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レッツ教習所

これは実話であり、非公式記録、素人なりの分析、関係者(本人)の証言を基に構成しています。


フィクションじゃねーのよ(特定界隈向けの文章)




まぁ、世の中に教習ブログなんてありふれてる。特に俗称「チューメン」というやつは遥か いにしえの時代から存在していた免許なのだから余計に。時は現代、バイク教習が辛い、延長しまくり、やっぱ教習所を辞める・辞めそう、そんなブログはもう文字通りにゴマンとあるわけだ。

じゃあなんで書くか。


ぶっちゃけ、言うほど辛いもんか?って感想が出てきたからだ。


そも、僕が「ん?」と思ったのは、我が将来の愛車であるヤマハ・SR400の事を調べていたときのこと。とあるツーリングキャンプブログの主がSR400に乗っていて、納車前の懸念事項とそれに対する納車後の感想を書いてくれていた。「荷物が積めないのでは?」に対して、「割と積める、問題ないよ」といった具合にね。うち、懸念事項「遅いのでは?」に対して「遅い(デカ文字)」「遅いっピ!」「だから何」と続けざまに答える様はなかなかに名文で笑ってしまったが、それは本筋とは無関係。


そのブログ内では免許取得に関する文面はシンプル極まるもので、簡単な取得経緯の説明を除けば「普通にやれば取れる、以上」のような形で終わっていた。一本橋?スラローム?何を言っているんです、あんなん余裕ですよ、書くほどの価値もない。そう言われたような気すらして、未だ教習を受けていない自分としては、「カァーッ!!センスのあるやつは有るんだなぁ!!」くらいに半ば嫉妬のようなものすら芽生えてしまう始末だった。その前にバイク教習ブログで辛い辛いと読んでいたなら、尚更そんな気持ちを抱いてしまっても仕方のないことだとは思う。そして教習が始まった。1時限目は完全に停車状態で引き起こしや押し方、各部の操作法であったから、実質的な教習開始というのは2時限目から。僕の前に聳え立つ、バイクブログで散々読み散らかした一本橋、スラローム、S字クランク坂道発進という単語達。それらの課題をこなしていき、現在は第一段階の8時限目までクリアしている。次の時限で見極めということになるのだが、正直な感想を言おう。


「普通にやれば取れる、以上!」


......そう、苦戦する課題もそりゃあもちろんあるのだが、ぶっちゃけ、普通にやれば取れるって感想しか出てこなかったのである。今までバイクブログで読んできた難関共って何?え、これのこと言ってる?

ひょっとしてバイクブログ君さぁ、イージーモードがいかに辛いかを書く練習でもしてる???


生存バイアスという言葉をご存じだろうか。詳しい説明はWebに丸投げするが、早い話、このケースの場合は「教習所ラクチン組はブログなんて書かないからそういう情報が回ってこない」「教習所ヒーヒー組は情報共有のために積極的に発信するので情報が出回る」という状況に陥ってるんじゃないかな、という事が言いたい。生存バイアスとは真逆の、言うなれば苦難バイアスである。影ではブログも書かなければ反応もしない何万人が、特に辛いと思うことなく教習所を卒業しているのだ。じゃあ書いてやろうじゃねえか、苦難バイアスを乗り越えて、「あんなんラクショーだよ、行きゃあ通るって乗れる乗れる!バイクなんか楽チン!」って意見をよ。そんな訳で、教習が辛い辛いと言われ続けるとこっちも辛い気がしてくる。だからこの文が「バイク教習、つらそぉー」なんて人達に届いて、「そんな楽なら、行ってみっぺ!」と教習所に通う切っ掛けになってくれたりしたらこれ以上ない幸いである次第。


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