。ロリウサギとロリサキュバスとの3Pは最高だったよ。どっかの犬猫との3Pが地獄の極みみたいに思えるね?
「おはよう、リア。よく眠れた?」
「あっ、ご主人様! うん、よく眠れたよ! おはよー!」
僕が声をかけると一瞬で眠気が吹き飛んだみたいで、元気はつらつな笑顔でベッドを飛び出し僕に向かって飛んできた。素っ裸でロリボディを晒しつつ、デカい翼を羽ばたかせて一直線にね。
やっぱ避けると窓ガラスに直撃して割れそうだから、しっかり受け止めてあげました。嬉しそうに頬ずりして細長い尻尾を僕の脚に絡めてくるのは可愛いからまあ良いんだけど、デカくて邪魔な角があるから僕の胸を抉る様な動きになってんだわ……。
「ミニスちゃんもおはよー!」
ひとしきり僕と触れ合ったリアは、今度はベッドに飛んで戻ってミニスにすりすり。
うむ、裸のロリ同士が絡むのは実に絵になる素晴らしい光景だな? 実際昨晩は滅茶苦茶絡み合ってて大変捗ったしね。どうやらリアは魔将リリスから3Pについても色々と教えられてたみたいだよ。一から教えたりしなくて良いから正直助かったぜ。リリスには感謝しか無いね? まあだからといってリリスにだけ容赦したりはしないが。
「うん。おはよう、リア。リアは朝から元気ね?」
「うん! だっていっぱいエッチしたからもの凄く調子が良いもん!」
「そ、そう……やっぱこの子もサキュバスなのね……」
「お肌も髪もツヤツヤだもんねぇ。やっぱ快楽が必須栄養源なんだなって」
元気いっぱいのリアに、ミニスはちょっと引き気味だ。サキュバスが快楽を味わわないと死ぬ生き物だって事は本来秘密らしいけど、僕は仲間たちには伝えてあるからね。
そういや地下牢に閉じ込めてるサキュバスたち、段々と生気が無くなってきてたな……さすがに自給自足する元気も無いんだろうか? ここらで三日間くらい連続絶頂する魔法でもかけてあげるべきかな?
「それはともかく、今日は忙しくなる日だ。とはいえ作戦開始までにはまだ時間があるし、二度寝するなり何なりして二人とも十分に英気を養っておいてね?」
「はーい! じゃあリアはシャワー浴びて来よーっと!」
僕が着替えをしつつそう声をかけると、リアは素っ裸で部屋を出てった。恥じらいとかそういうの一切無い子供にしか見えないけど、あれでもエッチが始まると凄いんだぜ? やっぱサキュバスの血は侮れないな……。
「じゃあ私はお言葉に甘えて二度寝するわ。あんたはどうするの?」
「んー、まだ朝食には早いし、他の奴らの様子を見に行くよ。どうも地下の闘技場でやりあってるみたいだからね」
魔法で調べた感じ、キラとトゥーラはベルと一緒に地下闘技場にいた。決行当日って事で、アイツらも精神が昂ってるんだろうね。こんな日も昇ってない内から三人で闘技場利用してるとか、ちゃんと睡眠取ったのかな……?
「こんな早朝から良くやるわね……じゃあ、おやすみ」
「はーい、おやすみー」
呆れたようなため息を零したミニスは、目覚ましのセットをしてからもう一度ベッドに横になった。幾ら人間を上回る体力を持つ獣人とはいえ、まだ子供だもんね。それに昨晩は魔法で色々底上げした僕と、合法ロリとはいえサキュバスに散々攻められたんだ。二度寝も致し方なしだね。
え? 魔法使わずに素で相手しろ? 無茶言うな。こちとら貧弱な人間だぞ。一人だけならともかく、二人纏めて相手にするのに魔法使わないなんて無理に決まってんだろぉ!?
「さてさて、キラたちの様子はどんなもんかな?」
着替え終わった僕は、転移でパパっと地下闘技場の観客席に移動した。移動するのに転移しまくってて運動不足になりそうな気もするけど、毎晩ベッドの上でプロレスしてるようなもんだからさほど問題は無いと思う。無いよね……?
うん、何はともあれ今はキラたちの話だ。そんなわけで僕は観客席からアリーナの方を見下ろした。やっぱり朝からテンション高いみたいで、ベルを相手にキラとトゥーラが二人で頑張ってたよ。
『くたばりやがれぇ!!』
そんな風にくぐもった声で叫び飛び出すのは、固まった血液みたいな赤い髪と赤い瞳を持つ猫獣人の女の子、キラ(連続殺人鬼)。実は小柄で意外とロリで、本人の性格や趣味嗜好に反して可愛らしい猫耳や猫尻尾を持ってるんだけど――今はデカくて真っ黒な狼みたいな姿になってて面影が欠片も無いね。
あれはユニオン・スライムと融合した時の全能感が忘れられなかったキラが、自分の力で再現した一種の強化形態みたいなもんなんだけど……最初に比べて完成度が半端ないね? 初めの頃は手足だけとか、全身でも若干小型とかだったのに、今じゃ完全に再現できてる感じだ。
『オラアアァアァアァアァァッ!!』
文字通り獣の如き脚力で突進したキラが、黒に包まれた凶悪な鉤爪を一閃。五つの黒い閃光が宙を駆け、敵の身体を見事に切り裂き輪切りにした。
そして輪切りにされたのは白髪赤目のウサギ少女であるミニス――ではなく、黒髪青目という色違いでメイド服に身を包んだミニスそっくりの別人。そう、みんなご存じ冒涜的な魔将ベルフェゴールだ。SAN値直葬される醜悪極まる外見と声を僕が与えた魔道具で偽り、僕に誠心誠意尽くして一生懸命に働いてくれる最高のメイドさ。ちなみに本来の姿を思い浮かべると急速に萎えるから手は出してません。
そんなメイドがダルマ落としみたいな形に六等分されたけど、僕は特に思う所は無い。だって輪切りにされたって思った直後には、もう巻き戻る様にくっついて傷なんて無くなってるんだもんよ。むしろどうやったら殺せるのか知りたいくらいだわ。
「フフッ、強くなったな? 最早当然のように私の身体を切り裂いてくるとは……感動で胸がいっぱいだぞ?」
『一瞬で元に戻りながら言うんじゃねぇ! いい加減死にやがれ!』
この理不尽にはさしものキラも激おこだ。でもベル当人は感動で胸が熱くなってるみたいに、凄い嬉しそうに目を閉じて何度も頷いてる。最初はそもそも肌に傷を入れる事すらできなかったもんなぁ……。
「では、今度は私の番だな! 行くぞ!」
ひとしきり感動したベルは意識を切り替え、腰を深く沈めた。そして――轟音と共にベルの足元の大地が砕けて弾け飛び、猛烈な地震が巻き起こった。
嘘みたいだろ? これ技や魔法じゃなくて、単に地面を蹴って飛び出しただけなんだぜ……?
『チッ! 変身がこれ以上もたねぇ……!』
揺れ動く大地と散弾の如く吹き飛んでくる砕かれた岩盤の数々、そして変身の限界時間によってキラは思うように身動きが取れてなかった。もちろんそれを見逃すようなベルじゃない。相変わらず一歩ごとに破壊と地震を巻き起こしながら、一直線にキラへと向かう。
「さあ、くらえっ!」
「クソッ……!」
そして振り被られる右の拳。それが放たれた時の威力は最早語る必要も無い。さしものキラでも、ましてや変身が解けて生身を晒しつつある今の状況じゃ、直撃すれば花火みたいに弾け飛ぶしかない。
「――あま~いっ!」
だけど拳が振り抜かれる直前、吹き飛ぶ岩盤と空中を蹴ってイカれた挙動を描きながら、一人の犬獣人の少女が二人の間に降り立った。短い黒髪に銀色の瞳、そして愛らしい犬耳ともさもさの尻尾。もちろんそれは皆ご存じ変態クソマゾサドワンコ、トゥーラだ。
どうにもコイツは僕がこの場に現れた事にすぐ気が付いてたっぽいし、たぶん僕に良い所を見せるために自らベルの前に飛び込んだんだろうね。そんな真似をするなら、当然素晴らしい結果を残す自信があるはずで――
「……フフ、ハハハハハ! 私の一撃を受けて揺るぎもしないか! 貴様らには驚かされてばかりだな!」
驚いたことに、トゥーラはベルの拳の一撃を重ねた両手でしっかりと受け止めてた。衝撃だけでも甚大で致命的なはずなのに、巻き起こったのは振り抜かれた拳に伴う暴風だけ。衝撃自体はまるで余すところなく受け止めたみたいに、欠片も発生してない。これにはベルも最高に嬉しそうに笑ってるよ。
どうやらトゥーラもトゥーラで新たな技術がほぼ完成に近づいてるみたいだ。以前にベルの一撃が重すぎて衝撃を逃しきれなかった反省から、巨大すぎる衝撃を殺す技術を磨いてたみたいなんだよ。
ただそれが「一万の衝撃を一万回に分けて受け止めれば、実質ダメージは一が一万回だけ!」とかいう頭の悪い理論を元に修行してたっぽいんだよね。最初何言ってんだこの馬鹿はって思ったけど、実際上手く行ってるのを見ると顎が外れそうになるね。これが天才が努力した結果ってやつか……。
「そりゃあ文字通り死ぬほど鍛錬したからね~! この程度捌けなければ主の犬は名乗れないさ~!」
そこから始まるベルの致命的な一撃の乱打を、トゥーラはその技術で一歩も引かずに受け止めていく。チラチラと観客席の僕に視線を向けながらね。めっちゃ褒めて欲しそう。つーかだいぶ余裕だな、オイ?
しかし三人とも楽しそうに鎬を削ってるなぁ。死を間近に感じながら行うバトルはそんなに楽しいですかね? まあ僕も分からないでも無いしたまにはやりたいと思うけど、立場上本当に死ぬ事が許されないからなぁ……。
「――よっしゃ、たまには僕も混ざるぞ!」
「あ?」
「お~?」
「むっ?」
とはいえ、これはちょうど良いチャンスだ。実は前々からベルを無力化する方法を画策してたけど、自然に試せる機会が一度も無かったんだよね。でも今この場なら乱入して遠慮なく試す事が出来る。キラとトゥーラも巻き込むことになるけど、まあそこは我慢して貰おう。
というわけで、突然アリーナに飛び降りてきた僕に目を丸くする三人に向けて、ゆっくりと右手を向けて魔法を放った。
「――絶対零度」
結果、僕の右手のやや前方から扇状に広がる空間全てが、一瞬で凍結して氷の中に沈み込んだ。もちろんベルたち三人も瞬く間に氷像と化したよ。あらゆるものを氷漬けにして封印する絶対零度の世界。さすがにこれならベルも無力化できるやろ……。
「――いや~、びっくりした~。まさか主が参戦してくるとは思わなかったな~?」
「技量もクソもねぇ力技で纏めてぶっ飛ばすとか、テメェやる気あんのか?」
「アッハッハ。何か盛り上がってたから凄く楽しそうでついね?」
しばらくして氷像からキラとトゥーラを叩き出した後。二人はまるで暖を取るように僕に纏わりつきながら、それぞれ上機嫌と不機嫌で語り掛けてきた。
まあトゥーラはともかく、ひりつくような命のやり取りを楽しんでたらしいキラからすれば水を差されたも同然だから、機嫌悪くなるのも無理は無いね。その割にはべったりくっついてきてる辺り、もしかしてトゥーラ同様に褒めて欲しいんだろうか?
「……二人とも滅茶苦茶成長したねぇ? 色んな意味でびっくりだよ」
「だろ~!? 主の力となるために血反吐を吐きながら頑張ったのさ~!」
「役立たずのクソ猫なんてもう言わせねぇ」
とりあえず褒めてみると、二人は渾身のドヤ顔を晒してきた。どんだけ褒めて欲しいんだよ、お前ら。もうちょい野生を思い出せ。
「よしよし。これからも僕のためにその力を振るってくれると嬉しいな? 期待してるよ、二人とも?」
「任せたまえ~! 主の敵は私が打ち滅ぼしてあげよ~!」
「ヘッ。テメェの期待を遥かに上回って目玉を飛び出させてやるぜ」
性癖とか性格とか諸々が悲劇的な割にはかなり従順な良く分からん奴らだけど、扱いやすいに越した事は無い。普通に戦力面でも期待してるし、ここは素直にそれを口にして二人の頭を撫でたり喉を擦ってやったりしたよ。
二人ともキリっとした顔で何か言ってたけど、すぐにワフワフ言ったりゴロゴロ喉を鳴らし始めたのが印象的。もう孤独な一匹オオカミには戻れないねぇ?
「……それにしても、さすがはご主人様だ。私も氷の中から抜け出るのに苦労したぞ」
「何で苦労した程度で絶対零度の中から抜け出せるんですかねぇ……?」
感心したような声にチラリと視線を向けてみれば、そこには当然のようにベルが控えてる。
うん、凍結封印はダメでした。氷結させたまでは良かったんだけど、コイツ五秒くらいで自分で内側から氷を砕いて出て来たもん。分子の運動すら停止させる絶対零度は継続中だったのにねぇ? 何で当たり前みたいにその中で動いて自分で脱出できるんですかね? どうなってんだ、コイツのポテンシャル……。
「……それはそうと、朝っぱらからここでコイツらの特訓に付き合ってて良いの? 朝食の準備とかは?」
「うむ。今日の朝食は部下たちに任せているぞ。さすがにミラ一人だと厳しいだろうが、人手が増えたおかげで余裕が生まれたからな。たまには私が外れても平気だろう」
「ふーん……」
ミラを加えてメイドが二人、そして執事が一人増えたおかげで、ベルも仕事にだいぶ余裕ができたみたいだ。最近は二十四時間ぶっ通しで働くのをやめて、趣味の園芸に手を出してる光景を良く見るよ。まあそれ以外で休憩してる光景は見たこと無いけどね。まさか今まで一睡もしてないとか、それはさすがに無いよな……?
「よ~し! 主と触れ合って英気もたっぷり養った! さあ、続きを始めようじゃないか~!」
「今度こそテメェを捻じ伏せてやる。覚悟しやがれ」
僕との触れ合いで二匹も満足したみたいで、戦意を漲らせながらアリーナの中央辺りに走って行った。朝から元気だなコイツら?
「というわけで、私はもう一回奴らとやりあってくるぞ! やはり身体を動かせるのは気持ちが良いな!」
「いってらー」
ベルの方もまだまだやる気満々みたいだし、全員合意の上で殺しあってるなら特に止める必要も見当たらない。だから僕は軽い足取りでキラ達の所へ向かうベルを手を振って見送ったよ。何にせよ仲が良いなら何よりだ。多人数が同じところで暮らすに当たって一番大切なのは人間関係だからね。
「ふむ……それじゃあ次はメイドたちを見に行ってみるかな?」
とりあえずここは十分確認したし、今度は朝食の用意をしてるであろうメイドたちの様子を見に行こう。そう決めた僕は遠くの方でベルが放った踵落としが巻き起こす衝撃波がこっちに到達する前に、転移でさっさと場所を移した。ただの踵落しで隕石落下したみたいになるの絶対おかしいだろ……あいつどうやって殺せばいいのかなぁ……?
いよいよ本格的に物語が始まるので、最初の方は改めて登場人物紹介を兼ねたみたいなお話。次回はクルス邸のメイド二人と執事の紹介になります。尤もその中でまともなのはメイド一人だけですが。この屋敷の狂人率が高すぎる……。
あと区切りの良い所なのでタグもちょっと改変しました。わりと適当につけてたの否めないし……。