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悪逆非道で世界を平和に  作者: ストラテジスト
第9章:忙しない日々
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邪悪なる神

⋇都合により三人称視点





 その日、世界は何事も無く回っていた。平和とは言い難い悪意と争いに満ちた世界だが、それでも人々は普段通りに何の変哲も無い日々を過ごしていた。子供たちは大いに遊び、奴隷は謂れの無い暴力に苦痛の叫びを上げ、男女は愛と子供を育み、犯罪者は己が暗い欲求を満たすために暗躍する。

 程度や幸不幸に違いはあれど、人々は今日も特別変わった事など何も無い一日を過ごしていた。


「はあっ……」


 それは聖人族の国の街――アリオトでもまた同じ。領主の屋敷の執務室で、一人の少年が昨日も一昨日も零したのと同じ、物憂げなため息を零していた。

 彼は首の後ろで一本に束ねた長い銀色の髪を持ち、宝石のように綺麗な青緑色の瞳を持つ線の細い美少年。そんな彼が物憂げなため息を零す様は、まるで一つの絵画のように絵になる光景であった。幼い少年が好きな女性たちが見れば、たちまち黄色い声を上げるのは間違いない。

 その上、彼は厳密には少年ではない。少年の外見をしているが、その背には大きく真っ白な翼が四枚も存在を主張している。数千年前、聖人族を守護するために生まれた存在――大天使。その内の一人が彼、ラツィエル・コクマーであった。


「全く……いつもいつも、ふざけた事をしてくれる。これは僕に対する挑戦状と取って差し支えないのかな?」


 そしてラツィエルの物憂げだった表情は、手元の書類に視線を落とした瞬間不快気に歪む。

 その書類に記載されているのは、昨晩街で発生した殺人事件の詳細であった。内容は実に凄惨なものであり、被害者は鋭利な爪で首を切り裂かれて殺された上で、両の眼球を抉り取られた状態で目立たない裏路地に打ち捨てられていたとの事だ。

 何より酷いのはこれが連続殺人事件だという事。犯人である通称ブラインドネスは、ここ最近は三日に一回ほどの頻度でこんな事件を起こしているのだ。しかも最近では遺体に凄惨な拷問の痕まで見られるようになっており、ブラインドネスの狂った欲求がエスカレートしているのは明白だった。


「これは模倣犯を処刑した事に対するあてつけか? だとすると、あの薄汚い裏切り者は本物のブラインドネスと繋がっていたのかもしれないな……」


 ラツィエルはそう呟き、以前この屋敷で起こった出来事に思いを馳せる。

 およそ三ヵ月前、魔王を討伐するために新たな勇者が異界より召喚された。今回の勇者はとても好感の持てる忠実な人間であり、ラツィエルもなかなか気に入っていた。しかし恐ろしい事に、その勇者の仲間には連続殺人鬼のブラインドネスが紛れ込んでいたのだ。これにはラツィエルも相当驚いた。

 無論勇者の仲間だからといって罪に問わない、などという事はありえない。同族を殺し尊厳を冒すなど、最大の罪であり禁忌だ。故にラツィエルは手ずからブラインドネスを処刑しようとしたのだが、真実を知った勇者自らが処刑を行ってくれた。その行動にはラツィエルとしても深い感銘を受けたものだ。勇者の死という訃報が届いた時、ほんの僅かとはいえ残念な気持ちになってしまう程度には。

 とはいえ処刑が行われたにも拘わらずブラインドネスによる犯行が続いている辺り、恐らく勇者の仲間に紛れ込んでいたのは模倣犯か信奉者の類だったのだろう。ラツィエルの街で三日に一度という頻度で犯行が行われている事を考えるに、間違いなくこれは挑発か復讐の類だ。あの裏切り者が本物のブラインドネスと近しい存在だったのは確かだろう。


「何にせよ、死体を始末してしまった以上は今更考えても仕方ないか。尋問出来なかった事が悔やまれるな……」


 しかし考えてもどうにもならないため、ラツィエルはもう一度物憂げなため息を零す。

 処刑された模倣犯だか信奉者の死体はさっさと処理してしまっため、最早残っているものは何も無い。本性を現した途端に勇者が処刑したため、情報を得る事も出来なかった。あの時は勇者の行動に深い感銘を受けたとはいえ、さすがに尋問して情報くらいは抜き出すべきだったかもしれない。

 あるいは死体を調べ、何か本物に繋がる手掛かりが無いかを探すべきだった。というより情報を聞き出す前に殺してしまったのだから、絶対にそうするべきだ。しかし、何故か気が付いたら死体は処分されてしまっていたのだ。

 どうにも不可解だが、ラツィエル自身にはしっかりと死体を処分する命令を下した記憶がある。恐らく勇者の聖人族に対する献身と愛に胸を打たれ、気が昂って正常な判断ができていなかったのだろう。それくらい今回の勇者は素晴らしかったのだから。

 そんな素晴らしい駒である勇者が死んでしまった事に、ラツィエルはもう一度ため息を零した。


『――我が声に耳を傾けよ、この世界に蔓延る薄汚い害虫どもよ』

「なっ!? なんだ、この声は!?」


 その瞬間、ラツィエルの脳裏に何者かの尊大極まる声が響いた。







 その声はラツィエルにのみ聞こえた幻聴の類では無かった。普段通りの日々を過ごしていた者たち全ての頭の中に響く声だった。突如として聞こえてきたその声に、皆が日常の手を止めて混乱や困惑を示していた。


『我こそは邪神クレイズ。女神カントナータによって封印されし、世界の破壊者なり』

「あらあら、一体何が起こってるのかしらね? さすがのお姉さんもびっくりよ?」


 声の主の名乗りに驚きを示しつつも、朗らかな雰囲気を崩さず苦笑で済ませるのは一人の女性。輝く青い髪を長い三つ編みにしており、その瞳はサファイアの如き輝き。端的に言って美女である。

 突然脳裏に邪神を名乗る声が響いたにも拘わらず、その女性は余裕のある反応を示していたが、それも当然の事だった。彼女はただの人間ではない。背中にはラツィエル同様、四枚の白く大きな翼が生えている。

 彼女は聖人族の国、その国境の砦を守護する大天使。そして数多の聖人族の母でもある、大天使ザドキエル・ゲドゥラーであった。


「みんなー? この声はみんなにも聞こえてるのかしらー?」

「は、はい! まるで頭の中に直接響いてくるように聞こえます!」

「自分たちもです! これは一体……!?」


 ザドキエルが国境の兵士たちに呼びかけると、困惑に満ちた様子ながらもしっかりと答えが返ってくる。

 反応を見るに、砦内の魔獣族奴隷にも声が聞こえているらしい。そして邪神の言葉が正しいなら、この声は国境の砦内だけではない。恐らく世界中に広がっている。ザドキエルはそう判断した。

 

「考えるのは後にして、とりあえずこの声の主――邪神クレイズとやらのお話を聞きましょうか? 何だかかなり大事になりそうな予感がするものね」

「はっ!」


 聞いただけで害が出そうな類のものではなさそうなので、ひとまず情報を集めるためにも聞き役に徹することにした。

 長い時を生きてきたザドキエルには邪神クレイズという存在など記憶にない。しかし相手がどのような存在であれ、世界中の人間たちに自らの思念を届ける事ができる驚異の魔法を操り、それを可能にする規格外の魔力の持ち主である事は確実だ。情報を集める事はむしろ急務とも言える行動だった。


『害虫どもよ、貴様らに礼を言おう。貴様ら害虫どもが長きに渡り醜く無意味な争いを続けたおかげで、我が力の源である負の感情が世界に満ちた。それこそ意識のみとはいえ、封印を突破し自由を得られるほどにな』

「なるほどね。戦争が原因で負の感情が世界に蓄積して、力を得た邪神が封印を破ろうとしてるってことかしら。これが事実なら、魔獣族以外にも厄介な敵が増えちゃいそうねぇ……」


 今の発言で分かった事は三つ。

 一つは邪神の力の源は人々の負の感情だという事。恐らくは妬みや嫉み、怒りや憎しみ、殺意といった暗い感情だろう。争いのおかげで世界に満ちた感情と言えばそんな所だ。

 二つ目は、今の邪神は意識のみが解き放たれた状態だという事。本体とも言える肉体は未だ封印されたままなのだろう。意識だけの存在でありながら、世界中の人々に思念を伝えられるほどの魔力を持っているのだから恐ろしい。

 そして三つ目は、遠からず完全に邪神が封印から解き放たれるという事。負の感情を発生させなければ邪神が完全に解き放たれることは無いだろうが、この争いに満ちた世界ではそんな事は絶対にありえない。例え今すぐ聖人族と魔獣族が和平を結んだとしても、長年積み重ねてきた敵対関係や確執は消えない。例え表面上は穏やかに過ごせたとしても、内側で負の感情が渦巻き沸き上がるのは明白だ。邪神の完全復活は最早確定された未来に等しい。


「難しいわねぇ? 今更簡単に仲良しこよしなんてできるわけもないし、考えられる対策としては……なるべく早めに魔獣族を滅ぼしちゃう事くらいかしら?」


 故にうんうんと唸った後、ザドキエルの頭に浮かんだ対策は早急な殲滅だけだった。生み出される負の感情は加速するだろうが、それを覚悟して早急に元を絶つ事。出来る事はそれくらいだろう。

 とはいえ、対処方法を決めるのはザドキエルの役目ではない。彼女の役目は砦を守護し、可能な限り魔獣族を国に侵入させない事だ。


「みんなー! ひとまず砦の警戒を強化してー! この機に乗じて攻め込んでくる輩がいないとも限らないわー!」

「了解っ!」


 なので兵士たちにそう命じ、警戒を強化しておく。そしてザドキエルは自らも物見の塔へと向かい、邪神の話に耳を傾けつつ警戒に当たることにした。激動の時代が訪れる予感を、ひしひしと感じながら。







 邪神の声は世界中の人々の脳に響いている。無論それは魔獣族も例外では無い。国境を挟んで向かいの魔獣族の国でも、聖人族の国同様の混乱が巻き起こっていた。


「ふ、負の感情が、エネルギー源……!?」


 そんな中、魔獣族の砦で一人の少女が驚愕の呟きを零す。

 彼女は砦の中でも極めて異質な存在だった。まるで寝起きのようにボサボサの長い黒髪、そして怯えを孕んだ赤い瞳。いまいち覇気も強さも感じられない情けない姿だが、それに反して力強さを感じさせる鱗の生えた肉厚な尻尾と翼を持っている。

 規律正しい兵士たちの中で酷く目立つ存在であるが、それも当然の事。何故なら彼女こそ魔獣族を守護する存在である魔将の一人――ルキフグス・シェリダーなのだから。


「ルキフグス様!? 何か思い当たることが!?」

「ひえっ……!」


 思わず零してしまった呟きを、近くにいた兵士たちが耳聡く聞きつける。そして全員が酷く真摯な目を向けてくるが、その圧に耐え兼ねてルキフグスは思わず怯えて後退ってしまう。


「ご、ごめん、みんな……負の感情が、エネルギー源なら……わ、私が、一番の原因、かも……私、ね、根暗だから……」

「ええっ!? いや、そんな事無いですよ!?」


 ルキフグスの告白に、兵士たちは全員が首を横に振った。

 しかしルキフグスは間違いなく自分が原因だと思っていた。何故なら彼女は常に根暗で陰気で負の感情に満ちていて、彼氏の一人もいないぼっちなのだ。負の感情をエネルギー源にするなら、ルキフグスほど適した燃料源は存在しないだろう。


「ううっ……ご、ごめんね、みんな……私の、せいで……」


 知らず知らずとはいえ、明らかに危険な存在と思われる邪神にエネルギーを提供していた罪深さ。こんな自分に生きている価値など無いだろう。ルキフグスはポロポロと涙を零し皆に懺悔しながら、ゆっくりと刀を取り出した。そしてその切っ先を自らの腹部へ――


「と、止めろーっ! ルキフグス様がご乱心だー!」

「早まらないでください! あなたのせいじゃありません!」


 突き立てようとしたところで、兵士たちが飛び掛かってきて必死に自刃を止めようとしてきた。

 罪深い自分の死を止めるとは、みんな何て優しいのだろう。彼らのためにもますます自分は死ななければならない。なのでルキフグスは嬉しさに頬をだらしなく緩ませつつ、兵士たち数十人による物理的・魔法的拘束を受けながらも、じりじりと自らの腹部に切っ先を近付けて行った。


『故に感謝するぞ、害虫ども。そして命令しよう。更に争い、殺しあえ。そうして発生した負の感情が我が力を増大させる。殺意と憎悪を漲らせ屍山血河をこの世界に築き、我に死者の無念と怨嗟の叫びを捧げるのだ』

「ほら、邪神何とかもそう言ってます! 憎悪とか殺意とか無念とか怨嗟を糧にするらしいですよ! ルキフグス様は原因じゃないです!」

「え……そう、なの……?」


 しかし聞こえてきた邪神の言葉に、自刃の手を止める。

 確かにルキフグスは負の感情に満ちているが、別に無念や怨嗟は抱いていない。確かに聖人族には憎悪を抱いているものの、別に殺意とまでは行かないのだ。ただ愛する魔獣族たちの敵であり、向こうも襲ってくるから積極的に殺そうとしているだけ。邪神の言葉を信じるなら、エネルギー源にしている負の感情の方向性がルキフグスの抱いているものとはかなり異なっていた。


「そうです! それにルキフグス様は根暗なんかじゃありません! ちょっと人見知りで恥ずかしがり屋なだけです!」

「その通りです! それに私たちは貴女がとても心優しい人だという事を知っています! なのでどうかその物騒なモノをしまってください!」

「そ、そう、かな……えへへ……」


 そして畳みかけるように、部下の兵士たちが必死な笑みを浮かべて褒め殺しにしてくる。

 例え自刃を止めるための嘘であろうとも、ルキフグスは悪い気はしなかった。なので言われるまま刀を鞘に収めると、彼らはようやく安堵したような笑みを浮かべてくれた。






『――さすれば、我は封印から完全に解き放たれるだろう。害虫どもよ、精々縄張り争いにも劣る醜い争いを続け、我に誠心誠意尽くすが良い。ククク、ハハハハハ、ハーッハッハッハッハ!』

「……声がやんだ。言いたい事は、全て言った感じ?」


 自称邪神は醜く争い続けろという高慢な命令を下すと、高笑いを披露してそれきり沈黙した。邪神の言葉に耳を傾けていたとある少女は、緊張の糸が途切れてほっと胸を撫で下ろす。


 彼女は誰がどう見ても見た目幼い少女だった。その美しい桃色の髪と瞳も相まって、愛らしい着せ替え人形のようにも見える。しかしその側頭部からは酷く不釣り合いな大きく立派な角が存在を主張しており、背中には身体を容易に包み込めるほど巨大なコウモリ染みた翼が生えていた。

 黒く細長い尻尾も生えているため一見悪魔の少女にも見えるが、実態は更に上を行く。彼女は魔獣族を守護する魔将の一人、男たちの楽園であるルスリアの街を守護する、全てのサキュバスの始祖たるサキュバス・クイーン。魔将リリス・アィーアツブスだ。


「邪神クレイズ……リリス様、聞き覚えはありますか?」


 リリスに固い声でそう尋ねてくるのは、右腕であり有能な秘書でもある悪魔の女性レタリー。普段からキツめの表情をしている彼女もさすがに今は顔が強張っており、額にはうっすらと冷や汗が伝っていた。さすがに彼女も突然脳裏に響いた邪神の声には肝を冷やしたのだろう。


「……ううん。少なくとも、ボクは聞き覚えない」


 レタリーの問いに、リリスは首を横に振る。女神なら知っているが、邪神の方は初耳だった。さしずめ邪悪なる神だから邪神という所か。所業に関しては女神の方も邪神と言って差し支えないが、先ほど脳裏に響いた声は明らかに男性のものだった。


「でも、強大な存在である事は確か。街の騒ぎを見るに、あの声は少なくともこの街全体には届いていた。口振りからすると、もっと広い。たぶん、世界中に届いている」

「世界中の人間に思念を届ける事が出来るほど、強大な力を持った存在……実に危険ですね」


 レタリーもその脅威の大きさを理解しているようで、ごくりと息を呑んでいた。

 世界中の人々に思念を伝えらえるほどの魔力を持った何者か。もしその強大な魔力が攻撃に使われたら、果たしてどれほどの被害が出るのか。想像するのも恐ろしいほどだった。

 そして仮に邪神の言葉が全て真実だった場合、封印から意識のみが自由になっただけでこのレベルなのだ。もしも完全に封印から解き放たれれば、それこそ未曽有の大災害を引き起こすだろう。


「邪神クレイズが本当に神なのかどうかは分からない。でも、警戒するに越した事はない」

「そうですね。そんな存在が悪戯であんな真似をするとは思えませんし」

「それから、この機に乗じて聖人族が攻めてくる可能性もある。だから街の警戒レベルも引き上げて欲しい。巡回の兵士も増やして、住民にも警戒を促すのを忘れないように」

「了解しました。早速伝令を出します」


 リリスの命を受け、レタリーはすぐさま魔道具を用いて兵士たちに命令を下した。

 仮に聖人族が攻めてくるとしてもまずは国境の砦が鬼門になり、ここまで攻めてくる事は早々ない。しかし聖人族には勇者というほぼ単騎で動ける兵器が存在するのだ。以前に魔獣族の国に侵入してきた勇者たちの討伐報告が上がっていない以上、警戒するに越した事は無かった。


「お願い、レタリー。それじゃあボクは、もう少し眠る」


 命令を下したリリスは、満を持してベッドへ戻った。実はついさっきまでぐっすり眠っていたのだが、脳裏に邪神の声が響いて叩き起こされてしまったのだ。そのせいで素っ裸のままレタリーと真面目なお話をする羽目になったわけである。


「ダメです。忙しくなりそうなんですから、二度寝しないで仕事をしてください」

「酷い……ボク、睡眠が必要な子供なのに……」


 しかし事が事なので二度寝を許して貰えず、尻尾を掴まれベッドから強引に引きずり出されてしまう。レタリーは有能なのだが、かなり厳しい所があるのがたまに瑕である。

 しかし幼女の見た目に騙されず甘やかす事も無く接してきてくれる彼女だからこそ、リリスは深く気に入っているのだ。故に二度寝は諦め、仕方なく仕事を始める事にした。しかしこのままだと全裸で人前に連れていかれかねないので、まずはしっかりと着替えをしてから。





ここから9章です。今回は邪神のご挨拶、及び時々出さないと作者が忘れそうになる人たちのお話でした。誰の部下になりたい?

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